金曜日の米国株を観て…皆さんは「動揺」していると思っています。こんなもんは「演出」の一環ですよ。
しかし…岸田政権の「新しい資本主義」は、彼が就任した10月から7か月が経ちますが、その全容は、未だに…よく見えません。菅さんと比較すると「月とスッポン」です。でも日本のメディアの評価は高いですね。だれも彼の批判報道をしません。安倍さんや菅さんと比較すると、その事が、よく分かるでしょう。仕事をしないから…批判も生まれません。これをロシア並みの「プロパガンダ」と呼ばずに…どう解釈すべきなのでしょう。
何故、村社会構造から、なかなか…日本は「脱皮」が出来ないか?
これは日本国民の根底に、根付いた…心理なのでしょう。本日の日経新聞には「働きがい改革」道半ば…となっています。自分達、日経新聞が「実質成長時代」を支持して、官僚寄りの発言を繰り返して、日本国民から「働く意欲」を奪ったくせに…「臍が茶を沸かす」とはこの事です。一般の人間は、騙すことが出来るでしょうが、真剣に生きて来た人間にとって、「お前らの為に、政策がネジ曲がって…こんな世の中になったんだ!」…と怒鳴りたい気分です。
村社会論は能力のない奴も平等だから…ある意味で「共産主義」です。結局、政策官僚の多くは、自分達の権力を伸ばす…北欧型の高税率の福祉社会を目指しているのでしょう。カタルは、よくその事を考えます。でもソ連の崩壊、中国の歴史、何れも…頑張る奴が世の中をリードする「雁行型」の経済です。
東京に出てくると…その事が、よく分かります。地方のトップは東京の上位のビリです。東京の人は、みんなレベルが高いのです。やはり地域差は大きなものがあります。
カタルはその中でも歩合の世界に飛び込み…自分を高める努力をしてきましたが、やはり…馬鹿カタルは、所詮、なかなか…あちら側に行けません。でも日経の汚点が見えるようになりました。例えば此方のサイトを観てください。今、報道されているNHKなどのメディアと主張が違います。まぁ…株の売り方と買い方の意見対立のように、世の中には様々な意見があります。
僕ら日本人は「画一化」されたロボット教育を受けて来たから、NHKや日経新聞を信じて疑いません。でもネット社会が定着して…馬鹿カタルも、米国の動向を、今まで以上に観るようになっています。例えば…米国製薬大手のイーライ・リーリー(LLY)の株価は、この株安下でも…こんな感じですよ。認知症「ドナネマブ」や…今は肥満治療薬「チルゼパチド」です。こんな事は日経新聞だけでは分かりませんね。でもネットを漁って…色んな資料を読んでいる過程で、色んな発見があります。
ようやくカタルは、上手く行けば…「開眼」できるかもしれません。最近は「金利高」が悪い事とは、考えていません。高い潜在成長力を持って…利益率の高い企業がドンドン安くなってきた…チャンスだと思っています。金利が高くて…新興株が売られる論理はおかしいですね。この解釈は間違っています。
今は、基本的に「ポジション調整」が、世界的なレベルで進んでいるだけの話でしょう。
だって考えてください。リーマンショック前の米国金利は5%を超えていたのです。カタルはFRBが悪い…と思っています。あまりに「極端から極端へ」激動する政策を採用したために…市場関係者の体制転換が遅れたのでしょう。それだけの話です。
米国10年債の金利上昇の角度を観ると…そう考えます。きっとバイデン大統領が、いつも「ガミガミ」言っているのでしょう。自分の都合で、米国民を犠牲にしています。やはり老人は「社会のお荷物」なのでしょう。
ある意味で、このレポートの一番の狙いは、社会還元の「ボランティア」かもしれません。カタルは毎日、書くことで…自分も勉強をします。そうして会員制度のお陰で、生活の立て直しが可能になっています。皆様のお陰であります。
この関係はウィンウィンの関係です。続けている過程でカタルの知らない情報を教えてくれるメールも良くいただきます。皆様に感謝しております。
様々な情報に接し…カタルのフィルターを通して、必要なものをこのサイトで伝えていると考えています。この作業は、膨大な時間が掛かります。だから本当は…多くのスタッフがいれば…カタルの作業も「質」は更に高くなります。大手のヘッジファンドのスタッフは、みんな優秀ですよ。苦労して…「本当の情報」を集めます。情報と言うのは、非常に価値があるのです。
カタルレポートを読み、何か…一つ、皆さんが感じるものがあるなら、その影響は大きなものでしょう。
さて本日は、「金利が高いから株が下がる」と言う間違った解釈を止めましょう。
問題は意識の共有なのです。「浸透度合い」の問題です。そうして株の場合、知ったらお終いです。インフレは既に「共通の認識」になって…末端の日本人まで、騒いでいます。でもそのおかげで…日本に「眠るお金」が動き出すのです。インフレが「カンフル剤」の役目を果たしています。
故に、黒田さんは「無制限の指値オペ」を実施しています。
早晩、海外投資家は実質成長時代の清貧思想から、変化する躍動感あふれる名目成長時代へ変貌する日本を観て…大きく日本株を買ってくるでしょう。
だって配当利回り投資の株価位置です。世界中でインフレ対応のなかでも「金利裁定」概念が働く、投資先で…しかも「兆円」単位で受け皿を用意できるのは、日本株だけです。きっと海外投資家が主体で、何処かで…「日本株ブーム」が起こるでしょう。バフェットの成功事例は、その先駆者なのです。ここからです。
此処で…彼は、あまり能力があるとは思いませんが、一つのサイトを紹介しておきましょう。何故、カタルが「野村証券」を「雪だるま投資」に選択したか?
遠大なスケールの狙いがあります。早い話…野村証券の雪だるま投資だけで、老後の心配はないでしょう。1億や2億は…必要かな?
今回、お世話をした老人ホームは、東京のトップレベルの最高クラスの施設でしょう。まぁ、その上には、別の施設もあります。痴ほう症などなければ…銀座まで遊びに行ける距離に、「豪華絢爛」と言う言葉が、似合う良い施設があります。でもあそこは…疲れますね。食事に行くのも、着替えて…ドレスアップです。
本日は休みですから「投資方法」の話をしましょう。
実は投資スタイルは様々な方法があります。自分の性格に合った投資法を、選択しないと失敗します。今回は多くの方に「会員応募」を頂きましたが…会員になっても、必ず、儲かるわけではありません。当たり前です。実際に今回は、多くの方から「カタルは落第」のレッテルを貼られています。でも色んなメールを貰っています。
事例一
「3月までは500万円ほどで運用し、この頃は下落に備え300万円位でまわしていましたが、この下げ局面では(連休前だからといって言い訳を自分にして)安いところを拾えませんでした毎度のことですが根性なしです。4月28日現在 前回報告時1057500円が11086000円で511000円増えました(現金7626000円 保有株3460000円)利確定が295000円(税込)含み益216000円です。」
事例二
「カタル様いつもメールを配信頂きましてありがとうございます。従来ではトントンで決済していたのですが、今年は、大きく利益が出そうだったのです。BESE(4477)持高5300株を売るつもりをしたのですが、カタル様のメールで「ストップ高」が有る様な事を見て売るのをためらいました。今年は利確優先をモットウに取引を行って来たんですが、カタル様のせいにしてはイケナイ。いつもの事です。良く考えたのに…残念です。」
この方はレポートの事をメールと勘違いされているようです。でもカタルよりずっと年齢が上でも、こうやって…慣れないメールをくれます。
基本は全体の「相場環境」なのです。昨日も書きましたが…多くの人が、この外部環境の事を考えていません。常に自分が買った株しか…見てないでしょう。ここでは「市場の整合性」の話をしています。カタル銘柄の「ロコンド」(3558)と「BASE」(4477)の話をして、マザーズ株の環境の話をしましたね。この意味を皆さんは理解してないから…数々の失敗をします。
そうしてカタルは、一つの投資法として「ブツブツ投資」を、皆さんに伝えています。代さん(ブツブツのあだ名=いつもぶつぶつ呟いています。)と言いますが、彼は現役時代の平均年収は2000万円以上だったと言います。どんなに相場が悪くても…毎日、伝票を100枚程度書いていました。買えないような指値でも、相場の乱高下があると結構…出来ます。
カタルはその隣の席で彼のマネをしたのです。「分散投資」です。証券マンの多くは顧客からの注文を最大限に引き出して注文をします。10万株買える顧客なら、目一杯の勝負をさせます。でもブツブツは10万株を買える顧客でも1000株単位で、毎日、注文を出すのです。これを真似ています。株価や時間を考慮して分散をするのです。自分の相場観は、間違っている…と言う前提の投資です。
早い話…株価が上下に動けば、必ず、儲かる論理です。ただし無限のお金が必要になるから分けて注文を出します。しかもドル平均法なら…自分の買値は、常に市場価格に近づきます。下げ相場のメルカリでも、実践ではカタルは利益を計上していました。論理的には理に適った投資です。
「雪だるま投資」は、時間軸がもっと長いものです。
野村証券は22円配当で株価は500円ですから、利回りは4.4%です。結局、このラインから下を買い続けて置けば…必ず儲かる理屈です。株価なんか…あまり関係ありません。ただし…野村証券が。山一証券のように消えれば終わりです。その確率はかなり低いと思っています。その内、株価は4桁復帰して1000円以上になるでしょう。
昔の野村証券の株価の「下値が1000円」だったのです。実質経済成長下の政策では駄目でしょうが、既に名目時代の確立が目の前に迫っています。ノンビリやれば良いのでしょう。カタルは信用取引を利用していますから、株価が100円上がるたびに利益を出して買い増しを続けるなら、最後はかなりの持ち株になる筈です。
この他も…色んなやり方があります。下値の乏しい株、例えば…カタルは「寺岡製作」(4987)を参考銘柄の一つに掲げています。下値はたぶん…ない筈です。でも非常に過小資本株で10万株を買うのは大変ですよ。金持ちはこのような株を100万株程度買って、大株主になって登場します。そうして時間を…辛抱強く待ちます。忍耐があるのみです。下値が続くなら…いくらでも買います。
カタルは基本的に「博打人間」ですから、高い変動率の銘柄を好みます。
この性格を皆さんは熟知して…この原稿を読まねばなりません。先ほどのメールに在ったように…本当にBASEは、一度ストップ高があるんじゃないか?…と思っていましたが、肝心の時に…米国のナスダック指数は下落をしました。外部環境が合いませんでした。株と言うのは、条件が整わないと駄目なのです。
今の基本は、買い方にとっては逆風です。
こんな事は分かっていたら、レーザテックの「空売り」も紹介しています。しかし…カタル自身は、「空売り」をしないと宣言をしています。だって…株屋は「夢を語り」…その夢を生きる糧にして、商売をします。日本の未来が良くなるように…資金が「円滑に動く」ことを願っています。政策と言うのは、みんながハッピーな社会の実現を言います。
習近平氏は、毛沢東の文革を見習い…共同冨裕です。しかし、こんなやり方は通用しません。カタルは市場原理派です。東京に出てきて仕事をしていれば分かります。スケールが違います。よちゃんは200億円を飛ばしたのです。都内でも…限られた金持ちですから、都市銀行の常務が、挨拶に訪れるのですよ。この意味を、どれだけの人が理解をするか?
一つの社会現象から、様々な事が分かります。
岸田さんは最近、少し…方向転換を図っているようですが、カタルに言わせると、時間が限られているのに「無駄な時間」を使っています。仕事と言うのは、スピードなのです。出来るやつは、絶対に…課題を「後に」送りません。今、できることは、直ぐに処理をします。そのスピードを如何に、早めるか?
早く…日本にもイーロンマスクを、上回るリーダーの登場が待ち望まれます。お金は使ってなんぼ…使えないお金は意味を成しません。所詮、人間は、食って寝て…泣いて笑って「楽しい時間」を、どうやって過ごすか…なのでしょう。
今の駄目相場も、結構、楽しめますよ。相場を楽しみましょう。今は儲ける場面ではなく…楽しむ場面でしょう。
今は米国のイエレン時間と言うか…CPIの一服現象から、まもなく…高止まりになります。こんなスピードで、この「状況変化」が続く…筈がありません。
0.5%から3%近くなのです。実に6倍近い変化ですよ。これじゃ大衆は、戸惑います。だから…政策の失敗で馬鹿なのです。米国は日本と違い「名目成長」を謳歌している社会です。ショック療法は、必要ないでしょう。しかし…日本の貨幣乗数は、歴史的な低さで、動かないお金が問題なのです。
だから日経新聞の本日の報道の「働きがい改革」が諸外国と比較して日本民族の劣化が進んでいます。この一番の理由は、社会の「閉塞感」です。失われた時代と呼ばれる清貧思想の実質成長経済を長くやって来たから…社会は疲弊しています。
故に所得の移転が必要で…その流れが起こりますから…インフレになります。この選択肢は「未来の日本」にとって良いことなのです。働かずに年金で食っている「ぼけ老人」を養う必要はありません。だから早く「尊厳死」の議論を始めて欲しいなぁ~。原発再開は、喫緊の課題です。岸田さんは様々な課題をどのスピードで成し遂げるのでしょう。講釈は充分です。カタルは早く「成果」が観たいのです。
最後に日本株式のロングチャート(月足)を観てください。このような形はなかなかお目にかかれません。この非常に長い「失われた時代」と呼ばれた時間が、日本には大きな「肥やし」になります。日本株は「肥沃な大地」のイメージです。
GDPに匹敵する484兆円の内部留保を、もう積み上げることが出来ず…「株主還元」相場がスタートしています。これは「金利裁定」の話です。つまり日本株は、米国のような泡の部分は、全くありませんから…心配はないのです。だから配当利回り株は、絶対に「下がったら買い」なのです。当たり前の理屈です。
明日は、安値を買うチャンスですよ。ノンビリ構えましょうね。