アーカイブ:2024年8月26日

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カタルが問題にしているパウエルFRB議長の「間違い」ですが、こちらの原稿を観ると、その「意味が分かる」と思います。

PCE(物価)とFFレートの推移

このグラフの黄色いラインが「米国PCE価格指数」(12か月変化)で物価動向を示し、黒い線が実際の「フェデラルファンド金利」(FF金利=米国の民間銀行が資金を融通し合う際に適用される短期金利で、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の誘導目標金利として設定しています。)です。

2020年半ばから、どんどん…「物価」(黄色のライン)は上昇をしていますが、FRBはこの価格上昇は、ロシア制裁に絡む「一時的な物価上昇」と述べており、長く低金利と資金供給を続けていました。つまり…この物価高を容認しています。さらにバイデン大統領は、「金融政策」だけでなく「財政出動」を含む…現金の「バラマキ」でした。

雇用統計値と失業率の推移

この一連の行動の理由は「雇用統計」の数字を観ると分かります。コロナで「異常な行動」が確認されたために、FRBは経済の混乱を防ぐために「過度の金融政策」を実行しました。「ジャブジャブ」…のマネーと、低金利状態の誕生です。

この混乱が、異常な「新興株の上昇」を助けました。「ITバブル」を大きく超える「金融緩和」環境です。ある意味で「新興株」が、大きく上がり…「馬鹿高値」を付けたのは、「自然の摂理」で、「事前に決まっていた」現象でした。今から「後講釈」すると、誰でも上手く解説が出来ます。


「BASE」(4477) の週足推移

だから「BASE」(4477)は、赤字にも拘らず…17240円(1:5の分割前の高値=3448円)と言う「馬鹿高値」を付けたのです。一過性の「バブル株価」は、株価位置を長く…維持できません。だから「時間の経過」で…株価は1/10以下になったのです。

ある意味で、この一連の政府の補助金のバラマキと金融政策により、恐慌状態にならず、短期間で「経済は再生した」とも言えます。この行動がないと…「世界大恐慌」を超える混乱だったのでしょう。だからパウエルは「正しい行動」を実施しました。

しかし…その後の行動が、問題です。

全ての株価指数は大きく上がって来ました。この意味は、既にパンデミックを乗り越えて「健全な市場に回復した」ことを意味していますが、彼は物価の上昇は「一時的な現象」で、早晩、「落ち着く」から、今は物価が上がっていても大丈夫だとして…ジャブジャブの資金供給を継続しました。

この時に、前財務長官のサマーズなんかは、FRBの行動は間違った政策と言い…「激しく…攻撃」をしています。今回のインフレは一過性ではなく「長引く」と述べていました。

この「数か月間の出遅れ」が…過剰な経済活動を産み「バブル状態」になったのです。直ぐにパウエルは、遅行指数である「雇用」に趣を置いた…自分の政策の間違いに気付きますが「時すでに遅し」で、その遅れを取り戻すために…「急激な」金利上昇を招きました。

その事がよく分かるグラフです。もう一度、同じものを掲載します。

PCE(物価)とFFレートの推移

この二つのグラフの意味を、よく理解してないと、基本的な相場観のシナリオを理解できません。カタルが最も問題にしているのは「金利水準」ではありません。

上昇する「角度の問題」です。グラフでは「a」は、あの角度で…利上げをしたから、その後に「リーマンショック」が起きたとも言えます。あれは「人為的な崩壊」を作ったのです。政策が、ゆっくりなら、あのような混乱にならずに…金融界は、過剰なポジションを「事前に準備する時間」がありました。

通常は「b」の金利上昇が、正常なスピードです。このような緩やかな金利上昇なら、混乱を修正する時間が生まれ…正常な経済は継続します。だから多少の株価の値下がりはありますが、「混乱」と呼ぶ…現象は生まれていません。

しかし…今回の「c」は「異常な金利上昇の角度」です。つまりこのスピードで金利を上昇させましたから…水面下で「混乱の膿」(マグマ)が、溜まり続けています。代表的な事例が「商業不動産」の混乱です。水面下では「数兆円規模」の未処理案件が、「爆発」間近なのでしょう。カタルが長く問題にしているのは、この後の事なのです。

今回の亀裂は、一旦は「混乱」が収拾したように見えますが、まだまだ…分かりません。むしろ利下げを始めたので…一気に水面下の部分が「表面化する懸念」があります。

意図的に…メディアを煽り…多くの大衆の「動揺を餌」にします。だから「バフェット」は。その時の「予期せぬ混乱」に備え…今から「キャッシュポジション」を高めているとも言えます。

自分自身が「確りした経済知識」の基礎が備わってないと、銘柄選別から、相場の理解が出来ないのです。だから株価の乱高下に「自分の心」が振り回されます。自分の知識が確立されているなら…株価を観ても、自分の気持ちがブレません。株価は「我儘な動き」をします。目先の動向に、株価は簡単に揺れるのです。

分かりましたか?

読者の「理解」が進むことを願っています。カタルは、皆さんに「賢い投資家」に育って欲しい…と願っており、このレポートを当面は続けます。しかし…たぶん時間軸の感覚がピッタリ合ってきましたから、まもなく…卒業式を迎えることが出来るのかもしれません。それまで…あと数年も時間があるかどうか。。。

あるいは「馬鹿カタル」は、失敗を続けて、永遠の貧乏人の馬鹿なままで…人生を終えるのか…? 皆さんはレポートを通して、「楽しめば」良いのでしょう。でも、カタルの「心は繊細」です。あまり虐めないで下さいね。自分なりに…「精一杯」の努力をしています。

でも株価動向なんか…事前に完璧に読め!と言う「馬鹿な要求」をする方が間違っています。

右のカレンダーから、前の原稿は全て読めます。この20年分以上のものを読めるのです。過去を観れば分かります。粛々と…更なる高みを目指して、カタルは「尖がった運用」をするのでしょう。

「ジェイドG」(3558)の 日足推移

でも今日は流石に…チャートを創るのも疲れます。上がると思っている「ジェイドG」(3558)の株を1万株近く…売ったのでしょう。あの2045円を付けたのはカタルですよ。無理をして…寄り直後に売りました。そうして株価を落ち着かせようと…苦労をしています。更に株を2065円まで「売り続け」ました。株価を「落ち着かせる」ためです。

この1分足のジェイドGの株価の値動きは、ある程度、操作されています。しかし…簡単に1万株程度の「冷やし玉」は、相場の勢いに埋没しています。やはり目先は一気に…2247円を更新して、「更なる高み」の2828円を目指すのでしょう。本当に…外部条件が整ってきましたから、一気に3000円から4180円の最高値奪回をする可能性が出て来ました。

あとは読者の判断です。

ですが…何度も言っています。2828円の株価が1251円になっても、カタルは2週間の期間を置いて、会員には1500円台、一般読者には1700円台で「追加の買い」を薦めており、カタル自身も一緒の行動をしています。

今回も2247円から1339円まで下げましたが、動揺が収まったのを観て、カタルは直ぐに1600円台で「ジェイドG」の株を買い直しています。そうして連日、その模様を事前に語っています。

これだけ…丁寧に「相場」を説明しています。もう上がる株は、事前に決まっています。問題は「時間軸の把握」なのです。それを…たった2年や3年の「我慢」も出来ず、ブツブツ…文句を言われても、カタルは「神様」ではありませんから、無理な要求は止めてくださいね。

このレポートは、カタルの最善の気持ちが「正直に」語られているだけの話です。疑う気持ちは分かりますが…それなら読まなければ良いのです。無理をして読んで欲しいと言ってはいません。だから宣伝もしていません。

カタルは皆さんに「大人の対応」を求め…ともに「賢い投資家」を目指すために、有言実行の姿を語っているだけです。別に「他意」はありません。皆さんが、余りに子供に見えます。NHKも日経新聞も学者先生も…みんな素人領域です。

太平洋戦争で亡くなった方は「310万人」とも…言われています。政策を間違うと、日本国は混乱をして、末端は苦労をします。無駄な特攻隊などを指揮した軍部の指導者は大馬鹿ですね。同じことなのですよ。

34年間も高値を更新できない株価を観て…何故、メディアは「政策が間違っている」と声を上げないのでしょう。「哀しい現実」があります。供に…未来の日本を考えて、市場を愛してください。そうすれば…きっと「正しい道」を歩めます。市場原理主義のカタルは、日本の株式市場を、みなさんと供に「育てたい」だけです。また…明日。

決して…無理をした行動をせずに、のんびりと「ユトリ」ある…行動を取りましょう。最後に…この選択次第では「時間軸」を早める場合もあります。



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