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中国のように、インドは成長できないと考えています。この理由は、日本の「空洞化」が「追い風」にならないからです。あの1990年代はパイオニアの指名解雇事件を観て…賢い日本の経営者は、生産基地を中国に求めていました。

このような外部からの投下資金が、中国の「類を見ない」成長を支えました。しかしインドは中国の二番煎じですが、「制度」(仕組み)が難しいと聞きます。しかし…それでも大国ですから、自動車販売など…注目されます。アップルのインドの年間売り上げも…8000億円だそうです。この数字を観ると、やはり無視はできませんね。

このインドは、ロシアから原油を輸入しているように…「グローバルサウス」の一員です。先進国の米国を中心とするシステムも、トランプの「米国第一主義」の辺りから、綻んでいます。この度、EVの販売で「自国の自動車会社」を優遇したように…日本も排除されたのは、単に技術的な壁なのか…どうか。

このような現象を観ると…日本の政策も、はやく「自立しない」と駄目なのでしょう。単に米国寄りだけで良いのかどうか…。中国のEVは、完全に「群」を抜いています。200万円を切る車両価格(185万円だったかな?)です。やはりトヨタの章夫社長は、日本の成長を阻害した一人でしょう。それを持ち上げる日経新聞、いくらスポンサーとは言え…近年の劣化はメディアの影響が大きいのです。

重工が豪華客船を建造して、多額の損失を計上したのは2016年だったでしょうか?このような客船を作れるのは、世界で5か国かな? 当然、中国は入りますが…日本は入っていません。どの分野も、日本は劣勢ですよ。「匠の国」だとか…「技術大国」などは、完全な「看板負け」です。

総資産経営により、規模を追い求める戦略も間違っています。規模より質を問うべきでしょう。少子高齢化は、だからこそ…チャンスでもあります。

自動運転やAIなどを積極的に取り入れて…「戦略転換」をすべきです。東芝が非上場になった後、復活できるかどうか…。総資産経営から脱却し…先行した日立は、果たして「ルマーダ」で成功できるかどうか…。この成果が問われます。この話は重要なのですが…日経新聞は、あまり取り上げてないようです。

日本の企業でも「新しい時代」に対応する企業もありますが…なかなか…その成果は、まだ表面化していません。市場を観ていると、多くの経営者は「時代認識」が欠けているように思います。代表事例は「フジテック」です。東洋建設も、揉めていますが…基本的に日本のメディアに洗脳された間違った認識が「底流」に流れています。NHKが、昔、ドラマ化した「ハゲタカファンド」と言うお金にスポットを当てた番組の影響が、強くあるのでしょう。しかし…考えてみれば分かりますが、お金を稼ぐためには、内容を良くしなければ高値では売れません。

もともとPBR1倍以下と言う経営者は、解散価値を下回っている訳で…経営資源を上手く利用していません。そんな経営者が、傲慢に経営をしていること自体が、異常なのでしょう。それを増長する「最高裁の判決」は、やはり狂った判断でしょう。株式投資の原点を考えれば分かる理屈です。上場企業のハードルは高い筈です。

日経平均株価 の日足推移

本日の日経新聞を読んで驚きました。日経平均株価は引け値ペースで新高値のようです。しかし…高値では違います。3月9日の高値は28735円です。昨日の高値は28698円ですね。でもまもなく75日線が、下から上に200日線を抜くゴールデンクロス(GC)を迎えます。たぶん今回は30795円を付けた岸田政権誕生時の高値を、この後に抜けると思っています。

岸田さんは当初は、証券税制で汚点を残しましたが、その後は軌道修正をして、そんなに悪くもないように感じています。ただ「合格点」を貰える程かどうか…は疑問ですが、無難な成績でしょう。

あとは日本の経営者の実力でしょう。いくつか…高値に躍り出ている企業も散見されます。「ルネサスエレク」(6723)の柴田さんなんか…は、評価の対象でしょう。EVで完全敗退している日本の復活を担えるかどうか…。このEVは5Gを絡めた「繋がる車」を意識しないと駄目です。その為には5G網の整備、そうして6Gへの実験の促進です。やることは山のようにありますが…果たして動き出すかどうか…。兎に角、物流問題は大切です。自動運転など含め…早急な整備が欠かせません。

さて相場の話しでもしますか…。

「エーザイ」(4523)の日足推移

昨日のエーザイは大引けも強かったですね。この株にとっては「異色の展開」でした。しかし…出来高は100万株を割れています。売り物が少ない「証」(あかし)と考えています。カタルは昨年から観ています。いや、その前ですね。失敗した株ですが、カタルの考え方の基本は変わりません。本日は、本当は7685円で指値を用いたのですが…寄りの直前で「売り物」に変化したので、「成り行き」にして、寄り値の7755円で、残り100株を買い増ししました。これで持ち株は2000株を超えました。たぶん…この7600円台は「買い場」だろうと勝手に思っています。

大阪チタンと双璧と考えていましたが、どうも大阪チタンは時間を待っているように感じています。

調整波動が十分すぎるのに…何故、仕掛けないのか? 理由は分かりません。米国のボーイングの株価波動を待っている可能性もあります。この辺りは、定かではありません。本日も大阪チタンには、今のところは「追撃の買い」が見られません。まだ整理の売りが残っているような値動きです。

基本的にチャート面では後追いになります。そんなに売りたい人はいないと思っていますが、実際のアクションがないと、なかなか相場にならない様なのです。「ロコンド」(3558)はそうでしたね。カタルが買っているときには、既に相場は枯れている筈ですが…誰も「仕掛け人」が参加しないのです。日本には、まともな仕掛け筋が消えたのでしょうか? 相場全般を観ていると…なかなか思うように動きません。

でもその多くは、「時間軸だけ」の問題なのです。大阪チタンが完全に調整完了のなる為には、出来高が昨日のように100万株を割れても…株価が下落しない事です。下値を切り上げられるかどうか…に掛かります。

エーザイの方が若干「強いチャート」ですから、比べて観ると良いですね。両社とも今年が「旬を迎える」会社でしょう。でもお船のようなケースもあります。お船の2年前は、チャンスだと思っていましたが、誰もやらずに…今頃、人気になっています。それなら…あの時にやるべきだったのです。

まぁカタルが正しいわけではありませんが、「季節外れ」の時に仕掛けを入れても相場になるわけがありません。「レーザーテック」(6920)や「アイスペース」(9348)のような「値動きだけが信条と言う」銘柄に、力を割くのはどうも…解せません。

せめてロコンドなら分かります。この内容ならPERは20倍が妥当な水準です。全体相場にもよりますが…PER30倍と言う「高い評価」を後半相場では、得られる可能性もあります。でも所詮は、小型現物株です。やはり今は、大阪チタンか…エーザイでしょう。年末から年始にかけて「割安株」をやりましたから…その水準は、大きく株価は下がりませんが、「日本製鉄」(5401)のクラスは、大型株ですから…通常は最低は半年、あるいは1年程度は横ばいでしょう。ゆっくり配当を貰っていれば良いのです。

米国の景気動向は「難しい判断」です。まだ「利上げ」の話になっています。もう完全にオーバーキルでしょう。だってSVB問題は、銀行の「貸し出し態度」を変化させます。住宅も投機の部分が多く…調整する時間を経なくてはなりません。簡単に利下げだから…と言って、株価がドンドン…上がるとは思えません。可能性のあるのは、大きく叩かれた新興株ですが…キャシーウッドが率いるARKKのようなファンドでしょうが、それでも大きく株価が飛ぶようには思えません。ソコソコの回復でしょう。

だから…個別の仕手材料株の選択になっています。でも今は調整波動から回復する場面で…力がいる所です。続々と相場心の分かる仲間が、増えるかどうか…その待ち時間です。

そうだ忘れていました。あの日、買った「QDレーザ」(6613)は、売りました。610円と590円で200株ずつ買ったのですが、昨日、売ったのです。所詮は遊びです。でも今の株価は742円ですから100円ほど抜けました。この手の株をやれるという事は…相場動向はマズマズの環境です。だからロコンドも可能性があるのですが…まぁ仕掛け人様の手腕の見せ所でしょう。

でもカタルなら…昨日は、直ぐに寄せて…商いをしながらストップ高にします。買い気配の分…売りが溜まっています。仕掛け筋に、力が、どの程度あるか…誰も分かりません。そのファンドの内容も分かりません。推察のしようがないのです。今はエーザイを買いたいかな? でも大阪チタンが下げていますから…担保の関係があり無理でしょう。トホホです。

昨日の「BASE」(4477)も驚きました。なんと7連騰ですよ。次の押し目は、買い場なのでしょう。もうBASEに関しては…完全な「オオカミ少年」です。兎に角、カタルの相場観は、基本的にあまり変化しません。毎日、同じことを述べているようなものです。その理由は論理的な背景が在るからです。

時代変化は一つの流れに沿って動くものです。その時代革新に沿った銘柄選択なら、大概は安値を買えば…株で儲かります。単純なのですよ。日経平均株価が上がるという事は、必ず「野村証券」(8604)も上がるという事です。逆説的には、野村だけが上がるのではなく…その時は日経平均株価も上がるのです。このような考え方が「市場の整合性」です。

今は「強気に構えて」…大丈夫でしょう。やるなら、株が上がる前に買わねばなりません。結局、あの日は大きく買えず、カタルように、高値の7755円で、エーザイを買う事になります。お金があるなら、いくらでも儲かるのでしょうが…貧乏人は、常に「追証」や「維持率の計算」に追われます。はやく…この苦境から解放されたいなぁ~。また…明日。



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