アーカイブ:2024年10月2日

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少し前の日本株なら…こんな外部環境では、相場は持ちません。

果たして今の市場が、どの程度、「実質経済」から「名目経済」に移行しているか? その時代の変化と言うか…市場の体温が分かります。米国株は流石に、名目経済を大切にしている国です。米国が世界の全ての基準を決めていると言っても…「過言」ではありません。

此処に台頭したのが中国です。

上海総合株価指数の月足推移

近年はEVを中心に、太陽電池などの「未来産業」を中心に、その「覇権を」握って来ました。しかし「習近平」体制の基本方針の不備を突き…技術的な包囲網と資本規制が堪えています。まだ、どうにか「戻せる力」はあるようですが、過去の日本も、何回か…「経済対策」を打ちましたが、結局、不良債権問題が、完全に収束するまで…は駄目でした。

1989年から2003年です。しかし…日本の場合は、「リーマンショック」の影に怯えて…「清貧思想」の蔓延ですから…そこから、更に2010年の「駄目押し」を待つことになり、安倍政権の誕生で、ようやく…「浮上」したのです。

だから…愛媛2区の村上誠一郎氏の総務大臣の入閣が、世間からの注目を集めている結果になります。まぁ、国賊発言など…色んな経緯を知ってないと「人事の謎」も分かりません。陰に隠れたパワーバランスです。メディアは、色々な事を言います。日本人は噂話が大好きです。

「村社会」はある意味で、共産党のような…「チクリ」の世界でもあります。この傾向は韓国が最も強いのでしょう。北朝鮮などは…「他人の不幸」が、餌になっています。カタルが、最も…嫌いな部分でもあります。他人批判より…まずは「自分の行い」です。

さて…いくつかの事が「相場」を観ていて…分かります。

しかし全部銘柄が「寄り付いた」かな? 「野村証券」(8604)は755円でした。カタルは9月30日の741.3円は割れないと思っており…昨日は、読者に「アフターフォロー」をした次第です。たぶん「買い場」だと思っております。

驚くのは…長年苦しんできた「ジェイドG」(3558)の強さです。本日は、それでも…2050円から2070円に「買い指値」を上げたのですが、今のところは駄目です。そろそろ「時間ですよ」なのかもしれません。まだ板バランスは「目先の売り物」が、控えているように見えます。でも…こんな場面で、株価が下がらない事実は、「凄い」事なのです。

まぁ来年2月ですから4月かな? 新しい期のスタートから、株価は4180円の奪回を目指すのでしょう。すこぶる…「マガシーク」の移転が「順調」だからこそ…この株価なのでしょう。まだ正式の業績発表は、ありませんが…株価は正直なものです。「リーボック」も、「しまむら」(8227)に「良品計画」(無印=7453)とのコラボなど観ると…順調なのでしょう。

問題は最近、買い続けている「タイミー」(215A)です。

カタルの感覚とは違い…まだ「売りたい筋」は存在するようです。同時に、出来高バランスを観ると良く出来ていますから、「買っている筋」もあり…未来図に対する「意見対立」なのでしょう。

今日は、この解説をしましょうか…。実は本日も株を買っています。もともと、カタルは、このような「ハイリスク」株が「好きなタイプ」です。

気に入っているのは、誰も「やったこと」がない…「新分野」を自らが「切り拓いた」ことです。未知の開拓です。

「労働市場」は、今回の自民党の総裁選を「切っ掛け」にして、カタル自身が抱いていた「リクルート」(6098)の「謎」が解かれました。カタルは、「リクルート」に対して…高い評価を与えていました。「元社員」と良く付き合い…会社の「社風」をある程度、知っていたからです。30歳代になると独立する人間が増えるのです。ここの社員は、かなりの「高資質」の人間の集まりです。

だから3000円台に低迷していた株は、必ず「高値」に復帰すると思っていました。

「リクルート」(6098)の 日足推移

そうして時代は「少子高齢化」で「労働者不足」は明らかです。だから…時間軸は、分かりませんでしたが、何れ、大きく株価は「見直される」と考えていました。しかし…こんな風に「休みなし」に「一本調子で」株価が上昇するのは「謎」だったのです。株価を推奨しておきながら…自分がこの「株価上昇に疑問」が、あったのです。「複雑な心境」でした。

自分自身は、株価が安い時に…たぶん「ワンタッチ」の利用です。あまり記憶に残っていませんからね。やったことは事実ですが、利用を十分にしてないから悔しさが残りました。

その謎を解明したのが、「小泉君」の発言です。

彼は、この労働改革が経済対策のネックであり「一丁目一番地」の課題と述べて「解雇規制」に言及しました。カタルは長年、日本の問題点は、此処にあり…あの時にメディアが「終身雇用」や「年功序列」を強く…「パイオニア」に求めて…企業を批判しました。だから日本の「空洞化」が加速したのです。その恩恵を中国は受けたから…中国の躍進に繋がりました。しかしインドは別ですよ。あれだけの「超優良」企業のパイオニアも…消えたのです。

確かパイオニアの株価は1万円台も…あったんじゃ…ないかな? いや…6880円でした。無借金で、財産も豊富にあったのですが、しかし「オーディオ」の不振から…立ち直れませんでした。たまたま「レーザー技術」を持っていたので、今、ようやく実用化を迎える段階の…「自動車向けLiDAR」(レーザーレーダー)です。 1992年から2024年だから、なんと…この開発は32年間になります。でも高価ですから「カメラ」を補完する程度の利用です。

株式市場は「時間軸」の選択が問題になります。

この話をすると長くなりますから、今日は止めます。それなら…「リクルート」(6098)の株価上昇が正しいなら、日本の課題は「労働改革」です。海外投資家は、この「労働問題」に敏感に反応するようです。

今の 「タイミー」(215A) は若者のアルバイト認識です。しかしカタルは、昨日も語りましたが、「老人」こそ…タイミーの利用者になるだろうと思っています。「年金支給」開始年齢は間違いなく上昇し…65歳から70歳になります。しかも、この年金額は増えません。

実質の話です。名目上は、物価上昇で「スライド」しますが、実質は目減りでしょう。だから自立する年寄り向きの「アイテム」だろうと思っています。元気な老人は、8時間のフルタイムはきついですが…2時間、3時間なら利用できます。

これこそ…「ウィンウィン」です。そうして…時代が「タイミー」を求めていると思っています。皿洗いの2時間、3時間、ホテルの室内清掃など…伸びる要素は沢山あります。あとは、実際の数字が、株価に見合うか?

「リクルート」(6098)の 四季報数字

 この「タイミー」は3月決算ではなく「10月決算」銘柄なのです。丁度、「新しい期」がスタートしたばかりです。だから今度は2025年10月の四季報予想が正しいかどうか…に「焦点」が移ります。四季報では23円から39円を予想しています。約40円にすると…今の株価は1265円ですからPERの評価は31.6倍です。

カタルは「さくらインター」(3778)より、まとも…だと思っています。通常ならPERは50倍以上の評価でしょう。故に、株価は2000円以上が「妥当な評価」だと…考えています。場合によれば…PERが100倍以上の株価は4000円でも良いと思っています。

その理由は「さくらインター」より、ずっと早く…実際の「業績数字」が大きく…改善するからです。ここで「奇妙な現象」に気付きませんか? 

この四季報の売り上げの伸び率と、営業利益の伸び率を四季報は、前期と今期を同じ15%程度で弾いているようです。しかし…「損益分岐点」の構造上、この四季報の読みは間違っており、15%から、20%~25%にあがるのが普通でしょう。

売り上げは275億円から378億円の予想で、その増加幅は103億円です。前回は161億円から275億円に114億円増えて…営業利益は20億円増えたから、同じような売り上げと利益の伸びを見込んでいますが、「損益分岐点」を超えた…売り上げに対し。「経費」が、同じ割合で「掛かる」のでしょうか?

通常…「損益分岐点」を超えた場合、売り上げの伸びに対して、利益の増加率はもっと上がる形態でしょう。物を作っている訳ではありません。「原材料費」は掛かりません。

故に売り上げ営業利益率は20%から30%台に、跳ね上がっても「不思議」ではありません。勿論、広告宣伝費など、余分に使うなら駄目です。カタル自身は、その可能性があると思っています。故に「強気」なのですが、株価は、需給バランスに影響を受けます。

更に全体の外部環境に、大きな影響を受けます。

要するに…このような下げ方を観ると、目先は「需給バランス」は完全に崩れており、当面は駄目なのでしょう。でも「買い場」でしょう。先ずは「打診買い」をして「株価の観察」をすべきでしょう。その内、目先の「売り物」は消えます。

タイミーは124億円の借金も在りますが、まぁ利益が20億円台から30億円台ですから、3年から5年以内に返済が可能でしょう。目先は、失敗かも知れませんが、「仕掛け人」が登場するなら、「時代背景」を持っていますから「大丈夫」です。

本日は1250円まで買い指値が入っていますが、あまり無理をせずに…ノンビリやることでしょう。まだ「板状のバランス」を観ると、明らかに…「売りたい種族」が存在します。通常は、先週末に売りが切れて、株高を願っていましたが、小泉君が敗退し…「タイミー」の追い風は、吹かないようです。

仕方がないから、諦めるか…時間軸を延ばした対策をすることになるのでしょう。たぶん…「アルゴの売り物」でしょうから、一度、「カチ」上げるべきです。1400円程度まで買うなら、相場の「流れ」が一気に変わります。なんでも…そうですが、そのタイプの人間が日本に居ないことが「残念」です。まさに「トホホの世界」です。

でも「エレクトロン」(8035)の株価は下がったと言っても…まだ25195円です。自分で一度、株を買うと分かるでしょう。カタルは、あの時に23300円で株を買ったのです。あの水準より上で、この状態でも利食い圏内です。

「ファナック」(6954)もそうです。あの時は3800円台で、株を買いました。何故、カタルは「打診」でも、良いから、先ず、気に入った株が出てきたら、買ってみろ!と述べているか? 分かりますか。その価値が分かると思います。

仕方がないなぁ~。折角、株を買った「野村証券」(8604)を、利食いました。買値は749円です。仕方がありません。「タイミー」の読みが外れました。ハイ、タイミーの1250円が買えました。まるで…「底なし」です。本日は此処までです。

あとは…明日、考えましょう。でも…一応、1230円にも2000株の買いを用いておきます。1300円以下は、2000株単位に「買う株数」を増やしたのです。トホホ…です。本日は1300円の買い物は1290円で、10円刻みで…株を1250円まで買いました。

アホで「トホホ」…のカタル君でした。

折角の「リクルート」では、大きく利用せず、「タイミー」で「敵討ち」のつもりでしたが、「返り討ち」に遭っている…カタルを、皆さんは「他山の石」にして…ノンビリ構えましょう。

どっちにしても、日本は総選挙、米国は大統領選で、更にイランを巻き込んだ中東戦争です。外部条件は頗る悪いから…何を「やっても駄目」でしょう。

しかし何故か…需給が改善した「大阪チタン」(5726)が「気」を吐いています。この株は既に「需給面の壁」を卒業しました。しかし…「ボーイング」(BA)のストライキは続き…財務内容がドンドン悪化して、「追加増資の話」が浮上しています。

外部環境が悪い中では、大きく育たないと思っています。それより…「タイミー」だろうと思うけれど…「仕掛け人」が居ないようでは、駄目です。

カタルなら、チャンスだから…やります。1000万株程を買いたいのですが、たった125億円も持ってないのです。ケセラセラ…世の中は、どうにかなります。ノンビリ…相場を楽しみましょう。

「野村証券」(8604)は「買い場」だと…思っています。ですが…カタルの場合、儲かるから、仕方なく「利食い」をしました。何しろ…「タイミー」(215A)の読み違いが、大きいのです。昨日はNISAの口座で、1340円で1000株を買いましたからね。トホホ…なのです。



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