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仕方がないから、本日は「適正水準」に戻すために「ジェイドG」(3558)の持ち株を大幅に外しました。これで…カタルの適正値の3万株弱のポジションに落としました。目先、再度の「仕掛け」の可能性を考えて…2万株近く買ったけれど…上手く相場が動きませんから、仕方がありません。その代わり…昨日から「野村証券」(8604)を、この高値で更に1万株を追加しており…合計で4万株に増やしました。

この「新興株」の調整は、いくつか理由があります。

一つは米国の2年債の利回りが、なかなか…思うような動きにならず、日経平均型から主軸が、金融株中心のTOPIX型になっており、成長株論より、どちらかと言えば…オーソドックスな銘柄が好まれるようです。

これで…「万が一」の場合も、カタルは「対応が可能」なためです。更に…下値になってもまた2万株程度なら、ジェイドGを買い直せるからです。別に売りたくて、売ったわけではなく…仕方ない対応です。

先日、1602円の安値をカタルが叩いたようなものです。ただ仮に今回の安値が1680円なら…あの時から80円ほど、「下値が切り上がって」います。そろそろ止まるか…と思い、一昨日から、何度か…ジェイドGを買ってみたのですが、どうも…追随の買いが入らないから、目先を諦めた次第です。ただ新興株の「BASE」(4477)を代わりに買い始めています。本日はパラパラ345円処を買いました。でも論理的には、これは矛盾する対応です。

やはり…「メルカリ」(4385)が、ショックだったかな? 日経225の指数対応を観て…玉をぶつけています。たぶん…事前観測でメルカリの指数採用が決まっていたのでしょう。その連中の売りでしょう。高値の時に綺麗に上がらず…今回も、この3200円ライン前後が買い場になっていません。この影響で新興株の相場観を修正したのです。

カタルはいつも「朝三暮四」で…どちらかと言えば…短気な性格です。我慢がききません。だから皆さんはこの性格を知ったうえでカタルレポートを読まねばなりません。基本は貧乏故に、お金を寝かせることが出来ないのです。ジェイドGは、もったいない銘柄です。カタルに力があるなら100万株程度なら…買うでしょうに…。貧乏人は仕方がありません。この所の「相場観の修正」もあり…「損切り」が続きます。

とうとう…「三菱UFJ」(8306)は1300円台に入りました。これは米国株と同じ動きです。昨日も「ゴールドマンサックス」(GS)が大きく米国で買われています。「野村証券」(8604)の昨日の動きを観ると…明らかに大きな資金が株を買っているようです。10万単位の売り物が場に出ると拾っていました。ここは売り物が「重なる株価位置」です。しかしそれにも拘らず、これだけ株価が上がっても、まだ買い続けています。丁寧に板状況を観察していると分かります。ただ、どの株も乖離が高く…何れ、調整を迎えます。微調整か…本格的な休みかは分かりません。取り敢えず…相場に追随です。

昨日は2250円で指値をした「ルネサス」(6723)ですが、本日は、買い指値を入れていません。ジェイドGの関係もあったため…カタル自身の「担保率」の問題です。正直に言って、なかなか綺麗に…相場が見えていないようです。何かが…違うのです。この違和感をどう処理をするか?

何か、良い銘柄が見つかると良いのですが、なかなか…そう簡単に見つかりませんからね。みんな「帯に短し、襷に長し」の関係です。儲かると言っても、みんな1割や2割ですからね。これじゃ…皆さんが儲かりません。そうか…と言って、上がる株の巡航速度は遅く…みんな「結果論」です。川船の2000円割れを覚悟した買いは、一年前の話です。1年で2倍なら文句はないのですが…「面白さ」がないですからね。やはりカタル向きではないのです。

やはり「王道」なら、今は野村証券かな? チャートを観ると買い辛く…躊躇します。

野村証券(8604)の日足推移

しかしそもそも…アベノミクスが始まった2013年の春の高値は980円なのです。ようやく日銀はマイナス金利政策を解除し…正常な形に戻ろうとしていますから、やはりこれだけを「雪だるま投資」で継続させるならば…資金が10倍程度に膨らむのでしょう。1000万円なら1億円です。これが王道の考え方でしょう。

野村証券(8604)の月足推移

なかなか…その行方が見えませんから、月足のチャートで壁を付けておきます。今回の600円は、その「スタート地点」でしょう。これが正常な論理的にも、相場論でも「市場の整合性」を得られるシナリオでしょう。あのアベノミクスから…約10年です。

通常、こんなに政策が浸透するまで、時間を要しませんが、そこまで痛めつけた清貧思想です。「村社会論理」は強く…その成果が浸透するまで時間が掛かります。成田闘争とカタルは揶揄していますが…如何にも、「日本人らしい」と思います。

さて…この話は時間が掛かる話です。年内は、最大の出来で…721円の奪回でしょう。そうして「仕切り直し」を意味します。あの「アルケゴスのポカ」の為に、時間のロスです。この違いが、三菱UFJと野村証券の株価の差になったのでしょう。カタルはそう思っています。

さて本日は別の話を…カタルが上京を決意したのは、新人の頃の話ですが、カタルは地元の証券会社に就職をしました。その当時、野村証券が「業界で一番」とは知らず、地元の証券会社が「一番」だと思っていたのです。そうして一年ぐらいの経験を積み、例の6.1%国債を売って…顧客が損をしたのを観た時に、証券会社を辞めようと思ったのです。知識がないのは恐いことです。

たぶん…その頃、どうせ、証券会社に入るなら、一番の野村に入ろうと思い、上司の課長に会社を辞めて、「野村証券に行く」と宣言をしたのです。そうしたら…その頃は新人でも、常に一番の成績で…毎月10人以上の新規顧客を開拓していたので…上司に止められます。「もう少し我慢をしろ」と言います。その代わり、条件を出したのです。野村証券に「研修に行かせて欲しい」と…最先端の現場を観て観たかったのです。

無理を言った上司は困り、専務に相談し、親会社の岡三証券で、全国で一番稼ぐ新宿支店への研修が決まりました。3日間だったか…1週間だったか…期間は忘れました。NSビルに支店が在ったので、隣のワシントンホテルに滞在をしました。

その時に、歩合セールスの小菊さんと出会います。彼は凄いのです。常に毎月1億円の株式手数料です。支店で一番、輝いていました。そうして…社員はみんな駄目なのです。その小菊さんとの出会いが、「歩合セールス」としての上京になりました。彼の顧客の一番は、マクドナルドの藤田さんでした。昨日みずほから…メールがあり、その藤田さんの逸話が報じられていますから紹介します。

やはり…一流の人間と言うのは、なんか…違うんだね。多くの証券セールスが居る中で、小菊さんを可愛がって、藤田さんは、よく注文を流してくれました。小菊さんも…赤い団扇を作って、「藤田商店」の文字があるのを持っていました。

松下幸之助が信用取引をして、「追証」になったのです。これは直接、日興証券の担当者から聞きました。みんな…昔の経営者は株式投資をしていたのです。「サンリオ」(8136)の辻さんなんか…本業が傾く程…好きだったし、「THK」(6481)の先代の寺町さんなんかも…株が大好きでした。

最近の相場を観ると「光通信」(9435)の重田さんは、割安株投資に終始し…孫さんとの溝は、大きく開きました。あのITバブル時代は、光通信の方が株価は上でした。最近は大物が、なかなか…居ません。面白くないのです。

ここまで…実質経済の清貧思想を浸透させる必要があったのかどうか…。でも此方の話を観ても分かりますが、ようやく…長い「喪は明ける」のでしょう。黒田さんは「2年で…」と言いましたが、その後、10年以上も掛かっています。

きっと野村証券株は、年末年始までに721円を奪回するのでしょう。全体の相場も38915円の奪回に向かうと思っています。今日はマックの藤田さんの話と国内回帰の二つをリンクしました。

「基本概念」を確立させましょう。それでは…また明日。



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