様々な不満が、渦巻く社会環境なのでしょうか?
平成の世も終わりを迎え、この30年間を振り返ると…ろくでもなかった時代と言う印象です。「塗炭の苦しみ」と言う言葉がありますが、夏(か)の桀王(けつ)の悪政を嘆いた諺のようですが…紀元前1900~1600年ほどの時代を言うのだそうで、三国志のはるか前の時代です。よく言葉が残っているものです。
きっと時代に翻弄された人間の嘆きが強いのでしょう。国が栄えるかどうかは、指導者がいるかどうかに尽きます。会社も同じで経営者の資質がモノを言います。
最近、気になるのはNHKの報道姿勢です。「命に危険な暑さ」とか…「50年に一度の豪雨」とか…の表現です。熱中症の死者が多いのは分かりますが、東京の死者は年間で100人程度なのでしょう。仮に2倍の200人にしても1000万として比率にすると…極わずかな確率です。なにか…大げさだなぁ~と思うのです。
社会の手落ちと言えるかどうか…。微妙な問題を大げさにメディアは取り上げます。中学生、高校生の苛めによる自殺問題もそうです。学校の責任を過剰に問います。
カタルは、よく「失われた時代」を嘆いていますが、でも基本は本人の自己責任です。カタルがこの30年間、政策を批判し続けながら、「買い」姿勢で対応してきたアホな行動こそが、本来は非難されるべきなのでしょう。「空売り」派にとって、実質経済重視の悪政は、とっても…おいしい政策でした。社会が疲弊しようが構わないからです。
まぁ、カタルも含め、日本人は「甘えの構造」があるように感じます。豪雨災害にしても天災です。東北大震災の原発事故も天災だと…カタルは思っています。市場経済の世界では、常に効率が重視され無駄な投資はしません。費用対効果と言う概念が常に働きます。
起こるか…起こらないか分からない、地震対策に、何十億円も投じるのは馬鹿です。
ガンにかかる確率は50%程だと言いますから…かなり高いのです。だから当然、自分もいつかガンに侵されると思わねばなりません。それを前提に行動します。カタルはガン系の遺伝子を持っていますから、当然、がん保険にも、若い時から入りっぱなしです。
もっと自己責任原則を、日本人は持つべきだろうと思っています。山の近くに家を建てていれば、土砂崩れの可能性は高いのです。それが嫌なら引っ越せばいいのです。川の近くもそうですね。それもしないで、被害に遭った時に避難指示が遅いなど…と文句を言うべきではないでしょう。
株式投資も同じです。通常は5割の確率で損をするわけです。それを利食いできるのに利食いをしないで…高い所を買った自分を批判しないで、株で損をしたのは、あいつの責任だと…責任転嫁をする人がいます。株式投資は自己責任なのです。自分の行動は、自分自身でその結果を受け入れねばなりません。
カタルなど…しょっちゅう反省をしています。何故、あの時、買ったのか? 何故、売らなかったのだろう。何故、あの安値を投げたのだろう。自分の行動を振り返り…常に自問自答を繰り返しています。
昨日の資料が示すように…選択によっては、今は、損失を抱えている人も多い事でしょうが…それは自分の行動の結果が招いたものですから、その現実を受け入れ、次に失敗しない為の重要な糧にすればいいのでしょう。
カタル君、かなりうまく行っており小野薬品の対応まではピッタリの選択でした。NPCは爪を伸ばしすぎ…成功と言うか、失敗と言うか…。でもその後の安易な行動が、今の低迷に繋がっています。最近は、空売りも研究対象に選び始めています。本当は嫌いなのですが…常に常勝将軍を目指すためには、欠かせないアイテムなのかもしれません。
所詮、個別株要因は、市場リスクに押されます。ソニーはよく耐えたほうでしょう。東芝もそうです。何故か、最近は日経平均採用のような、大型株しか、頭に浮かばないのです。ジャムコのような株も、良いとは思っていますが、もう2400円前後ですから、倍になってもたいしたことはありません。なかなか…10倍、20倍になるような銘柄は出てきません。
可能性を感じるJTECやユビキタスなどは、なかなか思うような展開にならず、可能性は存在しても、やはり最後は経営力や環境がモノを言います。相場に参加しているときに、どんどん条件が良くなり、潜在成長率が上がるような銘柄が見つかればいいのですが、なかなかピッタリ嵌るものはないのです。
よく人は、結果論だけを取り上げて…なんだかんだと言いますが、それは様々に存在するシナリオの一つに過ぎません。未来の株価は、未来の選択肢でどんどん変化します。つまりケース・バイ・ケースなのです。それを…人間の感情は、「お前は、あの時にこう言った」…と始まります。
でも何故、最近カタルはあまり好きでもない…ソニーや東芝などの大型株を取り上げるのでしょう。不思議ですね。きっと他にも良い銘柄がある筈なのですが…。カタルの努力不足で…探せないだけかもしれません。
手詰まりながら…カタルなりに、前向きにラッセルを続けて、常にチャレンジャーとして挑戦を続けたいと思っています。 「挑む」という漢字、カタルの好きな言葉です。良い響きです。駄目だと思っていても…可能性のある限り果敢に挑戦を続けたい。
カタルは親父が、がんに侵され死んでいく姿を見送りながら…、一所懸命に生きようと、社員生活を辞めて歩合の道を歩みました。今もあの時の気持ちのまま生きています。でも幸い、毎日売り買いが出来る体制になりつつあり、早く相場が始まらないかなぁ~と言うワクワク感は、社員セールスの時代と同じです。やはりカタルは相場バカなのでしょう。
それでは…また明日。