日銀、ETFの売却は良い事

カタルの漠然とした「不安感」は、単なる「負け組精神」の弱気とも言えます。損を続けた経験があると、なかなか…失敗した感情が抜けないものです。カタル自身は、予てから申し上げているように、「ハイリスク・ハイリターン」派閥です。

故に…可能性が在るなら、その希望や期待に向かって…夢を追い続ける性格です。

しかし…数年前に「痛風」に襲われ、あの痛みが我慢が出来ませんから、それから医者に通い、尿酸値を下げる薬、更に高コレステロール血症の薬、最近は血圧を下げる薬も飲み始めています。年齢とともに…「体の衰え」は仕方ないのですが、既に、先が見える年になって「焦り」も出てきました。

何回か…チャンスはあるのです。顧客資産の3億円を40億円に増やした時は、このまま…一気に「1000億円ライン」も、夢ではないと考えていた時期もあります。しかしガンガン…強気のカタルは「リーマンショック」にやられました。

最初の報道は、単に「サブプライムローン」の話だけでした。だから…担保があるから、何故、「過剰な不安」に襲われるのか…。全く…理由が分かりませんでした。今から、思え返せば…日経新聞の記者のレベルを信じていた為です。

たぶん米国では、その時に既に「影の銀行システム」の報道があったのでしょう。当時、ネットを利用していましたが、海外の報道は、全く…観ていません。ブルームバーグやロイター、更にWSJなど…の内容と日経新聞を比較すると、日経新聞の記者の劣った姿がよく分かります。日本のアナリストなんかも…「同じ」です。みんな「偽物人間」なのです。

この事実を知ったのは、最近です。

カタル自身は「NHK」や「日経新聞」の報道を、ずっと信じていました。しかし世の中は多様な考え方が在ります。日本のメディアの情報は「創られた」…と言うか、一定の方向性で描かれています。

「大阪チタン」(5726)の 週足

だから「大阪チタン」(5726)の失敗で、学んだ経験は大きかったのでしょう。何故か…理由が分からないのです。業績が「上向き」なのに、株価は下がります。一時的な株価上昇で、直ぐに、また下がるのですね。そこで…「ボーイング」社(BA)の株価を観るようになり、謎が解明されます。世界のお金は「繋がっている現象」です。

日本の相場を観ていると、大半は米国株の「後追い」なのですね。少し英語ができる奴は、海外の新聞の「受け売り」です。その程度で、日本では「専門家」です。肩書は、慶応大学の経済学部教授とか…言いますが、その内容は「嘘」ばかりです。

米国でトランプ政権が、誕生して…驚きました。

大手メディアの情報は「フェイクニュース」と決めつけています。ネット社会を観ると、世の中には、多様な「考え方」がある事が、分かります。「SNS」は、常に…誘導されるように「仕組み」が創られています。自分が、知りたい分野の情報が集まるように…普段から観ている「関心のあるもの」を紹介するようになっています。同じCMなどが、繰り返し…スマフォに登場するのは、自分が過去に関心を持って開いたからです。しかし何度も、「繰り返し」をされると、人間は、その方向性の行動を取ります。

これは人間の「習性」です。この人間の行動を利用したのが「SNS」なのです。だから経験の乏しい…若者が自殺まで、誘導され「社会問題」になっています。

人間は自分が考えた…同じ、思考の情報を探します。そうして仲間を求めます。市場の売買注文の大半は「アルゴリズム」による自動売買だと言います。だから株価を上げるのは簡単なのです。

「キオクシア」(285A)の 日足

最近の「キオクシア」(285A)の株価の上昇は、「既存路線」の開花です。「東芝」が再建するために、虎の子の「キオクシア」を「ベインキャピタル」などに…手放しました。「東芝」は、イヤイヤ…手放すことになったのですが、どうしても未練が残り、最初は40%かな? 権利を残しました。でもファンドは早めに「資金回収」をしたかったのです。この辺りの経緯は、ネット上に、色々…転がっています。例えば…此方など。

だから前から「株高背景」があったのですが、問題は「業績」です。この改善が遅れていたのです。ようやく、汎用品の半導体価格が上がったのは、「今年の春」からです。この時に、「キオクシア」の今の株価上昇は決定しています。「仕掛け人」の大手ファンドが関与し、しかも…業績は落ち込みから「脱出して」改善します。

この後、「爆利益」が出てきます。半導体は「市況品」です。それも、かなり激しい…「価格変動」が起こります。だから来年、発表される業績数字は、かなり良いものが出てきます。もう決まっているのです。しかし「浮き沈み」のある…不安定な利益です。利益の質は悪いのです。海運市況と似ています。

今回の半導体価格の改善は、中国が「米中間競争」において、最先端の「AI向けの開発」にお金を投じています。その為に汎用品は、造らなくなったのでしょう。故に市場価格が品不足から「上昇」してきました。


「ルネサスエレク」(6723) の日足

この背景は「ルネサスエレク」(6723)にも同じことが言えます。「ルネサスエレク」の不振は、一時的な「市況の悪化」が響いています。時間軸の「すれ違い」…なのです。柴田さんの時間軸の「読み間違え」です。彼は、なかなか優秀ですが、流石に経営資源の「力の掛け方」の時間を、読むのは難しいのです。アルゴの話から半導体に話になって来ました。元に戻します。

つまり株価の上昇は「仕掛け人筋」の「力加減」で決まります。でも「仕掛け人」も闇雲に株を買う事は出来ません。やはり「常識」と言うものがあります。

日銀がETFの売却を決め、市場は「右往左往」していますが、ニュースの観方も、皆さんは理解していません。そもそも…日銀が「実質経済から、名目経済への転換」を認めたのです。これは「悪いことではなく」、清貧思想から脱却を表わす…「象徴的な出来事」に過ぎません。

今回の米国のFOMCもそうです。パウエルは、自説が「間違っていた」と認めたのです。米国経済は、明らかに…減速しています。しかしこの後「国内回帰」が始まります。この端境期を、どう「市場」が反応するのか…分かりません。もう少し様子を観ないと、ハッキリした結論は出せません。

カタルの迷いは、いつもの事ですが…「早過ぎ」ます。

ピッタリ、時間軸を合わせないと…投資は成果が生まれません。「大阪チタン」(5726)が大きく上がることは、前から分かっていた「既存路線」に過ぎません。まだ残存の「空売り残」と思われる…売り物は70万株程残っているのでしょう。

「出前館」(2484) の日足

そもそも…「空売り屋」は、なかなか…「しぶとい」のです。株価が「ゼロ」になるまで売り叩く…傾向があります。カタルは「出前館」(2484)を金曜日に160円で2000株買いました。まだ先は、「全く見えません」が…論理的には、割安です。

ただ経営者が「馬鹿」ですからね。そもそも…「ソフトバンクG」(9984)の「ラインヤフー」(4689)も経営資源を活かせていません。まぁ孫さんに、手腕に頼り切った…結果なのでしょう。はやく「アジア圏の活用」に舵を切らないのは、米国「ヤフー」との契約があるのかどうか、分かりませんが…腑に落ちません。

この「出前館」も、そうですネ。もっと下がると「面白い」ですね。果たして…「どうでしょう」

株価が一段安するなら、更に…買い進めます。今回「減額修正」されたのは…残念でしたが逆に「チャンス」かも…しれません。9月に入ってからの「値動き」は、明らかに「空売り筋」による株価の下落です。それとも、なにか…カタルの「知らない欠陥」を抱えているのかどうか…何れ、時間の経過が明らかにするのでしょう。

皆さんの、多くは高値になると、ワイワイ…騒ぎ、まるで株を理解していません。

最近の人気株になった「データセクション」(3905)の株高は、昨年、GSの連中が「経営権」を握ったためです。でも皆さんは、最近、バカ騒ぎして…常に「TICK回数上位の常連組」になって来ました。

「ソシオネクスト」(6526)もそうですネ。今ではアナリスト様の定番銘柄です。でも前から、株価が人気になることは「決まっている」のです。

カタルの最後の課題は「時間軸の把握」ですが、「利用度合い」の問題に、最近は焦点が移って来ました。金曜日も「ある株」を、新たに…発見しました。たぶん…何れ、「人気株」になる「素質」を持っています。月曜日に株を少しだけ買って、「観察株」になるのでしょう。

その株高に、至る「原理」を解説しているのですが、世の中は、バカばかりです。まだまだカタルの「卒業式」は遠いようですが、3回程度…「クリーンヒット」するなら達成されるでしょう。何処まで、「踏み込んで」解説するか…、難しいですね。読者層は「幅広い」のです。皆さん全員の「希望」を満たす…原稿は書けませんからね。

昨日、発表された日銀のETFの売却額は、いずれ…「増額」されます。あの発表文の隠れた意味を解説している「メディア」は、居ないでしょう。

何故、植田さんが「取得額」で3300億円程度…と言ったか? 更に売却期間は「100年以上」も掛かると、ご丁寧に…付け加えています。でも市場は「歓迎する反応」ではなく…逆に、高かった株価は安くなっていました。

カタルは、早くから…皆さんに「GDPデフレーター」を使って、「名目値と実質値」の解説に努めています。何回も、何回も…「諄いほど」繰り返して、伝えています。だから確り…このレポートを読んでいる方は、「平然」とされていたのでしょう。

カタルはこの株高は日銀がETFを売り切って、更に「過剰流動性相場」まで視野に入れていると述べています。こんな…35年間もの「失政」を繰り返した事例は、過去の歴史のなかであるのかどうか…カタル自身は、知りません。従順な「画一化教育」の成果でしょう。日本人は、本当に…「自分の頭で考える教育」をされてないのです。

この売却額は、ドンドン…膨らむでしょう。本来は「取得価格」ではなく…6200億円程度と「時価」で言うべきでした。そうして「100年以上かかる」とワザワザ…市場に影響を与えないように言ったのにも拘わらず…株安の反応です。

この意味は実質経済から名目経済の「黎明期」だと言う事を…示しています。まだまだ…「スタート段階」なのです。だから、依然…「PBR1倍以下」の銘柄が、ゴロゴロしています。ただ…カタルは、目先の1か月ほどの期間が「見えない」と述べています。

識者の懸念は、どんな形で表面化するのか? 来年でしょう。

パウエルも間違えたように…時間軸の「読み違え」をしました。彼はデータ重視…と盛んに述べていますが、そもそも…「労働指標」の意味も理解しているのか、怪しいと思っています。労働指標は経済の「遅行指数」です。しかし…株価は「先行指数」です。

トランプの言論統制などは、自由の国だと思って、教育されていましたが、みんな同じなのですね。ロシアもイスラエルも中国も米国も…みんな「手前勝手」です。その状況により、コロコロ…と、主義主張を変えます。カタルは「頑固」だし…「潔癖症」な面も持っています。未だに…仮想通過の「ビットコイン」アレルギーを持っているのです。

そう言えば…金曜日に「大阪チタン」を2470円から10円刻みですが…100株ずつ、可愛らしく…買い始めており、2390円まで…買えました。月曜日から更に…2350円まで10円刻みで買い続け…2340円から、今度は、たぶん…200株単位に引き上げます。

大阪チタンの大量保有報告書

最悪は2000円割れの200日線ライン(現在は1787円)まで…買う予定です。3035円の目先の高値は「空売りの踏み」による…爆発でした。しかし「野村証券」は、「自己」から「ファンド」に玉を移転させていました。

前回の4850円を付けた時に、カタルは、いくら何でも…現状では「やり過ぎだろう」と、野村証券のやり方を、「批判」したのです。そうして「ミイラ取りがミイラ」に豹変して、失敗をしたのです。まぁそのおかげで…米国株の観察と言う「宝物」を手にしました。「失敗は成功のもと」なのです。

「ジェイドG」の失敗は、「成長性と利益率」の考え方を、学びました。この価値は更に大きなものです。もう70歳になって、ようやく…このレベルまで来ましたが、残された時間は限られています。あと数年です。

皆さんは、折角、カタルが「貴重な経験談」を綴っていますから、「賢い投資家」になる為の足掛かりに成れば、幸いです。日本人は投資教育を受けていません。

働いて…得られる金など、所詮、知れたものです。高額納税者になってみれば分かります。税務署様と「お友達」ですよ。彼らは、ある所しか…行きません。5000万円が基準だそうです。

でも金融商品による利益は「無限」です。増やす…知識は、頭の中に在りますが、このアイディアに、課税は出来ません。億円単位の「上下」になるなら…日本を離れた方は良いのでしょう。先ずは…200万円の現実的なお金を、1000万~2000万に出来るなら、基礎作りは完了でしょう。

そこから…どうやってチャンスを掴むか? たった1回の成功を、3回ほど…繰り返すなら「卒業」です。その候補株の一つは「ジェイドG」(3558)なのですが、カタル自身は、田中君の評価を、最近は下げています。あのまま…「法螺話」をしていれば、面白かったのです。人間は年を取ると…誰もが同じですが、現実的な対応になります。

でも、ようやく「ロームの謎」の段階に来ました。

これは「会員」でないと読めないかもしれませんが、「良い内容」の報道がありました。この報道のようには、「倍速開発」の話が載っていますが、お金をかけるなら…中国との競争にも「勝てる」かもしれません。しかし中国は「桁違い」ですからね。

同時に「同じ報道機関」ですが…これも、会員向けなのでしょうが、如何に…「ラピダス」が遅れているか…その事が分かります。既に「TSMC」の2nmの歩留まりは9割に達しており、既に次世代の1.4nmの量産が2028年です。「ラピダス」の現状は、2027年に2nmの量産開始の予定です。しかも…「販売先」も決まっていません。

これら報道の意味することは、お金の掛け方です。

兆円単位の支援を、バンバン…やれば、やがて、その「波及効果」が、いろんな所で始まって来ます。この「乗数効果」と言うのは10倍以上のものです。「貨幣乗数効果」が発揮されると「時代の進化」が一気に加速するのです。分かりますか? 

金は使って…「ないぼ」なのですね。何故、カタルが何度も…「死臓金」と揶揄される「内部留保」の話をしているか?

今日も日経新聞に「会計基準」の違いにより、持ち合い株式の扱いが、変わるとして…「デンソー」が、紹介されています。この日経新聞の回し者ではありませんが、「日経XTECH」の「ローム」の記事にも、「東芝」と共に…「デンソー」が登場しています。炭化ケイ素(SiC)製のパワー半導体の話です。

株価が上がることは決まっているのですが、「時間軸の話」を展開しているのですが、馬鹿には、レポートの裏を、読む力がありません。

同じ記事でも、確り…「解説」してやらないと、多くの読者は「その価値」が見えないのです。今日は、日銀の「ETFの売却」の…発表の仕方を解説しました。自分の「頭で考えた」投資行動を取れば良いのでしょう。でも大切な事は無理をしない…自分の力量を守ることです。株価が下がって、「ワイワイ」騒いでいるのは…馬鹿なのです。

確り…背景を考えて「行動」をするなら、「出前館」が、大きく「下がらないかなぁ~」と、最安値更新も、また楽しみなのです。どこで…「反転する」のでしょう。時間が掛かる「案件」ですが、見所の一つでもあります。また…明日。



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  1. 2018.06.16

    実験は続く…
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