アーカイブ:2024年8月19日

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今日は半導体の「東京エレクトロン」(8035)の「戻り」は鈍く…「野村証券」(8604)などは逆に、指数の日経平均株価と同等か…それ以上の「戻り」を見せています。

日経平均株価 の日足推移

この感覚は、それぞれの200日線との比較なのですが、両社の株価比較をすると…基準を何処に据えるか? それにより「見え方が違う」事を、知ってもらおうと思っています。先ずは一般的なチャートをそれぞれ掲げます。如何でしょう?

「東京エレクトロン」(8035)の 日足推移
「野村証券」(8604) の日足推移

基本は、それぞれの個別銘柄の200日線との「乖離度合い」を観るのが正しいと思うのですが、人気が強いと人気になった分、シコリ感が強く戻りが鈍いことが分かります。

「野村証券」と 「東京エレクトロン」の比較 1

それでは「比較チャート」を用います。先ずは同じ基準の比較チャートを観ると…「エレクトロン」(8035)の方が勝っています。しかし…人間の感情は、目先に左右されますから、今年に入ってからの「高値水準」からの比較では、如何でしょう?


「野村証券」と 「東京エレクトロン」の比較 2

なんだか…「野村証券」(8604)の方が勝っているように見えるのでしょう。人気と時間軸の感覚は「人それぞれ」で…違います。ここでメディアは自分達の都合の良い時間軸を採用して「文章を変えます」。だから自分で実際にデータを作って、色んなやり方で、メディアの言う事を「確かめる」必要があります。。

一般論を述べても、顧客には、その「一般論」が通用しない人もいます。だから…証券マンは、顧客が違えば、対応が変わります。カタルの場合、自分の相場感覚と、読者の相場感覚では、かなり「ズレ」があるのでしょう。

どちらが「正しい」とか…、どちらかが「間違っている」と言う話ではなく、人間のそれぞれの立場により、銘柄に対する考え方が「違う」と言う事を知って欲しいのです。

株式投資は、お金の持ちが、必ず…勝ちます。逆に貧乏人は、負けるような仕組みです。

基本的に「下がり続ける」株を、買い続けるなら…その会社が倒産をしない限り、買い続ければ、いつかは必ず、勝てます。これが「ブツブツ投資」の基本戦略です。

買う「株数」や買う「株価を」変えて、しかも…「時間」軸の感覚も加えます。企業業績が一旦、変化すると…次回の出直りまで時間が掛かります。半導体のサイクルは2年から3年で循環していると言われています。

個別の業種だけでなく、全体の「景気波動」も考慮せねば、なりません。「好景気」も「不景気」もあります。「ファナック」(6594)のように…「需要見込み」を間違って、在庫が溜まると…「生産高」を落として「在庫整理」を優先します。洋服は、季節ごとに売れ残った商品を捌くことが、なかなか…難しく、バーゲンで70%オフと言うものもあります。原価率などは20%程度なのでしょう。このような仕組みを、それぞれ頭の中に入れて…相場を張らなくてはなりません。

一例を掲げると…EV市場の変動です。今回は補助金政策を止めるとこも多く…中国が覇権を狙って「過剰生産体制」になったために、利益を度外視で、生産高を増やしています。ここに…コロナ禍から発生した「サプライチェーン問題」が起こって、ロシアのウクライナ侵攻が重なって、「ロシア制裁」から…一過性の「物価高」になりました。色んな現象が重なってお船の…特に「コンテナ船の運賃」は、バカ相場になりました。

この現象を危惧したのが米国です。「グロバルサウス」が台頭したので…一気に、米国は、中国との「覇権争い」に突入して…慌てます。半導体の「補助金」政策など…本来の「市場原理」では「禁じ手」です。

基本的に、市場経済では「市場の動き」に任せるのです。放任主義です。過剰生産になれば、その製品は余って売れなくなりますから、単価はドンドン下がります。半導体市況は、その波動が激しいのです。競争力の劣る企業は、その試練で淘汰されます。これが市場原理です。

しかし日本は長く…「弱者救済」を謳ってきました。村社会論ですから、補助金を使っても「緩やかな整理」を、心掛けます。しかし…今回は長すぎます。ゾンビ企業は、借金の元本も返さないのです。利息だけしか「返してないゾンビ」を生かして、過剰競争をする意味があるのでしょうか? 

「賃上げ」も出来ないような「負け組企業」を淘汰するのが、市場原理です。きらやか銀行問題は、そういう事です。持ち合い株式を一掃するのも、そういう事です。正しい市場原理に沿った「競争」社会に、日本は変化をしています。だから倒産が増えています。

何時までも、甘えるのは…止めましょう。

「デンソー」(6902) の週足推移

食えなければ…食えるところに転職をして、自分自身が社会構造に合わせないとなりません。「トヨタ」(7203)グループのなかでは「デンソー」(6902)が、注目されます。上手く…今、始まっている「投資」が軌道に乗るなら株価は1万円を目指すのでしょう。このように書くと…皆さんの多くは、直ぐに「そうなる」…と慌てますが、この感覚は5年から10年の「大変革」の株価波動です。

時間軸をどう捉えるか? 「人それぞれ」で、その価値観が違います。金持ちは1年程度かけて「玉拾い」出来る株を好みます。

でも貧乏人は今日、株を買って、今日、利食い出来る株を好みます。

だからこのレポートは、基準を「何処に」据えるか…難しいのです。それにカタルは神様ではありません。株価の行方なんか…誰にでも分からないのです。予期せぬ…今回のガラ(暴落)相場が起きます。あの時に「野村証券」(8604)は700円を割れていましたね。つい先日、カタルは、野村証券の株を1000円で1万株程を、追加で買っていたのです。「売り場」を、カタルは買っているのです。つまり…カタルは「下手糞」なのです。

それでも…「負けている」口座もありますが、全体でみると、勝っています。

「ジェイドG」(3558)の株を買って、3年間を「待てば」良いのです。

目先の株価で「一喜一憂」せずに「ノンビリ」と…やれば良いのでしょう。たぶん…田中君は、我々の「期待に応える」…経営者でしょう。だって株価が下がって来て、直ぐに自社株買いの「お代り」をする企業を観るのは初めての経験です。

長いカタルの現役生活の中で、これほど…自分の会社の株価に「拘り」を持っている奴と、初めて…出会いました。だからカタルは、永遠か…どうか分かりませんが、今回は最低1万株…最大5万株の範疇で持ち高を変えて挑んでおり…今は持ち株を増加させています。そう述べていましたが、今度はこの自己の行動を縛る事前公約は止めます。相場状況により、変化をさせますが、基本的な概念は変わりません。

「ジェイドG」(3558)の 日足推移

ジェイドGの株を「買い続けたい」のですが、今日も株価が騰がると…なんと、「9連騰」になります。ですから…高値を買えとは言いませんからね。でもカタルは、先ほど…1845円と1840円で500株ずつを買いました。その下の1835円は買えませんでした。カタルに力があるなら、本当は一度、2247円を超える水準まで…自らが「ジェイドG」の株を買って…休みます。

でもカタルにそんな「資金力」はないのです。だから仕方なく…適度の「演出」を施しているだけです。下がれば…買い続けますが、株価が騰がるなら、「売る場合」もあります。所詮は「演出」です。この演出を通じて…単価の安くなったものを持ち続けて、貯めるのです。

やはり…「商船三井」(9104)は5000円の株価を超えてきましたね。いくら…市況に助けられた「フロックの利益」でも、PBR1倍以下はあり得ないでしょう。しかも配当利回りはいくらでしょう。物事には、一般的な「社会常識」がありますが、皆さんの多くは株価の値動きだけを観て、行動します。確りした…「基礎知識」を身に付けましょう。

基本は「景気循環」に沿った…売り買いです。

この景気循環の基本は、金利の上下や、お金の「量」です。ジャブジャブの貨幣なら、投資ではなく「投機」に変わります。ビットコインなどの価格は「投機」指標でも、あるのでしょう。

株価は業績に沿って動きますが…そのPER評価は、時代により変わります。今の半導体は、特殊な事例が重なった「馬鹿」人気です。ですが…バブル期の不動産株も、そうだったのです。 PERが100倍を超えていました。「レザーテック」(6920)のような評価です。しかし今の不動産株はPER10倍を割れている株が非常に多いですね。カタルは、明らかに…この評価は「間違っている」と思っています。

「野村証券」(8604)の株を買うのと…同じ理屈です。

資産投資が日本でもようやく始まります。新NISAを始め…東証の山道裕己CEOが「PBR革命」を述べているのです。金融庁の指導部が持ち合い株の解消を促進させています。これだけ「政策支援」をしている国は、なかなか…ありません。

ようやく企業経営者も「総還元性向」を話題にするようになっています。まだ米国のように100%以上ではありませんが…成功した企業は、市場に資金を返して…その資金が回るから…景気の良い状態が続いています。

内部留保? そんな事を云う経営者は、その時点で「経営をする」資格がありません。PBR1倍以下の企業は、基本的に…経営者に「欠陥」があるのです。まともな…資金運用をしてないから…PBR1倍を割れています。そんな経営者は、株主総会で糾弾して…辞めさせねばなりません。資格のない経営者を、株主が支援するは間違っています。

良い経営者を応援するのが、「株式投資」でしょう。そうして出来るだけ長く保持することです。成長力が落ちるなら…売っても構いません。しかし3年程度が、その目安でしょう。今年か…来年、ヒカル効果で生まれた…眉唾利益が本物に変わる「ジェイドG」(3558)の4180円を、いつ超えるのでしょう。

今回はリーボックと「良品計画」(7453)が「コラボ」だそうです。あれは「しまむら」でしたね。あまり売れなかったようですが…前にも「提携販売」をしました。でもなかなか…「いい企画」です。「良品計画」には「ブランド力」があります。

やはり田中君と言うのは、なかなか…見処があります。まぁ連騰していますから…高値を買えとは言いませんが、少しだけ買って置いて、下がったら「買い増せば」良いのでしょう。

それより…今は「タイミー」(215A)です。たぶん…既に「仕掛け筋」が参入していますから、どんなやり方を「仕掛ける」のか…彼らの「お手並み」拝見です。僕らは、このランクの銘柄の株価は「左右する」力はありません。あくまで「仕掛け筋」に付いて行く…「コバンザメ」に過ぎません。

株価なんか…色んな「仕掛けの仕方」があります。そんな事は分かりません。言えていることは…仕掛け筋が存在すると言う事だけです。

基本的に、株価は「自然体」では動きません。「ほったらかし」状態の場合は、必ず、株価は「値下がり」します。株価上昇になっているのは、誰かが株を買っているからです。その「仕掛け筋」の力具合は、相場を観察して判断をするしかありません。

約束通り…「野村証券」(8604)の洗礼相場を鑑み…855円で500株だけ空売りをしました。その上の860円、865円は、870円は売れていません。しかし本当は「買いたい」のです。だから同時に…2日間連続で株価が下がった時に1000株を買いに行きます。

でも今は、全体相場は「一服する」と思っています。場合によれば…最大で800円割れの可能性もあります。でも基本波動は、上昇します。あくまでも…「目先の話」です。

日経平均株価は200日線を一度達成しましたから…このラインで「淘汰の動き」になるのでしょう。半導体株は200日線を、何れ…「回復する」と思っています。この傾向線は下げ続けています。先日の安値が基準になりますが…9月末から10月中に一度、200日線を超える相場を予定しています。

此処が難しいのです。たぶん、消費動向を見て一度、「リセッション懸念」が薄れましたが…カタル自身は、此処から「悪化が加速する」と思っています。だからFRBの手腕が問われます。 しかし…市場に出回っているお金の量は、まだ、かなり「豊富」なようです。故に「軟着陸」を支持していますが、簡単ではありません。

今週のジャクソンホールが、市場では注目されています。上手い対応をするかどうか…。故に、今は行方が分かりませんから、あまり熱を入れない方が、良いのではないかと思っています。下がれば…株を買いますが、今は高値を追う気持ちになれません。そんな事で…本日は、お終いです。また…明日



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