ドルの信認

午前2時過ぎに始まったトランプ氏の就任演説を聴いていましたが、目新しいものはなく「米国第一主義」を掲げているだけなのですが、やはり時代認識を間違っていると考えています。そもそも、彼の年齢が70歳なので、「スマートコミュニティー」が、どんなものか理解しているのかどうか…。彼の頭の中は、グローバル化が進展したために、労働力対価の安い国に雇用が奪われたので、その貿易赤字の不均衡を是正すると言うものでしょうが…米国は基軸通貨国ですからね。

米国の経常収支の推移

米国第一主義を強行すれば…ドルの信認が崩れ、新しい貨幣制度の構築まで、話が発展する可能性もあります。米国には多額の資金が、他国から投入されており、どう対処するのか? IMFの「SDR」の制度が、再び脚光を浴びるかもしれません。米国が秩序維持の為に世界のポリスマン的な役割を担ってきており、その為に、多くの国がお金を還流させていました。ただこの役割を放棄し…自国利益だけの追及に走ると、ドルの信認が崩れる可能性があります。双子の赤字と呼ばれる経常収支(貿易収支)と財政赤字の問題が急浮上するのでしょう。

米国の財政収支

金融規制克服論が生まれ、米国経済は景気がこれから加速する場面の「立ち位置」です。ここで財政出動や減税を実施すると…景気は、明らかに過熱します。可処分所得は拡大しインフレが起きやすいのです。その時に、強引に米国一国主義を貫くと、一気に米国は世界から見放され、金利が急上昇します。最初は金利平価説でドル高になるでしょが…。その後は、通貨安のインフレ過熱の破滅的なパターンになる可能性さえあります。まぁ、難しい話で展開を読むのは、早いのですが…あまり強硬姿勢を貫くことは出来ませんね。

スマートコミュニティーのグローバル化と言うのは…本物が育つ時代なのでしょう。ブロックチェーンの仕組みに似ています。本物を追及していれば…誰かが、その真価を評価してくれ、やがて世に認められます。PPAPのピコ太郎のような現象が、生まれるのがネットの世界です。既存のメディアを使った情報操作など出来なくなります。近年の様々な社会問題も、昔なら…闇の中の筈です。

昨日の演説を聴いていて連想したのが、やはり宮内さんが述べた「先進国の回帰現象」と言う揺り戻し作業が、起るのだろうと思いました。振り子が、CDS (Credit default swap)などの存在で、大きくBRICsに振れたので、その修正現象ですね。「ブレグジット」も、「トランプ・サンダース現象」も、時代の変化に付いて行けない人達の悲鳴のようなものでしょう。日本でも昭和30年代の古き良き時代への郷愁がありましたね。映画「3丁目の夕陽」現象です。

長い失われた時代の為に、希望が消えたのです。その為に…古き良き時代への郷愁が湧き上がるのでしょう。それがブレグジット現象であり、トランプ氏やサンダース氏が支持を集めた源でしょう。今年、欧州では極左と言うのかな? 自己の責任や義務を忘れ、不満を他人に転嫁する現象が、拡大しています。トランプ現象の拡大です。

オバマのような…責任のある行動と言う清貧思想に、ウンザリしている訳です。でも彼の考え方が、やはり正論なのでしょうね。オバマは弱腰政権に見えたけれど…やはり正当な方針だったのでしょう。カタルは、ずいぶん彼を批判しましたが、でも演説を良く聴けば…彼の言う通りです。

多くの人は、単純に儲かる銘柄を探そうとし…求めますが、その成り立ちを理解するためには、社会に流れている底流を良く知る必要があります。人々が何を求め、何を欲しているか? あらゆる世代の嗜好を考えないとなりません。人種が違えば、好みも違います。

ようやく…最近、日本企業はグローバル化に目覚めた所です。日本における限界を感じ、様々な試行錯誤をしましたが、結局、駄目だったのです。その為に、活路を海外に求めました。建設業から食品まで…あらゆる産業が、海外に進出し始めています。この路線はこの路線で正しいのでしょう。

一方、行き過ぎたグローバル化も、ありますね。ユニクロの「渡り鳥生産」の見直しは、新しい動きです。この動きは、トランプ政権の先進国への回帰現象の一つとも言えます。スマートコミュニティーの構築ですね。IoT時代を迎えた生産革命です。

この辺りに…新しい銘柄のヒントがあると考えていますが、なかなか…。探していますがヒットしません。ピッタリと…カタルの感覚にヒットするものが出るなら、10倍化は間違いないのでしょう。時代の流れと…銘柄選別の重要性は、いつの時代も変わりません。

今日の原稿は、なにか抽象的ですね。まるで小池知事の演説のようです。彼女は他人批判など止めて…自分が何を成し遂げるかです。時間が経過して結果が分かり、「後出しジャンケン」をして、他人を責めるのは、メディアの悪い癖です。いい加減に…しないと、カタルのような支持者も反旗を翻します。過去の過ちを検証しなくてはなりませんが、これから、どう活かすかに…焦点を移行させるべきでしょう。

誰だって、銘柄選別を間違い、失敗する事はあります。常勝将軍など株式投資の世界ではないのでしょう。だって時代は、投資を決めた時と同じ条件ではなく、常に変化しています。だから相場観と言うのは、常に修正されますね。当初、カタルはトランプ誕生相場が、もっと、あのまま続くと考えていました。

でもジョージ・ソロスは、損失を確定させたから、報道されたのでしょう。つまりトランプ政権誕生の金融規制改革などの期待感は、相場にかなり織り込まれたのでしょう。

今度は…どのようなステップを踏み、何処に政策の焦点を移し実行するのか? その進展具合が、問われるのでしょう。ボルガールールなどを改善し…様々な規制の撤廃を実現させれば…大きく成長します。ただ無法地帯になりますね。金鉱山のような開発状態をイメージすると良いかな? 金が発見され、人々が集まり始め、酒場が生まれ、治安が乱れます。

トランプ氏が、4年後に再選されるかどうか…。これはスマートコミュニティーの取り入れ方によるのでしょう。米国もそうですが、日本も戦後構築された社会基盤が、どれもボロボロです。此処にも、相場の芽がありますね。でもITバブルで生まれた相場参加者の新世代は、この感覚は…乏しいですからね。だからそんな中から生まれる銘柄は、大相場の芽が在るかも知れません。

こうやって…訳の分からん、カタルの頭の中を書くことで…、自分なりに相場を展望していくわけです。ただ材料を並べているだけだから…、読者に理解しろ…とは言いません。何かの参考になれば、幸いです。さて、本日の勉強の時間は、この辺で…お終いです。

これから銀行に行き通帳に記帳して、入金状況を確かめてから、新規の有料読者の人にパスワードを送付します。日付が変わり、明日になっても届いてない人は、メールで教えて下さい。新規の有料サイトの原稿アップは、来週(28日)からにします。

原稿内容も、精査しているつもりですが…カタルも人間ですから、間違いも良くあります。ご寛容な心で、ご容赦くださいね。それでは…また明日。稀勢の里が、優勝できると良いですね。やはりカタルも日本人です。



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