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かたる:最近はグローバル展開になっており、世界中の株式は同一方向に動き出す展開が多く観られます。故に…NY市場の動向は重要だと思われます。NY市場は「ソブリンファンドリスク」(産油国の現金化)から、いち早く立ち上がりました。世間では原油安で株価が安い時に、既に上昇を開始しています。今回は、色んな時間観測(景気循環の予測)が流れていました。カタルは何度か、イエレン時間にダリオ時間など…代表的な観測を綴っています。この景気観測は非常に重要で、銘柄選別に大きな意味を与えます。なにも小野薬品の人気化は、個別株の動向だけではなく…この景気循環の波が大きな影響を与えています。

皆さんは、相場になるのが偶然だと思うかもしれませんが…違います。プロは、あらゆる可能性を考え、仕掛ける銘柄を選別しています。ただ企業業績が良いだけでは駄目なのです。一番は時代的な背景が、どう動いているか? この読みが重要なのですね。今は産業革命以来…の歴史的な転換点に位置しています。スマートコミュニティーと言う変遷ですね。コンピュタの応用が劇的な変化を生んでいます。当然、花型職業も変化しています。今ではIT技術者が持て囃され、年収が1000万を超えるのは当たり前の現象です。出来る人は、数千万円を稼ぎますね。更に独創的なアイディアがあれば…芸術的な評価が生まれ、ゲーム事業を自ら立ち上げ、商売にする事も出来ます。

昔は炭鉱が花形産業だった時代がありました。信じられないかもしれませんが…消えた夕張を始め、三井など…帝大での優秀な人間が就職しました。カタルの時代は金融マンが花形だったかもしれません。比較的、高額な収入ですからね。株屋でも出来る人は、みんな億単位の収入です。株で儲けるためには…時代の流れを読むことが、一番、肝要なのです。

ISRGの株価推移

ISRGの株価推移

米国では決算発表が盛んなようで…この1―3月期は一番の落ち込みなのに株価は強いですね。4―6月期も、まだ減益は続きます。予想では7-9月期頃にプラス浮上するかもしれないと言う事ですが、株の方は、いち早く新高値を窺う動きです。でも昨日はバイオ関連などの薬品絡みが、人気だったようです。好決算を受けインチューイティブ・サージカル(ISRG)が高値を追っていました。皆さんも名前ぐらい知っているかな? 手術ロボットを開発販売している「ダヴィンチ」の会社です。もともと血管が入り組んでいる肝臓や脳の手術などは…精細な手術テクニックが要求されますが…ロボットなら拡大して手術が出来るので、誰でも簡単に名医のレベルでオペが出来ます。

もう三寒四温ではありませんが…、日に日に、夏が近づいている様な気候になって来ました。株の場合も、果物と同じで「旬」は一時的なのですが…、この腐りかけが、一番おいしいのです。故に、プロはいつも旬を追いかけて…株の売り買いを続けています。今日、買っている株は、MSNを中心に…バイオ関連が多いかな? このMSNは安全パイのように見え、ハイリスク派は、カイオムでしょう。何故か…高値を抜いてから手を抜いているように見えます。

規制銘柄なので規制解除を狙っているのか…それとも、あのオプション契約は偽物なのか…微妙な立ち位置です。この3月14日にニュースリリースされている110億円の契約は現状の赤字が10億円程度なので、非常に大きな金額ですね。通常は、いくらオプションとは言え、一時金が、今期に計上されるはずで…この見通しが、この株の焦点になりますね。いくら守秘義務があると言っても…決算発表では、この一時金の計上の程度が判明すると思っています。株価は、その動きに合致していますね。故に読者の人で、新たに参戦するなら、この900円割れの場面は、買い場になると思っています。おそらく865円は割れない筈…と思っていますが、果たして、どうでしょうか?

理由は幾つかあります。テクニカル上の見方として…4月12日の出来高が501万株ですが、この日は大きく下げており保持者は落胆していますから、この高値を抜いた15日は出来高が膨らむ筈です。しかし501万より遙かに少なく322万で高値を抜いており、4月19日に1042円を付け、1031円で終わっています。カタルの経験上、一度、4ケタを付けたものが…その後、4ケタを割れたところは、過去のケースでは買い場になっているケースが多く、経験上は鉄板です。カタルも持ち株を、もっと増やしたいのですが…自分自身の力量と言うものがあります。このまま下がるかもしれませんから…余り過度にリスクを取ることはできません。

でもバイオ関連は、かなり危ない印象も…同時に持っています。先日来、何度も述べている様に、旬を迎えているから値動きがいい訳で、値動きが良いと言う事は…同時に言葉を裏返せば、「危ない」と言う事ですね。素人が捉まるのは、このタンミングです。プロは小野薬品を観ても分かるように、2年ほど前から仕掛け始め…既に大半は逃げに入っていると思われます。まぁ、バイオは小野薬品の値動きが問題になるのでしょう。この牙城が崩れない限り…大丈夫です。「そーせい」や「Gペプタイド」が終了しても…ですね。注目するのは小野薬だけでいいのです。でもカタルは、この小野薬に対し…仕上げ利宣言をとっくに出しています。だからバイオ関連は、非常に危ないかもれませんね。美味しいけれど危ないかな?

カタルは何度か…「イエレン時間」到来の話をしています。つまり金融相場のイメージも抱いています。此方は株価位置が低く…銀行などの金融株を中心に、ケネディクスなどの不動産株ですね。本日の日経新聞には郵貯の不動産投資のリートの話しが掲載されています。いよいよ信用買い残が2000万と減ったケネディクスが飛び出すかもしれません。カタルは先日、飛び出すかな?…と思い、短期口座でも1万6千株だったかな? 買い増ししましたが…全部売りました。やはり株価位置が低いと言うか…目先投資の値動きになってない為ですね。銀行株を観ると分かりますね。

世間一般的には、マイナス金利は失敗で銀行負担が大きいと言う認識です。カタルは時間概念が違うためか…。いよいよ本格的な上昇局面に入るかな?…と観ていますが、カタルの感覚はズレていますからね。カタルは日本株の本格反騰を常に念頭に考え行動しています。38915円の奪回ですね。この株価の奪回がない限り…日本の社会は、本当の意味で元気になりません。偽物が横行する社会構成から、抜け出せないと駄目なのです。

昨日はソフトバンクが乱高下しており、理由は何でも…ニケシュ・アローラ氏の不適切行為への内部調査請求との話ですが…彼は自身のお金でソフトバンク株を買っていますからね。オーナー経営者のようなものです。オプションとは違いますよ。実株を自前の金を投じて買っています。馬鹿が…騒いでいるだけでしょう。カタルはサラリーマン社長より、ずっと立派だと思っています。有言実行なのです。カタルは本日もMSNを700円から5円刻みで買っています。475円も買えたかな? カイオムも安いので買おうかな…と思っていますが、此方は、一昨日、ずいぶん買ったので…どうしようかな? どちらかと言えば…危険な匂いがするカイオムの方が好みかな? MSNは鉄板銘柄に見えますからね。

面白いでしょう。カタルの発想は…常に危険なにおいに惹かれるのです。だから昨日は「みずほ」も「ソニー」も売りましたね。機関投資家なら別行動ですが…あくまでも貧乏人のハイリスク派なのです。目先張りは…危険を冒さないとなりません。

さて本日は…日経新聞の5面の長門郵政新社長のインタビュー記事は重要ですね。おそらく本格的な上昇は、秋から年末、さらに来年になると思われますが…ようやく3年間の封印が解けます。マイナス金利政策が効き出しますね。マネタリーベースの増加がマネーストックに効き出し、本格的に38915円奪回に日本株は向かうのでしょう。オリンピックはおそらく形を変えた移民政策の実行になります。この動きが底辺需要を支えますね。この意味が分からない人は…ロンドンの地価動向を調べなさい。カタルは何時も事前に告知しています。

MSNの700円割れは、丹念に買いましょうね。何れ…何処かで飛び出します。こんな事は…もう確定しています。カイオムもおそらく…次の段階は大きく飛び出しますね。この押しは不安を誘い…素晴らしい相場感覚です。まさにプロが関与している値動きです。やはり少しまた買ってみます。所詮、株式相場の出来は、仕掛け人の力量次第なのです。素人は、値動きに騙されますね。肝心なのは…読者自身が株価の値動きに騙されない企業の選別眼をどうやって養うか…なのですね。まぁ、カタルのレポートを毎日欠かさずに読んでいれば…その内に身に付くと思います。カタルが本物かどうかは…皆さんが判断すれば、いいだけの話ですね。それにしても…「テクノスジャパン」って良く騰がりましたね。逃した魚は大きいと言いますが…悔しいな。あの時、パイオニアがこけてなければ…、この路線を継続していたでしょうに…。それでは…また明日。

テクノスジャパンの日足推移

テクノスジャパンの日足推移



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