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かたる:トヨタの章男さんは、やりましたね。自社株買いは5000億円だそうです。前期の最終利益が2兆3126億円ですから21.6%に相当します。時価総額が19兆円ほどなので2.6%程になるようです。マズマズの合格点です。今期見通しが悪いので、実は…懸念していました。カタルの基本構想は、大企業は自社株買いを実施して、新興企業は公募増資をして…社会変革と言うのが、理想的な展開と考えています。資本市場を通じて円滑な資金循環が起れば…良いなぁ~と思っています。この分なら安心ですね。一度、起ったコーポレートガバナンス改革の火は消えないと思っています。

市場には異常な株価形成が、数多く存在します。本日は住友不動産が1兆7000億円の大型開発とか…。都内に30棟を建設すると報じられています。高橋カーテンウォールが得意とするビルの外壁工事の需要が落ちる道理がありません。同じく…川岸工業(5921)も同様ですね。三菱地所に森ビルなども大型開発が続きます。それなのに…PERが5倍程度の評価です。不思議ですね。資金需要もないのに…自社株買いをせず、株主軽視をする会社こそTOBの対象ですね。もっとM&Aが盛んになっても良いと思っています。そんな村論理だから、最後は鬼ゴムのような選択になるのでしょう。

一方、正当な評価になっている小野薬品は、本日の日経新聞に、肺がんだけの収益で…現状は1/10の収入だとか…。肺がんの市場規模が分かります。故にPER100倍の評価にも納得できます。今期予想ではPER50倍です。まさに「薬、丸儲け」ですね。市場では…新日本科学(2395)が人気になっています。本日もストップ高です。これで4日連続ですね。しかし…このように株価を意識したリリースのやり方にも驚きました。だって子会社でもなく、関連会社に過ぎませんからね。それなのに…こんなニュースリリースを出すなんて…。此方です。通常は、このような発信はしません。最近の傾向なのでしょう。経営者も、金儲け主義のようなイメージがある会社が、数多く存在します。あまり株価を意識する経営者も困ったものですが…、高橋カーテンウォールのように株価を意識しない会社も、どうか…と思います。

会社には、それぞれのカラーがあり…その会社の特徴を掴むまで、かなり時間を要します。故に先日、MSNで見たように…過去の予想利益と現実評価を比べる必要があります。一般的には、ケネディクスのようなイメージですね。控えめな予想を打ち出し増額修正をするケースが一般的です。だから、この時期の予想数字は、余り意味がありません。だってイエレン時間が流れ、一方、日銀は追加緩和し、期待インフレ率が高まり、円が再び120円まで売られ、今期105円予想の輸出企業の収益は…また大きく変化しますからね。まだ5月です。来年3月までは、様々な展開があります。これから…もし、トヨタが5000円を割れるような事があるなら、買い場でしょう。でも当面は大きく上がりません。「相場の季節感」が全く違いますからね。

ほぉ~、Vテクの株価は6000円台に入りましたね。1万円と…掲げた相場に近づいてきました。でも設備投資ですからね。一般的に設備投資関連の「旬」は短いのです。でも先日、シャープの話で有機ELの製造装置の話しをしました。キャノントッキの話ですね。このように先進的な製造装置の場合、一般的に、メーカーとの共同開発が通常の形です。後から…「良い取り」は出来ません。半導体のステッパーの話しですが…、性能面ではニコンは、オランダのASMLと同等と言われていましたが、市場シェアを、なかなか獲得できないのは、このような密接な関係がメーカーとあり、アフターが違いますからね。製品性能だけの話ではないのです。特に日本の場合は、村社会ですからね。

さて本日は、クラウドワークスの決算発表予定です。何度も言いますが…利益など問題ではありませんからね。赤字で結構、問題は売り上げの伸びですね。NY市場で新高値を付けたアマゾン・ドット・コムを観ると…分かります。もういい加減に利益を計上しても良いと思いますが…今は、インドへ過剰とも思える投資を展開しています。本当に…世界中に進出です。売り上げの伸びが、落ちないのは凄い事です。480億ドル、610億ドル、744億ドル、889億ドル、そうして前期は1070億ドルです。でも利益は赤字と黒字の間を揺れ動いています。カタルは信じていませんが、もし、クラウドワークスの四季報数字が正しいなら…株価は4ケタの器ですね。でも株価は500円前後です。

まぁ、相場は…そんなに強い訳じゃなく、決算に期待など掛けない方が良いですね。結果を観てから行動して充分だと思います。どうもカタルもスケベ心が芽生え…駄目ですね。この誘惑を、どうコントロールするか…が問題です。この問題は、いつも言う自分自身の「力量」把握と共に…難しい課題です。あまり自分を追い込み過ぎると駄目だし…。そうかと言って、プレッシャーがないと、自身の向上心も生まれません。株式投資は自分自身との戦いですからね。仮に自分の投資が上手くいかなくとも…常に興味を持って相場を観ることが大切です。故に、少しだけ目先をやるのが、正解かも知れません。怪我をしない程度に…。

さて今日は、この辺で…お終いです。少し…売り買いに忙しいのです。いろんな銘柄が目に入っていますからね。シャープも本日は、決算発表ですね。たぶん今期はリストラ損の影響で、赤字予想だと思っています。でもテレビ需要は、間もなくエコ減税で発生した爆発的な更新需要が生まれます。故に簡単に黒字展開になりますから、下がったら買い場だろうと思っています。カタルも警戒感を解き、先日、損をしても良い株数の1万株に戻しました。もし下がれば…この株数を2万程度まで増やそうか…と思っています。下がると良いですね。それでは、また明日。



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