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かたる:これだけ、丁寧にレポートしているつもりなのですが、なかなか読者に真意が伝わらないようです。自分の意思を伝えるというのは難しいものです。カタルは基本的には、米国大統領選を控え、金融規制などもあり弱気見通しに相場を観ていました。しかし最近、この金融規制からの悪影響が弱く見えてきたのです。それが、この土日から昨日にレポートした内容です。しかし、どっちを選択するか? これは難しい問題です。

この所、カタル掲げている銘柄が順調の為か…、評価損も消え、かなりユトリが生まれ始めました。今年は、多くのヘッジファンドは、未だにマイナスだと言います。年初からの下げは予期せぬ展開でしたからね。でも…基本的に、この展開の可能性は事前にあったのです。

カタルは、幾つかの仮説を提示しています。

1、馬場レポートの完全失業率と消費者物価の関係

2、今年に入ってからの金融庁の方針転換(3月の赤字法人融資認可から6月のノルマですね。)

3、マイナス金利適用は、有効(マネタリベースの増大がマネーストックに繋がる)

4、更にここに来て、金融規制の克服か?…などです。

これらの仮説は…銘柄選別に重要な影響を与え、世界の景気動向も予測するものです。基本的に逆業績相場から金融相場への展開を予測しています。これはディフェンシブから景気敏感株への転換を示唆するものです。小野薬品は日経産業新聞の記事を読むと…どうも底打ちのような動きに見えますが…この相場循環論からすれば…買えない株になります。他の薬品株も食品株もそうです。狙いは金融セクターなどの株になります。

基本的に相場循環を予測する場合、さまざま事象、そうして実際に銘柄の動きを観て…その動向から、未来を予測する事になります。でも相場と言うのは面白いものです。基本的に自分自身が願うというか…考える、逆に方向に行きますね。例えば…ケネディクスです。

カタルは長い証券マン人生の中で、お客様が2年も我慢できる事例をあまり見たことがありません。むかし…ある顧客が、加藤あきらの「誠備」の相場で、暴騰した時、西華産業を空売りして、大ヤラレになりました。こんなバカな…と、その売り玉を、売り株数を増やさなかったから、売り続けることが出来たのでしょうが…2年間、半年ごとに損切りのクロスを振り続け、最後、誠備が崩れる時に、全部、取戻し、尚且つ、おつりが来ました。通常、2年も、自分の意思が続くものではありません。

長い証券マン人生の中で、お金を儲けた人は、やはり辛抱強いようです。何年も、何年も我慢するケースが大半です。大山さん(伝説の歩合外務員)も、そうだったと言います。顧客が痺れを切らすのですが…彼は何年でも、平気だったと言いますからね。

カタル銘柄は、ユビキタスで、既に6年目になります。まぁ、この株は任天堂からの離脱があり、あの期間は仕方がない「事故」のようなものです。でも今は見事に変身し始めています。でもJTECも長いですね。ケネディクスは、3年が経過します。成功したのは、大概、仕上がり宣言をしており、中には、その後も伸び続けることもあります。NSWなんか…最近、新たな仕掛け筋が入っているようです。

あれ? こんなことを書いていたら…ユビキタスが上がって来ましたね。念願の1200円台に入って来ました。何度、見ても良いですよね。この株は…。ワクワク感と言う高揚感が全く消えないのです。株が騰がると買いたくなるし…いつまで経っても割高のままなのです。でも嫌いじゃありません。通常、何年も経過すると、高揚感が劣化し、相場に対し期待値がなくなるのが普通です。しかしこの株は、ずーと、この感覚が続いています。困ったものです。売り場が非常に難しい株です。だぶん、1万円になっても買いたいと思うのでしょう。

そうだ…テーマから外れそうです。時間の概念について、話していたのです。武富士の武井さんは、本当かどうか分かりませんが…大蔵の天下り役人に便所掃除をさせたと言います。その逆恨みかどうか…分かりませんが、サラ金業界はみんな消えました。過払い請求の最高裁判決のせいです。今井と言う最高裁判事が…ルールをひっくり返したのです。あの判決は…まるで理不尽な共産主義のような判決です。その為に「サラ金」と言う産業が消えました。確かにサラ金屋は低金利なのに…暴利をむさぼっていたのです。しかし…カタルにはやり過ぎに見えました。アコムは三菱UFJに…みんな大手金融に飲み込まれましたね。

そうして司法書士などが、高額納税者になるのです。今でも時々、テレビCMを観ます。株の世界は、ある意味で怖いですね。トヨタはハイブリッドで劣勢に立たされているというレポートを観ました。一般常識はトヨタが世界一ですが、新しい環境規制になかなか対応できてないようです。

規制と進化。この関係は面白いですね。ごく最近、カタルは「金融規制」克服説を述べ始めています。原油価格が高値を超えると…その可能性が、一気に高まります。既に米国のシェールガス田は、再開しているリグは増えていると言います。この辺りのスピードも相場に大きな影響を与えます。三菱UFJのチャートは、高値圏で…離脱を迎えているようにも見えますね。年初に…カタルは配当利回り水準からみて…みずほの買いを推奨しましたが…商社株もそうですが、みんな下値を固め、上昇し始めているようにも見えます。三菱商事なども強いですね。機関投資家は、銘柄入れ替えのチャンスですね。

今日も我慢できずに…少しだけケネディクスを買いました。これは…もう病気に近いですね。カタルの妄想で、生まれた仮説を、自身は仮説を現実視して、突き進んでいる格好です。どうなる事やら…。怖いけれど…大阪チタンも、少し拾ってみました。今は72円安の1346円です。なかなか買えないクラウドワークスなど…。いろんな銘柄がありますね。それではまた明日。



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