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今日は先ず「野村証券」(8604)について語らなくてはならないのでしょう。昨日の野村株の上げは、決算だったんですね。カタルは知らずに…単純に株価が上がったことを喜んでいました。

結構、カタルは「いい加減な」人間でしょう。普通の人は自分自身が10万株も株を買っているなら、事前に決算発表の日取りも調べます。まぁ、こんなもんは株価を見ていれば…分かると思っている訳です。これで…あの日の安値の更新(4月21日)の意味が、決算発表を見て…理解できます。決算短信はこちらです。

カタルは「クレディ―スイス」の損失規模の拡大や増資をみて、この株価の動きなどを合わせて…野村も予想より大きな損失だな…と思いました。でもあまり気に留めていませんでした。このような証券事故は「一時的な損失」で、過去のものですからね。未来のものではありません。前期は2457億円、そうして今期(2022/3)は620億円の損失だそうで合計で3077億円です。痛いと言えば…痛い金額です。

たぶん、米国で起債準備をしており「自社株買い」も視野に入れて…行動をしていたのでしょうが、このアルケゴスで流れました。

ただ…解せない点が二つあります。通常、この損失は前期に押し込み…今期に持ち越さないのが普通の処理方法です。既に予想される金額ですから…前期で処理をします。この辺りが分かりません。 でも金融は「自己資本比率規制」などの壁があり…しかもこのアルケゴスは3月決算末に発覚した案件で、処理時間が限られました。しかしこの程度の玉なら損失を一旦被り…簿外に移して処理をすべきだろうと思うのですが、この点が謎です。

もう一つが、前期の予想配当を変えずに、事前予想通り15円配当を実施する点です。通常は10円を予想していました。下手をすれば…5円も覚悟していましたが、しかしなんと…減配をせずに、予想通りの15円配当を実施したのです。嬉しい誤算です。税金を払っても150万だから…120万ほどの配当があるのです。嬉しいですね。

もともとカタルは、皆さんに「配当利回り投資」を兼ねて…利殖目的で野村証券を薦めています。カタルの最初の買値は537円前後です。そこから買い上がっていました。平均買値は「ピンチはチャンス」の諺を紹介して…公言しているように、カタルは本日も寄り値で5000株を買ったので…622円ほどです。何故、買い増しをしているか? 

昨日かな? 米国金利の話を書いています。三菱UFJの絡みで…。まもなく…その相場が、始まる可能性があります。

それより…話を戻します。

何故、事前予想の15円配当を実施したのか? 良く取れば…余程の自信がなければ…この配当は実施しません。その可能性もあります。今期は間違いなく一株利益は100円程度を見込み、場合によれば超えます。

通常、名目成長時代の証券マンは「35円配当」を前期に実施すれば…そこが土台になり、それを上回る配当の実施を目指します。四季報では今期20円予想になっていますが…最低でも30円でしょう。こういう考え方をするのが、名目成長時代の人間です。自ら高いハードルで科して自分自身を追い込みます。

もう一つ、頭をよぎるのは営業体からの圧力です。野村の株価は昔は4桁が最低の株価でした。名目時代は常に4桁を割ったことがなかったのです。だからOBの役員から現経営陣は批判に晒されています。

その為に「野村総研」株を売り、自社株買いを実施、たぶん営業体の優良顧客は、この社の方針に付き合わされています。野村証券の優良顧客の個人では、通常100万株単位が基準です。場合によれば、常務クラスの扱いになるでしょうが…1000万株程度を買う資産家も居られるでしょう。だって「配当利回り投資株」ですよ。借金をしても合います。

だから奥田さんは、事前公約を守ったとも言えます。営業体は、この予想配当を前提に動いており、顧客と暗黙の約束があるからです。この可能性もあります。まぁ、どちらにしても野村証券は、今年…そうして来年の相場を楽しんでくださいね。リスクは余り高くありません。

カタルは「今年は東芝と野村証券だけで充分だ」と前から言い続けています。

時代の流れを考えた投資です。しかも名目成長時代の「雄」です。小手先を…上手に狙わずに「王道」を歩むべきです。これで野村の解説は、お終いです。悪材料も全貌が分かれば、終わりです。「材料出尽くし」は、好材料の時も悪材料の時も使われます。知ったら…お終いなのです。

野村証券(8604)の日足推移

基本的にチャート論でも新しい相場は崩れておらず、元の路線に戻る為の最初の関門は607円前後のようです。つまり株価が610円を抜くなら…高値700円台の奪還は「指呼の間」です。

さて…昨日のロコンドの1760円が、利食いになった意味も、少し解説しましょう。毎日、自分で株を売り買いしてないと、「相場の体温」は分かりません。カタルは毎日ロコンドを買っていました。1750円の指値は買えなかったのです。内出来だったのです。だから臨時の追加決算会見を見て、カタルは納得したので…あの日のPTS(夜間取引)で、1750円で1000株ロコンド株を買いました。しかし翌日の寄り付きは1717円でした。この温度差の意味が理解できなかったのです。イナゴ族は、やはり目先ばかりです。

昨日、この1750円が1760円で利食いできたことにより、ロコンド株の「株価ステージ」が少し上がりました。今度…1700円割れの株価は、前より下値が硬くなります。カタルは他にも1700円以下を買っており、利食いをしていますから、また買います。

「相場は相場に聞け」と言う実践事例です。皆さんは、諺の本当の意味も知らないし…相場も知りません。相場は理屈ではありません。現場の感覚が一番、正しいのです。たとえわずかな利幅でも「利食いが出来る」という事は、相場が強い証拠です。

昨日、ロコンド株が1760円を売れた「意味」を語りました。

何気ない…カタルの毎日のレポートの裏には…緻密かな? カタルなりの読みが働いています。

昨日、752円を買ったNPCは大幅陰線でした。残念です。上値の壁が厚いか…仕掛け筋の力が弱いか…相場の環境がNPCに合ってない為でしょう。

案の定、本日は金融株が上がっています。

今は「相場の潮流」の話をしていますよ。米国の金利は、間もなく…再上昇気配です。4月に入り…日本のバカ機関投資家が米国債を買っていましたが、そろそろその買い需要も消えます。つまり…米国金利は上昇し、金融株の相場がやって来る可能性があります。この予想も…野村証券を、本日買った背景です。

いちいち…丁寧に解説しないと、馬鹿はなかなか相場を理解できません昨晩のWBSではデフレ現象を語っていました。日経出身の論説委員の…あの解説はデフレの一面を捉えた解説ですが…本質は違います。

村社会論理です。まだコメを見ても分かるように「内外価格差」が存在するという事です。自分たちがその事を指摘すると都合が悪いのかどうか…分かりませんが、日本中、至る所に目に見えない日本社会の独特の「不文律」が存在します。村社会だから存在する壁です。

だから菅総理は、凄いかもしれません。何しろ…安倍さんでもできなかった汚染水を決めたのです。泥を被る行動が政治家です。小池都知事は大衆迎合の輩です。

さて…昨日752円でNPCを2000株買ったから、ついでに本日は寄り値で、もう3000株を寄り値の728円で買い、合計で1万株にしました。 理由? 

そんなもんは時代を見れば分かります。依然、「相場の芽」は存在します。カタルの心を揺さぶるのです。カタルはいつも事前宣言をしています。そうして有言実行をモットーに行動をしています。評論家様とは違います。

本物を目指すために、事前に宣言をして自分が成し遂げれば…本物でしょう。40年以上、この世界に身を置き、ようやく…ここまで来ました。

良いですか…100株でも、100万株でも同じなのですよ。自分の力量の中で、最大限の努力することが成長に繋がります。先ずは講釈を垂れる前に、自分自身が行動をすることです。それから…です。

昨日、メールを読んでいたら、2019年に旦那が亡くなられ…遺産として株式が残ったそうで…パソコンのお気に入りにカタルのサイトが登録してあったという奥さんからメールを頂きました。

長年連れ添った人が亡くなると…精神的なダメージはかなりあります。ですが…神様になって…あの世の世界で、また美女を追いかけていると思い、自分は、現世を楽しめば良いですね。ですが…株式市場は素人が儲けられる世界ではなく…野村証券のような配当利回り株に投資するのが良いのでしょう。三菱UFJでも構いません。株価位置に気を付けて売り買いをして欲しいものです。そうして自分の限度を弁えることです。

株式投資を楽しみましょう。アルケゴスの野村で、損をしても下値を買い続ければ…いつか株価は買値を上回ります。「ブツブツ投資」(ドル平均法の応用)を心がけて…無理をしないことです。馬鹿は自分の力量を理解せず、慢心します。

馬鹿をするのは、カタルだけで充分です。動物園の猿を見ているつもりでレポートも楽しんでください。それでは…また明日。



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