米国では決算シーズンを迎え、概ね好調な展開です。ただ株価水準が高いので、すんなり株価は反応していません。基本的にFRBの量的緩和政策が効いており、サマーズ等が主張するインフレ懸念も今のところは封印されています。つまりFRBの基本政策が市場から支持されているわけです。
問題はFRBの政策を市場が容認するかどうか…。次の関門を観ないと不安感は拭えません。この動向が判明数するのは、早くて9月末の動向から…雇用統計値が改善していく過程で、どういう現象が生まれるか?
一般的にはこの動向が見えるのは、年末になるのでしょう。つまりそれまでは…株価は多く動かずに…今のような「強含みの横ばい」という高値調整の時間が続くのでしょう。
コロナで一時的な落ち込みがありましたが、見事な連係プレーで、この危機を乗り切ったイメージです。流石、市場経済の国の米国です。
多くの人が抱く認識は、間違っています。カタルがよく批判をする三重野元日銀総裁のように…政策担当者は、自分が世の中を動かしていると思っているかもしれませんが、市場が政策の行方を決めるのです。これをカタルは「市場原理主義」と呼んでいます。市場の要求を受け入れないと、いずれ世の中は混迷を迎えます。カタルは株価が要求する政策を実行するのが政府であり、中央銀行の役割だと思っています。
ただ方向性を決めるのは人間ですからね。どの分野に重点を置くか?
つまりどの業界にお金を流すか…この方向付けを決めないとなりません。例えば…EUはこの分野が得意です。もともと環境対策はEUが提唱したものです。彼らは概念は斬新です。EC課税も、脱炭素も…炭素課税問題も、みんな彼らの提唱です。規制には2種類あると思います。
良い規制と悪い規制の二つです。
環境対策などは技術革新を生む原動力になります。逆に自由を束縛する規制は、社会の後退を生みます。前向きな規制と、後ろ向きの規制。
日本人は、石橋を叩いても…自ら危険を冒して橋を渡ろうとしません。絶対に、誰も先頭になってラッセルをしない国民性です。誰かがやると…その真似をするタイプですね。松下幸之助の水道哲学などは有名ですが、時代遅れの考え方だと思います。でも未開拓の分野を切り開くには、有効です。ソフトバンクのハロー効果は、物量作戦です。可能性がある分野に大量の資金を投入して一気に市場を開拓をします。
彼の基準はヤフーBB時代の「パラソル戦略」の経営手法です。彼が優れているのは、この時代の「端境期の読み」です。数年後に一般化すると思うと…誰もできないような決断をします。
自分にお金がなくても行動をするタイプです。そのために野村証券の北尾さんの力を借り、その後はドイツ証券などの金融のエキスパートをうまく活用しています。お金というのは不思議なもので…いくらでも用意できるのです。問題はそのようなハイクラスの人の歓心を買うことです。この原動力は夢ですね。共通の理念というか…そういうものがお金持ちの心を動かします。
彼の実績は素晴らしいですからね。今の困難も乗り切ります。この困難というのは、中国の基本政策の話です。どうも…中国は「誤った政策の道」を歩み始めています。先ほどのEUなどは良い規制ですが…中国は悪い規制を連発し出したように…感じています。この解説は時間がかかります。今は、ヒントに留めます.
だって…NY市場の株価は新高値を更新し続けていますが、あれほど素晴らしい成長を遂げた上海総合株価指数は、既に長く新高値を更新していません。カタルが述べる「市場原理主義」です。株価動向だけを見ていると…政策が正しいか? 国民が豊かになるか? この度合いが分かります。これが市場原理主義です。市場が欲する政策を実行しないと株価は低迷をして、やがて庶民も疲弊します。今の他人批判を繰り返す…日本の風潮は「心の貧しさ」が生んだ現象です。
1989年に38915円をつけて…未だに、高値を更新できないのは、深刻な「政策ミス」です。
日本人は村論理が優先され、みんなで「出る杭」を打ちます。リクルートの江副さんを叩くことが最大の誤りだったのでしょう。既得権力者の利益を侵すと…途端に、些細なことでも大げさに事件を「でっち上げ」て、世論を誘導します。政策官僚の良識が疑われます。
安倍政権叩き、今の菅政権叩きは、その一環だろうと考えています。
菅さんは今のところは合格でしょう。現実的な対応をしていると思っています。今回の抗体カクテルの「ロナプリーブ」の早期認証から、無償化はなかなかできませんよ。
村論理は時間がかかります。ただ残念ながら、彼の風貌やしゃべり方が彼の評価を下げていますが、なかなかの実行力だろうと思っています。安倍政権を陰で支えていた実力者なのでしょう。表舞台に登場する人物ではなく「裏方」に徹するべきだったのかもしれません。せめて…コロナが収まり、一気に歓迎ムードが広がると良いのですが…あとわずかな期間にそれを演出できるかどうか…、優秀な「演出家」の存在が欠かせません。
この演出ですが…株価も同様です。日本人は基本的に日和見主義なのです。みんな、そうです。これは小さい頃から、「画一化教育」を受けてきた弊害でしょう。だから教育方針を変えねばなりません。時間がかかる話です。
こんな話は皆さんには退屈かな?
株価は、何も心配いりません。確実に日本は時間闘争のおかげで変化の時期を迎えています。「黒船来航から西南戦争」の時間を超えて、村社会の意識変化を行ってきたのです。いまだに時代錯誤のメディアもいますが…正解は一つです。
やがて論調は変わります。
これは、日本人の得意分野でもあります。方向性が定まると「一斉に走り出します」。その条件が整っているのです。一例は、我が国の内部留保の金額です。475兆円も眠ったままです。このお金が動き出します。しかも今度はDX投資など…社会変革を促す投資ですから、「乗数効果」は高く10倍程度になると思います。相乗効果がいい方向に生まれます。もうすぐ…僕らは、「あちら側」の人間になれます。
例えば…カタルはとうとう800円台の株価を買った「シックHD」(7365)の話をしましょうか。皆さんは自分が正しいと考えているとすれば…それは間違いです。世の中は広く、自分より優れた人はたくさんいます。多くの高級官僚は東大法科卒です。やはり記憶力は素晴らしいのです。キャリア官僚との付き合いはあまりありませんが、彼らは一度インプットした情報を忘れません。カタルなどは、人の名前さえ、何度聞いても聞き直します。馬鹿との差は明らかです。忘れると…検索し直し…手順を繰り返す作業が必要になりますが、彼らは忘れませんから、その時間が節約できます。つまり効率的な仕事ができます。
エクセルの使い方も同じ、すべて一緒ですね。やはり時給が2倍も3倍も違うのは道理です。
つまり自分が馬鹿なら…優れた人の真似をすれば良いですね。孫正義が株を買ったら、自分も買うのです。同じ行動をすれば…彼より劣るでしょうが…それでも彼と同じような成功者になれるでしょう。識者のマネをすればいいのです。
シックHDは光通信の重田さんが1078円で株を買ったのです。今なら、彼より効率的な資産運用ができます。光通信の重田さんはIT業界のベンチャー連中の神様的な存在ですよ。孫正義と同じようなものです。彼が1078円でシックHDの株を買ったのだから、自分が800円で買えるなら、その1078円になっただけでも大変な儲けになります。
この事を知るだけで、もうお金持ちの仲間入りです。馬鹿は自分で考えるのですが…迷ったらお金持ちと同じ選択をしましょう。絶対に儲かりますね。だから…カタルは初めて802円の寄り付きで1000株シックHDを買いました。その後、今のところは790円も買えました。どこまで買えるかどうか…。ようやく相場がスタートしたのですね。ここがスタートラインでこれから新しい相場が始まります。僕らは高値を追うことはしなくても良いのです。下値をシクシクと集めましょう。そのうち、株価が自然に上がりだします。
まずは己を知ることです。自分が馬鹿だと認識して、あちら側にいる人のマネをすれば…時間の節約になります。カタルレポートは間違いだらけの部分もあるでしょうが、それでも皆さんより多くの経験を積み、現場を歩いてきました。確実に…一歩一歩ステップアップしてきたのです。ずいぶん、回り道をしましたが、あと少しです。
そういえば…ロコンドが自社株買いだそうですね。1500円で10万株かな?
量ではありませんね。田中君の株価に対する考え方が分かります。株主側に立ったメッセージです。中央銀行が金利を操作するのは、公に経済動向の指針を示す目安なのです。このメッセージ力が重要なのです。アナウンスメント効果です。上場企業の経営者で自分の会社の株価動向を気にしてない奴もいます。
この現実を見れば…田中君は、やはり…期待に応えるでしょう。カタルは一層、好きになりました。こういう現象を観て…何も感じないなら…もう株式投資など止めましょう。一生、無駄な負け組です。
僕らは「賢い投資家」を目指しています。そのために間違いもありますが、失敗を素直に認め、次回に生かせばいいのです。その修正を繰り返せば…やがて無敵の常勝将軍になれるでしょう。そろそろ…カタルは損をしない投資方法が確立できそうです。悪戯に…40年以上も無駄飯を食って過ごしてはいませんね。ですが…なかなか神様は微笑みません。
3割の努力をしていますから、あとの7割の運が味方すれば…簡単にあちら側に行ける段階でしょう。あとは皆さんが判断するのです。カタルは光の重田さんが1078円でシックHDを買っているから、安心して成功者の後を追えます。
これは株式投資で成功する極意の一つです。やって見せ、言って、聞かせてさせてみせ…それでは、もう1000株だけ…。785円はなかなか買えませんから、仕方なく…790円まで、もう1000株追加で買いに行きます。本日は今のところ、802円、795円、790円で1000株ずつ買っています。カタルは事前に公約をしています。1000円まで自分の力量が許すなら買い続けると述べています。
あとは皆さんの判断です。ロコンドもメッセージが発せられ…株価は反発しています。本日の高値は今のところ、1447円です。これはあの日の1439円を上回りました。追証さえ消えるなら…あとは期日分の売りだけです。馬鹿が4000円、3000円、2000円で買ったのを、僕ら賢い投資家は1400円前後で買えます。問題は自分の力量把握です。ぶつぶつ投資は絶対ですよ。
コロナ患者の増加で怯む人が居るかもしれませんが、今回の抗体カクテルの「ロナプリーブ」は確実に重症化を防ぐのでしょう。世論は間もなく変化します。常に前を向き、歩みましょう。後ろ向きの発想に未来はありません。それでは…また明日。
無事、手術は終わり、今のところは穴は空いてないようで…無事に更新できます。それでは…また明日。なかなか美人ぞろいの看護婦さんばかりで…困った選択です。うれしいな…若い女性と話をする機会などないから…ひと時の安らぎです。せめて株式相場も楽しい時間を与えて下さいな…。すべて神様の裁量次第です。