アーカイブ:2024年10月20日

ジェイドGの悲観的な観方

先ほど…シンガポールに帰る娘と孫、更に練馬に住む息子と孫と共に…近くの鮨屋さんで、昼食を食べて帰って来ました。そうして原稿の続きを、今、書き上げました。ごめんね。アップが遅れて…。

最近は「お寝坊さん」なのです。やはり…カタルは「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のような奴が、好きです。日本の 「白川道」は、既に亡くなりましたが…彼の小説にも「共通する心」を感じます。まぁ自分自身の人生も…似たようなものです。 その「ドラマ」を見直しており…ついつい…午前3時から午前4時に眠りにつくのです。中国や韓国ものドラマも良く観ます。

でも本音は、もういい加減に…「卒業式」を迎えて、自然豊かな田舎でノンビリ犬を連れて「岩魚釣り」でもして、過ごしたいなぁ~とも思っています。しかし現実は、34年間の「後戻り」人生です。ようやく…水面に浮上した所ですからね。まぁそんな話より…原稿ですね。書き上げたので…アップします。

「ジェイドG」(3558)にの決算短信

昨日は「ジェイドG」(3558)に対して…好意的な観方で原稿を書きました。しかし現実は違う見方」も在ります。中間期の純利益は辛うじて「プラス」で着地しました。確実に「ジェイドG」の業績は向上をしていますが、「最終利益」で観ると…会計上の「ブレ」は大きく…「変化」をしています。たぶん…この理由は「M&A」を主体にして成長しているからでしょう。株価が「一株利益」で判断されるなら…その株価は大きく乱高下します。

「さくらインター」(3778)の 四季報数字

しかし実際の株価は、同じ一株利益でも…PER 100倍以上で、株を買う「さくらインター」(3778)のようなケースもあります。この2025年3月期の四季報予想の一株利益は37円ですが、現実の株価は3935円で評価されています。つまり…PERでは106倍です。しかし2026.3の予想は45円ですからPERは86倍になります。それでも…この高評価です。

「日立」(6501)の 四季報数字

逆に…今では「標準的」な評価になった「日立」(6501)のケースは、今期の予想は132.2円で現在の株価評価は4016円ですからPERは30倍です。しかし2026年3月期は152.5円予想では26倍になります。

それでも…この水準は、既に「グローバル評価」基準と言えます。つまり、これ以上の株価上昇は、業績の裏付けを得ないと…更なる株価上昇は、もう難しいのです。日立の「Lumada」と言う「次世代対応」を含めた…社会基盤の構築です。だから…この評価は高いのでしょう。

「日本製鉄」(5401)はどうでしょう。

「日本製鉄」(5401 )の四季報数字

今期の予想は一株利益が354.6円で株価は3044円です。だからPERは9倍です。しかし来期は521.5円予想ですが、実際のPERは6倍に過ぎません。この評価の違いが「現実の株価」です。でも日本製鉄は、既に「脱炭素化」で、先陣を切り始めています。

もともと鉄鋼業の評価は、先進国においては「鉄の需要」は限られます。基礎的な社会基盤作りが必要な「インド」などの「新興国」とは…評価の基準が違うのです。中国だって…既に基本の社会基盤作りは終わっています。あとは細部です。日本の「北陸新幹線」需要のようなものです。まぁ日本は「次世代のリニア」ですが…。

基本は、「時代背景」が企業の「成長スピード」を変えます。未来の業績の変化が、株価のPER 評価を変えると言っても、過言ではありません。

「さくらインター」の好評価は「AI投資」が、更に加速する為…その準備の「デーラーセンター」需要です。だから…米国で、株価が急上昇した…「ビストラ・コープ」(VST)などの「電力株」も「再注目」されるのです。太陽光などにも注力しています。

「ビストラ・コープ」(VST) の日足推移

近年はこの「電力」手当で…「アマゾン」は小型原発開発(SMR)を、軸に決めたようです。完成図は2039年だそうです。遥かに「遠い時代」です。しかし、この報道を観ただけで…何故、「ビストラ・コープ」の株価が、実際に大きく伸びたのか? その理由が分かります。

今年の春に「東電」(9501)を始め…「北海道電力」(9509)が物色された背景です。

「北海道電力」(9509) の日足推移

「さくらインター」は、北海道(石狩)に、最先端のデータセンターを建設して既に稼働し始めています。この背景には、「熱」の処理です。気候が寒ければ…過熱する半導体を冷やせます。更にNTTの「IOWN」は、まだ実用化段階に入りませんが、この進展も見据えた対応でしょう。

政府は、もっと果敢に「自動運転時代」を見据えた先端投資を、政策的に援助しないと…日本人は、自らがリスクを取る…国民とは違います。今回のラピダスも、ようやく…民間資本が集まったようです。ようやく…と言うより、「嫌々…」仕方なく…投資をしたと言う態度でしょう。だから「石破新政権」の…最初の課題は、この関連法案を国会で通すことが、彼の仕事になります。

しかし…「タイミー」(215A)の現実を観ると、政策は怪しいのです。この企業は「未来の日本経済を語る」銘柄となるのでしょう。

簡単に「国際金融都市づくり」…とか、「国内回帰」の促進と言いますが…企業は制約の多い日本を、選択しません。「香港」が、こんな状態になっているのに「シンガポール」に拠点を置く…金融機関は多いですが、日本は、なかなか…進みません。

みんな「メディア」が間違った方向性の報道を繰り返していますから、「画一化教育」を受けた…日本人は「本当のこと」を知ろうともしないし…単に「流されている」だけ…の人間です。

今回の選挙では「非公認」扱いになった「安倍派閥」を、証券関係者は、馬鹿になって…「応援」しなくてはなりません。ようやく…バブル期38915円を抜いたところなのです。悪戯に…時代を「後戻り」させることは出来ないのです。

さて悲観的な「ジェイドG」の観方なら…まずは決算短信を観て、営業利益は前期より減ったし、最終利益も僅か…一株あたりは2円に過ぎないのです。ここが2024年3月から8月の着地です。実際は、この数字に「後半の部分」が、プラスされます。

だから四季報予測が、あながち…「間違っている」とは言えません。自分が「本当の姿」を観て株価を判断するか…。それとも…保守的な実際の数字を観て、株価の判断を下すか…この差です。


「ジェイドG」(3558) の業績推移青は上期の数字緑は通期の数字

既に513百万円の営業利益ですから、統合前の後期の営業利益は1685-798=887に、統合後の利益増で900百万円がプラスされ、たぶん、通期では2300百万円なのでしょう。この営業利益の35%課税なら…最終利益は1495百万になりますから、一株利益は130円です。

ですが…現実は「特別損失」が在りますから…最終利益は、実質的に下期分だけです。22+(1001-458)+(900*.65)=1150かな? 故に一株利益は100円程度かな? 

更に大谷ボールを「CM経費」にしたら…最高額は6億円とか…言っていましたから、更に減額され…営業利益ペースで1495-600=895を基準に、発行済み株式総数は1148万7360株ですから一株利益は77.9円で、最終利益基準なら1150-600=550/1148ですから47.8円になります。

でも2026年はこのようなものは消えます。

それに…実際の商品取扱高(GMV=流通取引総額)の数字は「嘘」をつきません。本来は、ネット販売企業の場合は、この数字を基にして「株価を判断する」のが正しいのでしょう。今回、カタルは最終利益を基準にした…非常にネガティブな見方も考慮して…あの日は、幾つ売ったのかな? 2万株だったかな? 

何しろ…いい加減な人間ですから、「細かいこと」は気にしません。「貧乏人」なのに…いつも…兆円単位の「ソフトバンク」の孫さんほど…ではないですが、「株屋感覚」なのです。故に…百億単位を基準に「物事」を考えています。

上京した頃は、東京駅前の八重洲口に聳える…「安田信託のビル」を見上げて…いつかカタルも、駅前の「オーナーになりたいなぁ~」と言う「幻想」も持っています。たぶん1000億円単位の物件です。

まぁ希望の「尺度」を、何処に置くかは…人間の自由です。

でも現実の今は、「賃貸マンション」の一角で、こうやって…「原稿」を書いているカタルです。ですが、「何とか…」復活軌道に乗せたいものです。ようやく34年も掛かって…「双六」で言う「ふりだしに戻る」を引き当てました。

ようやく38915円が現実になったのです。34年間の迷走です。

まぁ田中君は、ある意味で「優れた経営者」だろうと思っています。他に選択肢が見えませんからね。折角、「タイミーで勝負」と思ったのですが…「政策の壁」なら仕方ありません。成田時間は「どこまでも」…です。

本日は3つの銘柄を掲げ…「PER」の考え方を、一緒に考えました。この基本は「時代背景」による「成長率の違い」が、株価の評価を変えます。

この「潜在成長率」の考え方は、非常に大切です。

2015年からジェイドGの成長率の平均値は「M&A」が主体ですが、実際に28.12%なのです。この計算式なら…10年間、株主で「あり続ける」なら、自分のお金は軽く10倍を超えます。100万円分の株を買って、10年間だけ…田中君に預けるのです。

そうすると…その100万円は1191万になります。仮に…約2000円として5000株の株主なら…1億円です。まぁそんな「株式投資」のやり方もあるのでしょう。

更に…単純に冒頭の銘柄を比較するなら、割安な「日本製鉄」を買って「さくらインター」を「空売り」すれば…かなり儲かるとも、観測されます。春の半導体株を観ても分かりますが…高い株価水準を維持するのは、「誰かが」継続的に…「面白味」もない株を、買い続けないと、その株価を維持できないのです。

さくらインターの日証金の品貸料

「さくらインター」は、既に、誰もが利用できる「貸借銘柄」なのです。現状の取り組みは345万株の売り残に対して…買い残は424万株ですから、たぶん「逆日歩」は付かないのでしょう。しかし、この逆日歩は「日証金」が、実際に決めますから、この三市場残では決まりません。

現状は、常に「逆日歩」状態のようです。機関投資家の場合は、大株主…この場合は「双日」が28%程度の株を持っていますから、証券会社を通じて「借株」の料金を払って…決算期まで、株を借りるのでしょう。しかし個人投資家は「日証金」の言いなり…の利用料を払います。まぁこの話は、論点が外れますから、ここまでです。

本日は、市場には「様々な評価」があり、株価は成り立っている「不思議さ」を感じてもらえば…それで良いのでしょう。あとは皆さん、読者自身が自分の頭で物事を考えて自分が決める話です。

そうだ…。「タイミー」の失敗を嘆き、カタル自身反省していましたが、こんなメールを始め…他にも、同様ののメールを多く頂きました。

「カタルさま

年上の方に失礼を承知で、タイミーの件では道義的責任についてあまり落ち込まないで下さい、とお伝えしたく、いてもたってもおれず、メールしました。あと先になりましたが、いつも楽しみに読ませていただいております。私は3児の父親で、48歳。お金に余裕もなく、有料会員になるのが目先の目標です。 冒頭にお伝えしたかった気持ちは、「しかし…「タイミー」の選択を間違い「ごめんなさい」。謝る必要はありませんが、道義的な責任を感じています。」とあった文章からきているものです。

私もジェイドでもタイミーでもやられましたが、それ以上にここで得られる情報や助言、気持ちの持ちようには感謝しており、子ども達にも社会の流れや仕組みの話をするきっかけとなっております。 文面に失礼があれば申し訳ございません。健康に留意され、今後もIRNETを応援させてください」

どうも…ありがとうございます。何しろ…プロを自負し、本物を目指しています。失敗も赤裸々に語り、嘘は述べません。原稿は正確さを重んじて綴っていますが、多少の誇張も在ります。まぁいつも正直に…前向きに綴っています。でもカタルの心はガラスの城のようなもので脆く壊れやすいことも事実です。

今回は多くの口座はプラス圏ですが、残念な事ですが、ずっとマイナスがなかった短期運用は、あと2か月程度を残し…今は「危うい成績」です。初めて、マイナスになるかもしれません。まぁ、長い人生ですから、めげずに「明日の日本を豊かにするために」…まずは「市場改革」です。市場に参加する皆さんが、大人の対応に変わるなら…日本もやがて変わることを信じて、毎日、カタルの勉強もかねて原稿を綴っています。

「応援メール」を、頂き…誠にありがとうございました。互いに無理をせずに、頑張りましょう。また…明日。

ついで…ですから…今は、会員の「更新時期」になっております。半年に一度だけ募集するのですが、来週末から3日間に限り、また新規の会員募集を行います。26日~28日の予定です。もう少しお待ちください。



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