米国経済指標と近況

本日は、これから出かけますから、簡単に原稿を書きます。基本的に米国の雇用統計が40万人ほどの事前予想から大きく外れ…19.9万人になりましたが、そんなに…景気減速を疑わなくて良いのでしょう。それに…そろそろ雇用統計値をそんなに重視しなくても…いい時代になっています。指標には、価値のある時間と価値が薄れる時間があります。より良い条件を探す…失業もあるのです。むしろ…「失業率の改善」が続き、4%を割れて3.9%となっています。その様子をご覧ください。もう雇用問題は重視する課題ではありません。むしろ物価(CPI)です。

雇用統計と失業率の推移

逆に…平均時給の上昇が定着しています。31.31ドルです。如何に日本人の感覚と米国の雇用賃金の違いがあるか…分かると言うものです。手元の資料では2006年の3月が20.04ドルですから、そこから5割以上も米国の賃金は上昇しているのに、日本はあまり変わりません。村社会が、みんなの雇用を守るために、実質経済を採用している為です。リーマンショック後も、たとえ僅かでも…賃金は上昇しているのです。

米国の平均時給と上昇率の推移

カタルは「名目経済」を基準にすべきだ…と、述べ続けています。この実質と名目の違いは、物価上昇ですが、その大きな政策の違いは「資産インフレ」を認めるか…。認めないか…に大きな違いがあります。

馬鹿な日銀総裁や宏池会出身の宮澤喜一などの…日本のバカ主導者が、方針を間違って政策を実行した為に、こんな「失われた時代」の社会が定着しました。岸田総理が安倍路線(アベノミクス)を外れたように見えるのは、この違いですよ。アベノミクスはどちらかと言えば…名目経済を重視しました。ようやくここまで来たのですが、どうも…岸田さんの「新しい資本主義」の概念は「実質経済」路線のように見えます。

官僚は傲慢に…自分達が経済をコントロールできると思っているようです。まるで…あの三重野元日銀総裁の暴言を想い出します。あの時に、三重野は「株価なんか関係ない」と述べて強引に利上げをしたのです。その為に「バブル崩壊」の痛みがドンドン増しました。肝心の「不良債権問題」を、全く…考慮してなかったのです。澄田で大きく持ち上げて、三重野で「奈落の底」に叩き落とす…ジェットコースター政策です。不良債権が膨らむはずです。

このような…「度重なる失政」の為に、日本には大切な「資金」が眠っています。内部留保484兆円に、個人の現預金残が1072兆円のお金が、「気分次第」でこのお金が「動き出します」。

その様子が日立の変貌であり、デンソーの発言や日本製鉄の行動変化です。このプラスの力と、岸田政権の実質経済への方向転換の圧力の「綱引き」でしょうが…岸田総理は金融所得課税を撤回したように、安倍さんにも配慮するのでしょう。故に大丈夫だとカタルは思っています。

それに…ようやく始まったFRBの方針転換が日本を助けます。この円安はある意味で、日本人のマインドを転換させますから…人件費(賃金)も上がると思っています。

米国金融株の推移

ここで…米国の金融株のグラフを見てください。カタルは、この時を待って…ずっと、リーマンショック以来…米国金融株の株価データを追っていました。ようやく…その努力が報われるのでしょう。永遠と14年ほどかな?

何故、カタルが昨年末に「野村証券」(8604)を大推奨したか? このグラフが語ります。商業銀行はバンカメ、JPモルガン、ウェルファーゴ、シティーの4社平均で、投資銀行はゴールドマンサックスにモルガンスタンレーです。

でも結果はアルケゴスで時間軸はズレましたが…本質は変わりません。ここに来て「三菱UFJ」(8306)が急騰しているのは、会員の皆様なら…カタルは、会員レポートの臨時号を出しています。何故、臨時号(2021/9/25)まで出して、「三菱UFJ」などの金融株を推奨したか? その本当の意味の理解が進むと思います。

この路線は、一昨年末から暖めて…来たシナリオです。日本もFRBの方針転換を受けて、ようやく「名目時代」が加速すると思っています。本当は…カタルは、もっと早くこの場面が来ると思っていました。最初は、安倍政権が誕生した時です。ところが…やはり「失われた時代」の後遺症は、大きく、なかなか…人々のマインドが転換しません。故に内部留保を6年分の利益と言う異常な水準まで、お金を貯め込んだのです。だからMBOやTOBが盛んになります。

しかし…デンソーは自己資本を削ってまで…投資をすると述べ、株価が5ケタに乗りました。日本製鉄も村社会論理を否定して、真の競争社会に挑みます。

あのトヨタとの薄板鋼板の価格交渉も、訴訟も…村社会からの決別宣言です。だから株価が上がって来ます。これからですよ。ようやく2000円台に乗ったばかりです。今から…こんな事を言うと「馬鹿だ」と思われますが…日本製鉄の1万円も可能性がないとは言い切れません。先日のタイの電炉企業の買収は、そういう路線です。

皆さんは、自分の頭でニュースを考えない人が、殆どです。

時系列の経済の流れを追ってみなさい。何故「プラザ合意」が、日本の曲道だったか? 

あの時に方針転換をすべきでしたが…東大法科の官僚達は、真剣に経済を考えてないのです。だから澄田のような…アホが、「金利平価説」を重視して、金融緩和をして円高対策だとほざきます。その背後に、その低金利を利用して…銀行は「120%融資」をして、地価を暴騰させます。もう…「狂った人間」がトップに立つから、こんな時代の「悲哀」を、僕ら真剣に働く…「末端の人間」が味合うのです。

どんなに努力をしても、年収120万円の世界です。その反対に位置する官僚様は2000万円台の保証された給料で、大蔵はノーパン・ジャブジャブです。もう狂っていますよ。この「失われた時代の反省」もせずに、岸田総理の傀儡政権の誕生です。ロボット政権だから…メディアを使った攻撃は止みます。安倍さんや菅さんと比較すると分かるでしょう。これが…メディアを使った世論の誘導です。

せめて僕ぐらいが本当の現実を伝えないと…無駄な努力をしています。

何も…上がる株を当てることが、レポートの主眼ではありません。本物の投資家を育てれば…時代の変化に役立つと思っています。何しろカタルは市場原理主義者です。

日本を良くしたいのです。頑張る奴が報われる…本物が活躍できる社会です。成功者が誕生すれば…やがて「希望溢れる社会」に変わり、みんなが楽しく生きることが出来ます。自殺者は、どんどん…減るでしょう。SNSなどで、簡単に他人批判をするのは、自分が上手く行ってないから、他人に自分の責任を転嫁することで、日ごろの鬱憤を晴らしているのでしょう。そんな社会は、どんどん暗くなり…疲弊します。

逆に、みんなが豊かになれば…相乗効果が生まれます。

カタルの短期運用口座の運用成績の推移

俺だって…やればできる。カタルのような馬鹿でも金持ちになったから、俺に出来ない筈はないと思います。

そう思って…カタルは小手川君にチャレンジしていますが、未だに200万円が、今年は1800万からのスタートです。情けない限りです。その様子を掲載しておきます。実際は100万未満のお金を、毎年、回収しています。今回も税金を引いた儲けは7476522円ですが、476522円を年末に回収して…大台を揃えています。過去の全てそうです。だから運用成果は、多少は…もっと良いのでしょう。

カタルは貧乏なので、未だに友達への義理を返せませんが…今年は、何とかその恩に報いたいと思っています。徐々に復活します。

そんなわけで…本日はこれから出かけ、過去の「恩に報いるため」に、ボケ老人の介護活動に出かけます。故に夜に帰ってから…会員レポートを書きますから深夜の更新になるでしょうから、会員の方は、明日にでも、レポートをお読みください。また…明日。



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