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人間の気持なんか、コロコロ…変化して、微妙なものです。少し先物から下に振られると…途端に、市場人気は「弱気」に傾き…少し株価が上がるとドンドン「上がれ」と強気のコメントになります。如何に、人気を維持させるか? 此処に苦心します。

もともと…カタルは、今回の上昇相場が、そのまま新高値を更新する展開を考えていません。むしろ株価は上がった今は、強気のゴールドマンより、弱気のJPモルガンに傾斜しています。

日銀のマネーストックの前年比率の推移

この理由は、バブル期に日本は「M2の発行量」を大きく変えて…「資産インフレ」と言う経済活動の一つのエンジンを否定した「実質経済」成長の道を採用しました。その「トラウマ」が根強く…カタルの心に存在しています。本当に、馬鹿が上に居ると…末端は苦労をします。その為に、この失われた時代は「自殺者の山」を築き…誰も責任も取りません。通常は革命です。日本人と言うのは、馬鹿なのか…辛抱強い国民性です。

ようやく、安倍首相が誕生し…日銀の黒田さんとコンビで、実質経済から名目経済へ転換を始めています。今は34年間、失った時間を「取り戻す」過程です。通常、正常な経済を続けているなら、今頃、日経平均株価は10万円を超えていても不思議ではないのです。

カタルの経歴は、異色です。末端の地方の証券会社から東京に上京して「歩合外務員」の選択です。全て実績給なのです。だから顧客が儲かって、株を売り買いしないと給料がもらえないのです。買えば下がる…それも3年程度の時間なら我慢もききますが、34年間も一度もバブル期の38915円を超えられない「異常な世界」を誰もが疑問に思わないなど…日経新聞の記者と言うのは、日本の仕組みに疑問を感じないのでしょうか? 

米国マネーストック(M2)の前年比の推移

日経新聞と言えば…東大出も多く…一流域の学校ばかりです。狂った形です。その話は兎も角…このM2の増減の変化が、今回の米国でも異常なのです。何しろマイナス圏への減少です。加えて「イールドスプレッド」も、逆イールドの異常事態です。こんな政策を実行して本当に、景気は大丈夫なのでしょうか? やはり疑問です。

米国の「逆イールド」状態の推移

この結末を知る為には、時間の経過が必要です。

だから株価は高値を取らずに、まもなく株は下がると思ってきました。ところが…日本株は異常に強いのです。カタルは今回の指数相場を考えていませんでした。でも日銀様が50兆円ほどかな? もっと…かもしれませんが、浮動株式を吸い上げた所に、外人様の登場です。株価が上がるわけです。

「アドバンテスト」(6857) の日足推移

仕手株のようなものでしょう。浮動株式を、既に日銀が吸い上げており、その売り物は当面の間「封印」されています。38915円を抜けば…この問題は解消に向かうのでしょう。日銀の吸い上げ効果の大きな「アドバンテスト」(6857)が人気になるわけです。何しろ大株主は日銀様です。

昭和40年代に「証券不況」があり、株式の保有組合が生まれ…浮動株式を吸い上げて…元本と金利をすべて返済しても、大儲けで…兜町にある証券会館が、そのあまりの儲けで建てられました。立派なビルですよ。他に証券関係も研修センターなど…色んな設備が設けられた歴史があります。

ようやく…「出口」が近づいてきました。カタルは日銀が抱えたETFの処理が円滑に進み、尚且つ、株価は上がり続けると思っています。その処理が、先ずは「一里塚」です。日銀の抱えるETFの処理まで…何処を買っても、株は儲かるのでしょう。これが基本認識です。なにしろ…34年間の「焼け野原」です。ようやく…まともな種族が、登場したのです。

果たして、このまま…行けるのかどうか。もともとカタルは弱気なシナリオを中心に相場の展開を考えていた為に「仕手材料株」とその後の「新興株」の展開をメインに据えています。割安株の選択も、その前哨戦のようなものです。

「エーザイ」(4523)の日足推移

本日は寄り値で「エーザイ」(4523)を、もう100株買い乗せしました。実は金曜日の大引けでも100株を買い乗せており、これで短期口座の買いは1800株で、他にも200株を保持していますから、合計で2000株になります。よくメールで「株価の目標」を問われます。しかし…馬鹿な質問は、止めましょう。意味がない質問です。カタルは神様ではありません。「失敗を前提にして」…果敢にチャレンジを続けています。ブツブツ投資の優れている所は、何度も、買えるところです。

このエーザイは、2021年「アデュヘルム」の承認で、参加をしたのです。

当時のカタル君は、既に年間目標の倍増を達成しており、その時点で1900万円ほどの儲けになっていました。毎年…大体、6月頃には年間の「倍増目標」を達成しています。だから冒険をしても良いと思っていた為に、高値まで追っています。しかし…魔坂の展開でした。

FDAが認可をしたのに…何故、保険が適用できないのでしょう。その時に今回のレカネマブの存在を知っていました。元から…レカネマブの方が「臨床結果」も良かったからですね。だから…復活するだろうと考えており…株価が5000円台の下値の時にも、カタルは株を一度、手掛けています。2022年6月20日5180円で200株を買って7月20日に6260円で売っています。

そうして今回は、来月、この審査があります。アデュヘルムより臨床結果の良いものが認証されない筈はないでしょう。そうして、その時の株価の高値は12765円なのです。今回はもっと優れた薬ですから、当然、株価は上場来の新高値を目指すのでしょう。

1983年当時の小野薬品の相場(月足推移)

カタルがこのように、自分の意見を、事前に書いているのです。今回は、バブル相場の「ハシリ」である「1983年の小野薬品」を事例に掲げて、その時のチャートも掲載しているのに…またメールでどう思うか?…聞かれる始末です。カタルは既に自分の意見を述べているし、レポートと重複することを、わざわざ…聞かないで下さいね。

兎に角、1983年の小野薬品はすごかったですね。プロスタグランジンは魔法の薬との認識で顧客に大推奨していました。当時、勤めていた証券会社の株式部長の推奨でした。佐山さんはもう亡くなったかどうか…。彼は、株式で財産を築き上げた本物人間です。カタルは彼から「新聞の読み方」などを教えて頂きました。この記事がどう株価に影響を及ぼすか? 

もともと…設備投資の「公募増資」は、買い場なのです。

「スミダコーポ」(6817)の日足推移

何しろ必要だから新工場を作るのです。今回の「スミダコーポ」(6817)なんか…1290円の公募価格で株が買えるのです。目先の需給悪化で株価が下がる発想は、「実質経済」の「清貧思想」の考え方です。名目時代は「公募増資」なら、そのお金が「設備投資」に使われるなら…株は上がるのです。カタルもワンタッチで参加している。

今回は516兆円もの使われない「内部留保」があるのです。だからこのお金の1割、2割でも国内への設備投資に回るなら、非常に大きなインパクトになります。

だからデンソーの記事を何度も紹介したのです。内部留保を取り崩し…稼働する資金に変わるのです。景気が良くなるのが当たり前です。名目時代は、多少の冒険をしても…風は「追い風」です。しかし実質経済では、この風は「逆風」なんてもんじゃなく…歩くことさえ…困難でした。だから怖くて、誰もお金を使わなくなったのです。内部留保516兆円、個人の現預金が1116兆円も「眠れるお金」があるのです。

野村証券だけを、買い続ければ…それで正解でしょう。

どんな馬鹿が経営をしても、この追い風です。きっとよくなります。もう決まっているのですよ。路線を、イチイチ心配して考える必要なんか…ないのです。ただ「機が熟さなかった」だけの話です。折角、黒田さんが異次元の量的緩和をして、危険資産のETFまで買いましたが…時期が到来しませんでした。

まさか…コロナからサプライチェーン問題が起き、此処にウクライナ侵略が重なりインフレです。こんな神風が起こるとは、だれも想像をしていません。こんな好環境で、弱気を述べるのがどうかしています。ただ…目先の米国経済が見えないのです。そこだけの話しです。

後は、方向性だけの話です。目先の車の業績は大きく回復します。しかし…今回の車が、直ぐに「次世代」に繋がるかどうか…。難しい判断です。何しろ、日本は「周回遅れ」です。ここ半年から1年ほどが難しく…あとはウハウハでしょう。

「大阪チタン」(5726)は、目先の需給悪化で弱いですが…なかなかの業績が続きます。エーザイは夢が大きく…今の市況にピッタリ合うのでしょう。そうして…秒読みで、米国の景気は急速に悪化し…大統領選を控えていますから…金利の引き下げになり…一気に「新興株」の復活です。

今回のエヌビディアやメタの株価上昇を観れば…このセクターはやはり有望です。

「ジェイドG」(3558) の週足推移

この中で既に先に立ち上がって来た「ジェイドG」(3558)は、時が時なら…PERは100倍以上の評価になり、株価は5桁の「呼び声」が掛かっても不思議ではありません。これを筆頭に出遅れている「BASE」(4477)なども買われると思っています。何しろ一度も手垢がついていません。

カタルはいつも…事前に解説をしています。そうして「率先垂範」です。事前告知に率先垂範は、「本物への道」だと思っています。くだらない…空想と言うか、当たらない予想を述べて外しても、何度も繰り返す…その辺の偽物評論家ではなく、本物の世界は道が険しく…生き残るのは大変です。

しかし敢えて、果敢に、誰もが出来ない道を選択して挑戦です。カタルは全て事前に考え方を述べて行動をしています。あとは読者の選択は「自分の勝手」なのです。

そんなに弱くはないでしょう。少し先物から株価が売られても、確実に株を買っている動向が見られます。自分の目で確かめるのです。下がりそうで下がらない。名目時代は、常に一度付けた高値を超える世界です。前の安値を割れるような相場になりません。高値を、また抜くのです。

エーザイの目先の高値は11250円です。ここをクリアすると…次は12765円です。ジェイドGの目先は1926円、此処を抜けば次は2400円前後の関門でしょう。そろそろ…7月になりますから、大阪チタンも期日売りが峠を越えます。BASEも同じでしょう。もう売り物が出なくなります。大型株では三菱UFJや野村証券など…指数銘柄は、しばらく調整が続くのでしょう。「アドバンテスト」(6857)は、やはり1割ほど下げました。

カタルは空売りをしませんが、事前に「ピーク観測」を打ち出しています。全てが当たっている訳ではありませんが、ソコソコでしょう。あとは自分の選択です。「無理をしない」投資を求めています。常に、心に「ゆとり」を持てる水準で、己をセーブできるかどうか…この感覚が株式投資において、必要になります。まぁノンビリ…と相場を楽しみましょうね。また明日。



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