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かたる:「上海合意」の密約説の記事は面白かったですね。市場と言うのは…このような噂が駆け巡り、市場参加者の混乱を誘います。そうして、様々な仮説が生まれ、真偽が問われるのです。カタルは証券マン時代、画一化教育の為に、報道機関は常に「正しい報道」をすると鵜呑みにして来ました。真実だけを、報道するのが、メディアだと思っていたのです。

しかし…株式取引を自分でやっていると…この認識が誤っていることに気付かされます。天下の日経新聞が、嘘を報道する訳がない…との先入観が、一体、何度、崩れた事か…。観測報道のアドバルーン記事や、ねつ造に近い誤報などの度に、お客様に迷惑をかけてきました。通常は、記事の中身を…自分で確かめることをしません。でも一度だけ、任天堂の相場の時に、デパートなどを回り、実際に売れているかどうか…。毎週、見に行ったことがありました。あの当時は入荷待ちの状態が続いていた時期です。まさか、工場まで出向き、工員に聞いて回るとか…そんな、非効率なことはしません。

一般的に、多くのアナリストなどは雑誌や新聞などをたくさん読み、それぞれの記事に整合性があるか? 判断しながら、経済指標などの意味を考えて行きます。日銀や政府の統計数字は、どのように構成されているか? 何故、この時期に改正されるのか? …など様々な観点から検証するのです。その為にカタルの現役時代は、新聞だけでも何紙もとり、ずいぶん日経新聞社に、御奉公しました。雑誌も多いですからね。

日経は兎も角、商売がうまいのです。「スピンアウト」言う用語があります。日立とパナソニックを比べると分かりますね。日立は日立建機や日立化成など別会社組織ですが、パナソニックは松下電子、松電工など…多くの子会社を統合させました。でも市場を観ているとスピンアウトと言う分離形態の方が、市場評価は高いようです。日経新聞社は多くの傘下新聞があります。日経産業新聞や日経流通、日経ビジネス…ヴェリタスもそうです。その記者たちが集めた情報を…何度か、利用しますね。そのデータを最終的に売ります。東証もそうですね。株価データなど…公的な産物とカタルは思いますが、東証は私物化して二次利用をすると訴えられます。

出来れば…、FTやWSJなど…日本以外の視点で、物事を把握すると良いですね。中国系のメディア見方は、なかなか面白いのです。日本系の報道機関と視点が大きく違い、比べることが出来ます。要するに株式投資は、様々な見方で…相場を眺める必要性があります。ちょっと待っていてね。今、Vテクが大きく下がって来ました。相場が残っているなら買い場ですね。8080円まであり…今は、8140円です。さっき8350円で買ったのは、やはり早かったですね。どうしようかな? まぁ、午前中ぐらい様子を観ようか…。

Vテクは、たぶん1週間か2週間の短期調整で、再び、一気に飛び跳ねると考えています。だから今週末の株価位置は、非常に注目されます。大陰線なら駄目ですが…小さなコマのような形なら、絶好の追撃ポイントになります。来週か、再来週、9000円を抜けてから参戦しても面白いですね。その方がむしろリスクがないかも知れません。でも此処はかなり心が動きます。小型株投資は、難しいですね。兎に角、板が薄く…ちょっとした売り買いで、大きく株価が動きます。だからクラウドワークスにしても、高橋カーテンウォールにしても、高い時に慌てることはありません。下がる事を前提にしての買い方が…必要になります。

兎角、人間は自分自身に甘く、自分中心に世の中が回っていると思いがちです。株の取引をしていると分かりますが、株価は市場参加者総意の創造物です。如何に、不合理な株価が市場で付いているか分かりますね。一般的にはBPSやEPSにより、株価は理論づけられていますが、でもPER10倍以下の株もゴロゴロしており、逆に理屈に合わないPER100倍以上の株価も存在します。

経営者により…配当性向(株主還元率)も違います。ファナックのように…これ以上の内部留保は、当面、もう必要ないと株主還元をするところもあれば…、多くはトヨタのように必要もない資金を、AA型株式で集めたりします。元本保証だって…? 何か、作為的な発行です。詐欺のようなものですね。倒産すれば保証など出来ないのです。トヨタには多くの銀行が取引をしたがり、低利でいくらでも資金を集めることが出来ます。しかし新興企業には、何処の銀行も…赤字だと資金を貸しませんね。これで精一杯の経営を…していると言えるのかどうか。ROE経営とは、資金効率を組みした合理的な経営スタイルです。

先日、「アドウェイズ」が、良いチャートをしているとして…レポートで紹介して、カタル自身は5月16日に757円で買って、19日に吹いたので…僅かな値幅ですが、816円で売りました。3月7日にストップ高し、長い準備期間を経ての上昇です。でもね。こんな株は、「二番煎じ」などので、仮に上があったとしても…たかが知れています。よって、カタルは「深追いを避けろ」と述べています。自らは、長く株価を観ていたのに…たった1回の利用でした。それも、僅かな幅ですからね。トホホ…。

相場には、色んなケースがあり、一概に言えませんが、今は良い相場が続いています。動く株があると言うのは、良い相場ですね。証券マンの腕の見せ所です。でも多くの人は…今日のVテクの今は、少し株価が戻り440円安の8220円ですが…通常は、こんなところで買えませんね。カタルは先ほど、8000円割れを覚悟して8350円で、たった100株ですが…買ったのです。今度は休みを入れたので…次は、一気走りが出来るかもしれません。逆にここが空売りの起点かも…知れませんよ。更にドンドン下がる可能性がないとも言えませんからね。要するに未来の事は誰も分かりません。でももし相場が続くなら、今週の安い所は、絶好の買い場ですね。

高橋カーテンウォールもそうですね。この手の株は板が薄く…種玉を集めるのに苦労します。だから仕掛け人たちが居たとしても、小さなグループで懐も浅いのでしょう。むしろ、上値に売り物がびっしり並び…下値の板が薄いクラウドワークスの方が本物らしく見えます。この板の状況で、株価が下がらなければ…、誰かが…新たに参入した可能性が存在します。通常は期日が通過してから、始めますね。カイオムを仕掛けるなら、来月中旬に期日が来る売り物を拾います。だから、そろそろ仕掛けが入ると思ったのですが…奇妙な動きですね。

新日本科学も、なかなかですね。良い取り組みで、今の相場環境に適している時価総額の規模の会社のようです。もし…逆業績相場から金融相場なら、大型株に動意が見られます。三菱UFJのような株ですね。だから昨日は、早熟なロリコンか、熟女の選択と述べたのです。高橋カーテンウォールを、カタルは本日寄り付きで買いましたが…一度、休みながらアドウェイズの下値保ち合いを演じ、時間を掛け、玉を集めると良いですね。場合によれば800円台程度なら…たぶん、かなりの玉を集めることが出来ます。来年の…数千円の株価を目指し、静かに玉を集めればいいのです。素質のある株とない株、それぞれが存在し、それをどう見分けるか? 自分の価値観を…しっかり磨きましょう。

何しろ、カタルは毎日売り買いを繰り返し、証券マンとして、実験を繰り返してきました。でも未だに身銭を切って、更に売買手法を磨くために、今は実験を繰り返しています。実は本日も、ケネディクスを追加で買っています。果たして、此処が底かどうか…。カタルは以前、400円を割ることが出来るかどうか…と述べました。たぶん信用買い残がかなり減ったので、今度は、割れないんじゃないかと考えていました。その事を、以前のレポートで語っています。今回は…今の所416円ですね。良いですか…腕を磨くためには、必ず、参加しなくてなりません。ケネディクスなら100株単位の売買などで、僅かに4万円ソコソコです。クラウドワークスも100株単位だから、6万円弱ですね。

ほら…この感じです。今、クラウドワークスの585円に11100株の売りがありますが…でも株価は下がりませんね。578円に1800株だけで…その下の板は、僅かに数百株単位で並んでいるだけです。上がる時は…通常、このように下の板が薄く、上の板が厚いものです。これは、一つの見方ですね。すべてはケースバイケースなので絶対はありません。こんな事は常識なのですが…日本人は、画一化教育の為に平和ボケしています。はやく皆さんが自立した投資家になることを切望してレポートしている次第です。

今日は…この辺りで終わりです。新日本科学…は、これから…どんな形になるのでしょう。週足は、非常に綺麗ですね。カイオムもそうなのですが…。カイオムは偽物なのかな? 果たして、どっちなのでしょう。株価が安い日に…買えばいいのです。それでは…また明日。



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