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かたる:まったく、もう…と言う感じですね。また元の水準に戻ってしましました。折角、少し上がったのに、これでは台無しです。ただ基本的に、一般株というか日本を代表とする株は…しばらく上がらないと言う事はハッキリしています。トヨタなども、確かに割安水準ですが…変化がなさ過ぎです。米国も中国も落ち込まないけれど大きく伸びません。5000円前半は買い場でしょうが…とっても買う気になれません。しばらくは下値のボックス相場なのでしょう。景気循環が問題になります。

何度か、カタルレポートに登場させている景気循環の話であるイエレン時間は、本当に訪れるのかどうか? 誰も…確信が持てないのでしょう。場合によれば、もう一度、量的緩和へ「逆戻り」もあり得ます。本来なら、過剰な金融緩和政策がインフレを誘っても不思議ではありません。この流れが生まれるかどうか…。この辺りは新興国の構造改革にもよります。ブラジルの弾劾裁判、中国の国際化、ロシア問題も深刻です。今の所、インドは非常に好調に見えます。インドの成長力が高まると資源価格にも影響を与えるのでしょう。やはり次の注目はインドでしょう。

でも今は端境期です。原油価格の上昇など…一連の不安は一掃されており、昨年のダリオ時間などの心配はないと思っていますが…金融規制は相変わらず厳しく、世界のお金の流れのスピードが鈍っていますからね。しかしスマートコミュニティーの進展は素晴らしくバイオの世界にも及んでいます。とくに日本は再生医療に力を入れており、早期認証を実施していますからね。サイトカインのサンバイオの話を少し書きましたが、この会社は米国からの移籍組です。世界中からベンチャー企業が、日本の政策転換で日本に上陸しています。やはり小野薬品が注目されますね。今年から来年にかけ、肺がんに適用範囲が拡大され、一気に収益面の裏付けが増します。素人はメラノーマと肺がんの患者数の違いなど分かりません。既に新工場を建設しており背景は万全です。つまり理想買いから現実買いの場面です。やはりもう一度、大きく飛ぶ場面がありそうですね。そう考えた方が…相場のシナリオは円滑に見えます。

今年から来年は、逆業績相場と金融相場の端境期なのです。此処にコンドラチェフの波が重なります。産業革命以来、訪れているスマートコミュニティーと言う世界です。だからどの国も、なかなか新しい扉が開かずに戸惑っているのです。米国のトランプ氏やサンダース氏の躍進は、その事を示しているのでしょう。格差の不満が、新しい時代の起爆剤になるのでしょう。日本の失われた時代と言い…同様の現象が、世界中で見られるのです。そんな中で…既存の常識を打ち破った免疫療法の小野薬品など…、科学の進歩が収益になるバイオは面白いですね。カタルは打ち上げ宣言をしたけれど…間違いかもしれません。普段、馬鹿にしている野村さんの勝利かな?

もともと「セール・バイ・メイ」と言う「株は5月に売れ」と言う格言があるように、年初からの激動相場から、これからは一服しがちです。日本の場合は連休を挟み、若干の期日があり、どうしてもマインドは弱いのです。でも考えてみれば分かりますが…売り物は殆どありません。日銀はETFで株を吸い上げ、利回り採算ラインの株価です。下がりようがありません。トヨタや三菱UFJの株価水準を観れば分かります。企業には潤沢な現預金が存在し、おそらく自社株買いも継続すると思われます。この決算では、まだ飛び出していませんね。ROE経営の進展が、スマートコミュニティーへの扉を開きます。そうすると日本経済も活性化します。昨日述べた小型株の相場です。

さてJTECを観ました。基本的にジェイスやジャック、特にジャックに期待をかけているようです。たぶんジェイスの薬効拡大も、視野に入れているのでしょう。でもこの会社は…いつもそうですからね。しかしヒーラ細胞の話でも分かるように…再生医療は、培養技術が鍵を握る訳です。サイトカインのサンバイオに、フィルムは出資しており、狙いは明らかですね。やはり、何処かで噴いても…おかしくありません。カタルは「そーせい」なんかより、ずっと夢があると思っています。ジャックは膝関節で、正式な承認、つまり一般化されれば…一気に患者数は増えますからね。この薬効拡大は安全性が確認されれば、適用範囲が拡大されます。ジェイスも同様です。再生医療の分野は、基本的に臨床実験をしているようなものです。後期臨床と言う認識ですね。

カタルの認識が間違っていました。カタルはジャックが一般化するので、株価は直ぐに1万円に行くと考えていました。でも実際に認可されても、適用範囲が非常に厳しく、この条件下の患者数は非常に限られます。果たしてサイトカインの実験が、今後、上手くいくのかどうか…。もしこの実験が上手く行くなら…凄い結果になります。サイトカインの説明も必要かな? 要するに…還元促進剤のようなものです。サンバイオは失った脳組織の改善を狙っています。此方は臨床後期かな? 論理的には、何も脳梗塞だけではなく、アルツハイマーなどにも効きそうですね。

実は今決算にサンバイオを観て思ったのです。上場の機動力になった30億円の変化は、たぶん契約の一時金でしょう。カイオムの話をしています。カタルは何故か、割安なメディカルネットワークシステムより、カイオムの博打に惹かれるのですね。何故かな?あの110億円の一時金の計上は…いくらに成るのでしょう。もし意外感があるなら、この株ですね。伊達に…3日間も連続でストップ高をしないと思っていますが、果たして、どうなのでしょう。故にカタルも引っ掛かったのです。非常にリスキーな株です。危ないのです。

バイオ株の水準を観ると…上がる前に戻った印象ですね。多くの銘柄では乖離問題が存在していましたが、今回の調整で多くの銘柄は、この乖離問題が解消されています。小野薬品も…25日線を下回っています。先週末の木曜日…そうして本日の626円安に怯える投資家も居るかもしれませんが、CTA業者の指数売買のポジション調整と考えると…相場の理解が進みます。カタルは、そう考えています。だからバイオがその前に調整入りしたのでしょうね。このまま…全面安で調整が続くとは思っていません。理由はマイナス金利政策が効いているからです。ただ生保の外債投資5兆円でもわかるように…おっかなびっくりの打診程度の水準です。リートなんかも同じですね。

景気の中だるみから、空室率が上昇との認識も一部であり、リート絡みを心配する向きもあるでしょうが、安倍政権は再生医療でも分かるように…大丈夫でしょう。此処で浮上するのがシャープですね。初の外資による再建であり、この案件がスムーズに進むかどうかに…日本のグローバル化が掛かってきます。だからシャープは大相場に成り得るのです。この辺りは相場の妙味でもあります。カタルは安全性から10月以降と思っていましたが、既に一部の参加者は、参入しているように見えます。ただカタルは自分の力量問題で、本日は利食い出来る株を全部売りました。よってシャープも少し利食いをしました。ケネディクスもそうです。まさにコンチクショウです。

また同じ失敗を繰り返していますね。500円以上を買って、本日は460円で利食いと言うか、投げを実施しています。力量があれば買っています。上がるのは分かっているのです。ケネディクスの数字は落ちません。問題は、どの時点で「サプライズ」を出すかの問題です。日債銀の開発物件が完成した時かな? まぁ、此方は気長に待ちます。相場は難しいですね。様々な条件がピッタリ合うかどうか…なのです。

大阪チタンは、V字型と思っています。新日鉄住金などが、チタン合金に力を入れており、ロシアなどのシェアを奪っています。航空機需要は落ち込みません。チタン製造の稼働率の問題は、非常に大きな問題です。最近では炭素繊維が多く用いられており、高価なチタンは減らされていますが、エンジンなどにも用途範囲は広がっているようです。カタルはジャムコに、注目した時期がありました。結局、円安が、ジャムコの収益を上げ…高収益になり株価が10倍ほどになりました。大阪チタンも航空機需要の高水準が続きましたが…なかなか収益が改善しませんでした。ようやくMRJなども量産化され…需要がタイトになるんじゃないかな? よって…株価が下がったこともあり、必ず欧州筋は狙いますね。下値を丹念に拾えば良いと思っています。ただ時間がかかりますね。何しろ…株価は底値圏なのです。

多くの読者は、あまり論理的な背景を述べても関心がないのでしょう。でも、株が騰がる背景は存在するのです。その「変化率」が問題になりますね。利益水準のタガではないのです。変化度合いが、株価の動きを決めます。一般常識を覆すサプライズが株価を動かす原動力になります。シャープなどは…だから面白いのですね。たぶん、流れはバイオに戻ると思っていますが…果たして、どうでしょう。たぶん連休の谷間の本日は、買い場だろと考えています。でも自分の力量を考え行動されると良いのでしょう。それでは、また明日。



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