アーカイブ:2024年5月

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ある意味で…珍しく「手が空いている」カタルにとって、「株を買うチャンス」になっています。しかし…ずっと年初から思っていることですが、なかなか…「理想通り」の展開を迎えることが出来ません。

カタルが「考える条件」が、なかなか…揃わないのです。

結局、今までの経験では、無理をして「こじつけ」…無理をして買いたくもない株を買った場合、大概のケースで、その後の結果は良くありません。結局、また「整理」を強いられます。そうか…と言って、「何もしない」のは、どうしても「咎め」を抱くのです。一種の「罪悪感」です。

カタルは長年、証券マンとして「ノルマ」に追われてきました。この意識は、非常に強い観念で「心」を縛っています。現役時代に「ノルマ」を達成できなことは、たぶん…「一度もない」と思います。常に…「他人の分」を被って来ました。だから…どんなにノルマがない世界が羨ましいか…。やったものでないと、分からないのでしょう。故に…他人の分を被らずに済む…「歩合生活」を、歩んだとも言えます。やっただけの成果が、報酬になるのですから…カタルにとって、「理想的な仕事」でした。

しかし、今度は下がると思っている株を…と言うか、駄目だろうと思っているのに、顧客にも株を、勧められないのです。

故に、生活は出来ないのですが「サラ金」で凌ぎ…友達の借金で凌ぎ…セールス活動を止めたのです。約2年間の苦悩でした。そうして転職を決意したのが、この「IRNET」の始まりです。株式投資は、難しくはありませんが、自分の「心を制御する」難しさを感じます。昨日もメールを頂いたのですが…皆さんの多くは「自己中心的」な発想です。

株式市場は「相手の気持ち」にならないと…駄目なのです。

買い方は「売り方の気持ち」を考えて行動をします。それに「小型株」と「大型株」の違いも大きいのですが…それを理解できない人。更に「市場要因」と「個別株要因」の意味も理解できない人が、如何に多い事か…嘆かわしい思いです。

リスクを取らなくては、リターンは絶対に…得られません。しかし、都合よく「リターン」だけを考える人は、実に多いのです。まぁ人間ですから、誰でもそうなのです。カタルだって「自己中心的」な考え方をします。でもなるべく…「客観評価」に務めようと思っています。

この客観評価、例えば…今の株価の「調整場面」は仕方がないのです。

日経平均株価の日足推移

その客観評価は200日線との「乖離」度合いでしょう。今は長年、抜けなかった…バブル期の最高値の38915円を抜いて「一服している」場面です。前の調整過程に当て嵌めるなら…昨年の8月の辺りに、今は時間的に位置しているのでしょう。ようやく…75日線にタッチした所です。だから…別にこの調整過程を楽しめば、それで良いのでしょう。故に「無理をしない投資」をしましょう…と述べています。どうせ…どの銘柄も大きく上値を伸ばせる段階ではありません。

基本的に、全体が調整波動ですから…下がる確率は高く、逆に上がる…確率は低いのです。故に「空売り筋」が有利とも言えます。でも逆説的には「買い場」なのでしょう。

しかし仮に…株価が上がったとしても長く続かずに…株価も大きく伸びません。でも昨年もそうですが…抜けそうで、抜けない高値圏を…これから何度か、試すのでしょう。そうして高値圏での「利食い消化」になります。昨年の事例が、参考になると思ったのでチャートで比較しています。

ここから半年近く…強含みの「横ばい波動」なのでしょう。カタルはそう思っています。いくつかの銘柄に「変化の兆し」がみられますが…まだ早いのでしょう。

皆さんの多くは、カタル同様に「朝三暮四」の口です。でもゲリラ戦で、「大きな成果」を得られるほどの技量は、カタルにはないのです。「無理な注文」をされても…無駄でしょう。今は無理をせずに、粛々と…「玉を集める」場面なのでしょう。

そうして…株価が噴いたら、迷わずに「微益で利食い」を優先させます。ある意味で「薄利多売買」路線です。同時に、「丁寧な観察」が必要です。その銘柄の資質が問われます。

やはり観ていると…全体相場が、つまり市場要因が悪化していても、値動きの強い銘柄があります。そのような株は、必ず…上がるものです。

だから丁寧に…「自分が持っている株」や「関心を持っている株」を観察することです。出来るなら…少しずつ、株を買うと「より一層」の臨場感を得られます。やはり机上論より「実践」に勝るものはありません。

「野村証券」(8604) の日足推移

本日は880円の指値で「野村証券」(8604)を寄り付きから入れてありましたから…877.8円で5000株を買ったのでしょう。昨日に続き…2日間連続で下値が買えました。今度は860円で、もう5000株の「買い指値」を用いました。この水準は…75日線割れのラインです。ここから下値を丹念に買いましょう。

ここで…奇妙な事に、気付かれた方が、何人いるでしょう。そうです。似て非なるものですが…日経平均株価と野村証券の株価は、「連動性」が高く…同じような値動きをします。

株価の感応度です。「相関関係」とも言います。色んな呼び名がありますが、基本的に同じように「動く仲間」です。つまり株価が上がるという事は、「野村証券」も同時に上がるのです。「資産投資」関連ですから、当たり前の理屈です。

このような金融知識がある人と、ない人の差は、「人生の一生」を通じると…大きな違いが生まれます。所詮、労働して得る対価に大差はないのです。金利の上下を利用するだけでも大きな違いになります。

カタルのお祖母ちゃんは、若いころ旦那を交通事故で亡くし…その補償金があったために、働かずに…生活が出来ました。当時の金利は高く7%近かったのです。だから国債を始め…利付金融債に、郵便局の定額預金と分散をして300万円ずつ分けて預金をさせました。その為に、満期になる頃は、みんな「2倍」近くになっていたのです。もしカタルの金融知識がないなら、銀行預金がせいぜいで、銀行マンの言う通り、「定期預金」程度の利息でしょう。この違いは、時間軸により…大きなものになります。

カタルが長く「疑っている」米国の高金利、住宅金利は7%台だと言いますから、この水準を凌駕するとは、とても思えません。

いくらAI革命が、大きく進展をしても…です。故に、ずっと新しい展開が始まるのを待っています。昨日も奇妙な展開でした。米労働省が30日に発表した2024年第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸びは前四半期の0.9%上昇から加速したとの事で株価は、金利高を受けて軟調な展開だと言います。しかし…同時に、「消費者信頼感数」に対する評価は、全く無視されました。

株価が「材料を選択する」ケースです。

基本的に市場と言うのは、勝手な解釈をする所なのです。株価が「材料を選ぶ」のです。通常の理屈は、材料が「株価を選ぶ」のですが…時と場合により、都合よく…「材料が選択される」のです。この辺りが素人でも、プロでも「分かり辛い」所です。基本的に下げたいときに株価は下がるのでしょう。外部環境より…優先されるのでしょう。市場には、矛盾をするような諺もおおくあります。

「ニデック」(6594)の週足推移

やはり「ニデック」(6594)は株価が上がった割に…「強い動き」ですね。全然…株価は下げていません。このような観察眼が「銘柄選択」に必要になります。

まだまだ「高い乖離」なのです。これで自分が持っている株だけ、「もっと上がれ」と言うのは「欲」と言うものです。世の中には「道理」があり…世間の常識から逸脱する値動きは、何か、違和感を覚え「警戒」をすべきなのです。

何故、ニデックが上がって来たのか? それは株価が、ずっと…長い期間、「下げ続けていた」からです。ここが一番なのです。材料は、後で付いてくるのです。

皆さんの多くは「自分勝手な解釈」で、行動をしますが、世の中には「常識」と言うものがあるのでしょう。そこで…こちらの話です。

素晴らしい決算ですが、これでも…株価は上がりません。今の市場期待の高さは「無理な注文」のライン(要求)なのでしょう。このような現象を、一つ見ても…今の「AI革命」は長く続かないのでしょう。やはりカタルは、まもなく…何か変化が生じ…年初から抱いている「シナリオ」を維持しているのです。

どうしても…買う銘柄は、その対象になりますが、なかなか…訪れない環境を「どくろ首」のように、なが~く…首を伸ばして、待ち続けています。

必ず、チャンスが来ます。故に「丹念に下値だけ」を拾えば、それで良いのでしょう。そんな事で…本日はお終いです。来週の連休明けには、「ジェイドG」(3558)も「喪」が空けると思っています。またね。

もう一度、下値を割れないかなぁ~と、「淡い期待」も持っているのです。



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