希望、溢れる社会

昨日の相場の出来は素晴らしかったですね。なんと、幾ら…「指数だけ」の相場だと言っても832円高の45769円です。これは先週末から、今週にかけての9月分の配当303円ほどを埋めても…余りがあるものです。

日経平均株価の日足推移
裁定買い残の推移

配当の落ち分を埋めて…しかも一部で、懸念があった「リバランス」(投資資金の再配分)の動きも消化しても…それ以上の資金が「株式市場」に入ったのでしょう。勿論、「先物からの誘導」でしょうが、最近は「裁定買い残」も、ここ数年では…最高水準になりつつあります。昔は、もっと大きかったのです。

ドイツ株の週足

この影響は「金」も同じです。なにも日本だけでなく…「世界中の株式」は上昇しています。ドイツ株だけを、観ましょうか…。加え、半導体株の出来を観るために韓国も株価も参考に付けておきましょう。


韓国の株価 推移

もともと…「サムソン」がHBM(High Bandwidth Memory)を、最初に開発したのですが…近年は「SKハニックス」が、そのお株を奪い「サムソン」は後塵に拝しています。しかし…来年は「エヌビディア」の期待に沿った製品が誕生して、今の「2倍」以上に増えるそうです。

「キオクシア」のNAND型フラッシュメモリーを使う「SSD」は、その補完に利用されると考えられているようです。仮にある程度、利用されるとすれば、現在、開発中の「第3世代のXL-FLASH」なのでしょう。でもその量産化は「かなり…先」です。夢の部分です。

何故、「金」の話も、同時に載せたのか? 

米国株の時価総額

基本は、米国からの「資金逃避」なのでしょう。ヘッジ目的も多い…と思っています。何しろ…米国の「M7」は、どれも巨大企業です。エヌビディアの時価総額は4兆5900億ドルですから、為替を150円とすれば688兆円です。日本全体のGDPを超えるほどの金額です。10%を売って、日本の株を買うだけでも「大変な金額」なのです。「トランプ」効果とも言えます。彼の手法が、嫌いな…奴ばかりです。でも「アップル」も、現地で生産です。

更に…米アルファベット傘下の動画投稿サイト、ユーチューブがドナルド・トランプ大統領のアカウントを停止した措置をめぐってトランプ氏に訴えられていた裁判で、ユーチューブ側がトランプ氏側に2450万ドル(約36億円)を支払う和解案に同意しました。「長い物には巻かれろ」なのでしょう。

基本は、この「分散投資」にあるのでしょう。バフェットの商社株の買いは、その先駆けで…「先導役」だったのです。そう考えると…今の市場の値動きは、スッキリ…「理解」できます。いずれも…日本を代表する「大型株」が主役になっています。金曜日に大幅高した…「オープンAI」と提携した「日立」(6501)は、この高値圏の揉み合いを抜けるか、どうかが…「次の相場の焦点」の一つです。


「富士通」(6702 )の週足

そもそも「オープンAI」のサム・アルトマンは「ソフトバンクG」(9984)の孫さんと協業をしています。しかも…首相と面会もしているのです。昨晩、話題になっている…「富士通」(6702)や「安川電機」(6506)も、そうかな? 来週からの相場が期待されます。

「安川電機」(6506) の週足

それぞれの「週足」も載せておきましょう。「ラピダス」への投資は、意外に「成功する」可能性も、高くなっています。この「キオクシア」と「ラピダス」も繋がっています。国家を挙げた壮大なスケールの「大相場」がスタートしている…可能性が在ります。

この構想は、前からあるのです。

この9月からカタルは、今まで…書かなかった相場の構築の「市場の整合性」の成り立ちも「レポート」しています。多くの読者は、簡単に「結果」だけを観て…「当たっただの、外れた」など…と批判をします。しかし我々が求めている解答は、時間軸を含めた「完璧な予想」です。

カタルの最後の壁である「時間軸の壁」は、沢山の未来図があるのですが、幾通りか、考えられる選択肢の中で、完璧なものを選択するのです。「仕掛け筋」が強引に、相場作りをすることもありますが、そんなものは「長続き」はせず、「独りよがりの相場」に過ぎません。

やはり…万民が求めるのは「時代性」です。時代の流れが速くなることも、遅くなることもあります。この時間軸の流れを、決めるカギは「お金の量」なのですよ。何故、中国が急速に力を付けて、米国と対等に勝負を出来るようになったか? それは共産党の一党体制で、専制主義だからです。最近の米国も…カタルはトランプのやり方が嫌いですが、一面では「正しい選択」とも言えます。

民主国家の場合、日本を観ると分かりますが、「和を以て貴しとなす」と言う精神は「素晴らしい」とも言えますが、非常に「時間」が掛かるのです。どうしても…「落ちこぼれ」は生まれます。だから進化の為には「切り捨てる」しか…ないのです。「弱肉強食」の世界です。「新陳代謝」を早めるとは、そういう事です。「構造改革」の推進です。

そもそも「失われた時代」と言うのは、その未来を決める「作業時間」だったとも…解釈できます。国民が納得したのです。「清貧思想」は、やはり駄目なんだ…と言う合意です。「もったいない」…とか、「物を大切にする」とか…道徳的には立派ですが、経済としてみたら、「合成の誤謬」(ごうせいのごびゅう)なのです。

この意味は…ミクロ(個々)の視点では正しく合理的な行動であっても、その行動が集まったマクロ(全体)の視点では、全体として望ましくない、あるいは意図しない結果を招いてしまうことを指す…経済用語です。

もっとも、大切な事は、人間の「モチベーション」を高めることです。その為に「頑張れば、明日はもっと良くなる」と言う「未来の希望」がないと駄目なのです。「ロームの謎」の意味の相場の解釈に、ずいぶん…カタルは苦しみました。だって「未来の希望」を、先取りして相場が「買い始めた」のです。明日の成功を信じて…未来の「夢」を評価した株価です。

それに続いたのが、「キオクシア」(285A)の相場です。この株は、新規上場株ですから、需給バランスは非常に良好です。かなり大きな時価総額ですが、基本的に「浮動株」はないのです。だから…簡単に、株を上げようと思うなら「少しの力」で上がる株です。そこに…「市況全体の改善」が加わりました。更に…「AIブーム」です。

この相場の出来を観て、「ルネサスエレク」(6723)も、まだ赤字で…早いのですが、「のれん代の償却問題」と言う不安を、来年の2月(12月の決算発表まで)抱えますが、それを除くなら、未来の夢を持った株です。

この「のれん代」の償却問題は「楽天」(4755)が「のれん代」を償却します。この3Qは減損損失約270億円の損失だそうです。僅かな金額ですが、公認会計士と話が付いたのでしょう。でも「ルネサスエレク」の場合は、巨額ですよ。昨年、行った…米ソフトウエア会社の「アルティウム」の買収金額は8879億円です。この大半が「減損リスク」に晒されています。

それを承知で、カタルは時間軸を早め…23日に広範囲に持ち株を広げたのです。ここ数日、たぶん…「リバランス」の売り物に押され…DX関連などの株価も、大きく売られていました。

「SHIFT」(3697)の話を出していたのも、その「対象銘柄」だからです。「ベイカレント」(6532)の売りも、たぶん…そうでしょう。だから、軟弱な「小型株」の相場も大きく下がりました。皆さんの多くは「ジェイドG」(3558)を観ているでしょうから…その実態が分かる筈です。本来は、既に1500円台の値固めの段階ですが、ここ1か月ほど…買いが入らずに、「僅かな売り物」に、株価が押されていました。


「ジェイドG」(3558) の引け後の板状況

しかし…金曜日の大引け間際に、「仕掛け筋」らしい…買い物が、初めて…見られましたね。1305円の5000株、更に買えなかったようですが…1310円の1万株は、たぶん…「仕掛け筋」なのでしょう。でも…カタルの観測は、あてになりません。

「大阪チタン」(5726)を大胆に予想し…実際にかなり、株を買い増したが、今は、持ち高を落としています。一時は1万株以上を買ったのですが、微益で…半分程度まで下げました。しかし…金曜日は、たぶん「空売り」と思われる連中でしょう。10万株程「買い戻した」ようです。あの3035円の戻りは、「空売りの買い戻し」の影響も強く…相場の解釈を難しくしています。

このようなカタルの頭の中の「揺れ」具合を語っているのはレポートを開始して、初めての事でしょう。皆さんは、本当に素人です。日本の多くの識者と言われる…人達も、その経験は「本物」ではなく…自分で経験をしたものでないから、「中身がない」のです。自分がやってみないと、分からないものです。

カタルは、10名ほどの部下を引き連れて「みぞれ」が降る…冬の寒い日に、1日中、みんなで「新規開拓」をしました。朝から午後3時ごろまで…途中、近くの喫茶店で、みんなで集まって、昼食をして、意見を言いながら、またやるのです。これが、毎日続き…尚且つ、膨大なノルマを達成するのです。

丁度…当時は「豊田商事」事件の最中でした。だから、その話題を述べて、女子社員にも、一緒にふろ場に行き、老人の背中を流す…話をしたほどです。保険の外交員には「枕営業」と言う話もあるのです。

それ程、過酷な「ノルマ」が、証券会社の現場です。だから、ずっと半年以上も…、一度も「ノルマ」を果たさない新人に、辞表の書き方を教え、辞めさせたのです。苦い、嫌な…想い出です。今で言う…「パワハラ」です。だって最後の決め手が、配る筈の会社のパンフレットを、神社の「ゴミ箱」に捨てる奴です。神社の人から、会社に電話があって…事実が発覚したのです。

識者は、自分でやったこともないのに…偉そうに現場を語ります。何故、カタルがずっと…「政策批判」を繰り返してきたか? 

石破総理と 「オープンAI」のサム・アルトマン

悔しい想いは、他に沢山あります。仲間が、実際に「死」を選択するのです。それが「間違った政策」の「末端の現場」の実話です。折角、息子が東大に受かって喜んでいたのに、哀しい…結末でした。だから岸田さんも、石破さんも海外の投資家や経営者を招き、会談することが嬉しいのです。ようやく…日本も「本物の名目時代」がやって…来るのです。だから、ずっと…言い続けていますが、「野村証券」(8604)だけを買って置けば、良いのです。簡単でしょう。投資なんか…。

最近はカタルの「頭の中身」の揺れ動く模様も伝えています。毎日、相場の出来を観て、微妙に自分自身の相場観は修正されるのです。

「ジェイドG」は、初めて…「抵抗感」が生まれました。それを伝えて…おきましょう。現場の感覚です。板状状況の注文の出し方、成り立ちなど含め…現場の知恵を、若い証券マンに伝えています。僅かなお金で、いくらでもお金は作れます。市場には、無限のお金が転がっています。自分が「努力」をするかどうか…。最後は、その「モチベーション」の高さ度合いが、自分自身の人生を決めるのでしょう。

ようやく…頑張れば、明日は「もっと良くなる」と言う本来の社会に、戻るのです。 物価高? 当たり前ですね。金利のある世界…当たり前です。それを超える勝者が、「勝てる世界」になります。これまでの清貧思想の世の中は「何もしない」…「やったもの」が社会から叩かれる社会でした。

「ライブドア」の堀江君を、考えると分かります。「日産」のゴーンも、金に汚かったかも知れませんが、日本の政策官僚のやり方を学び…会社の金を搾取しました。でも彼の得たお金が、本来の「世界基準」なら、容認されて…支払うべき対価です。彼は、それが認められないから、隠したのでしょう。カタルはそう考えます。

でも西川は、それを日本的なやり方で、派閥争いです。「内部告発」など…カタルは「卑劣な行動」だろうと思っています。自分で、会社を辞める「覚悟」をして、正々堂々と戦うべきでしょう。カタルには、共産党と同じ…「チクリ」に見えます。

しかし今度は「勝者を称える社会」に変わります。大谷君のような成功者が、日本にも次々に誕生して、何も、米国に行かなくても…日本の土壌で成功できるのでしょう。ようやく…時代が変わります。

「日立」(6501)の 週足

「日立」(6501)の株価は、約2年間の「高値圏」で時間調整をしていました。これまでは「構造改革」を評価して、その成果を株価が評価したのです。しかし今回のAI革命による提携は、「日立の進化」を評価する…段階に突入するかも知れません。もともと日立の「ルマーダ」は、まだ株価に大きく…織り込まれていませんでした。この大きく上がった株価は、構造改革の成功を祝った相場です。

此処から…日立は「新しい時代」を迎える…可能性が在ります。非常に大きな会社ですから、皆さんが、一緒に10万株、100万株買った程度では、株価は動きません。でも貧乏人には大変です。100株を買うだけでも43万円のお金が必要です。ブツブツ投資なら、最低でも、その10倍は必要になります。

カタルも月曜日に、公約として寄り値で100株だけ「成り行き」で参加します。「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ…褒めてやらねば、人は動かじ」…カタルの郷里の山本五十六の言葉です。また…明日。

明日のアップは遅れる予定です。たぶん…夕方(17:00)以降になります。これから…卒業から50年以上、経つ…新潟明訓高校の同窓会に出るために、新潟に向かいます。だから…明日のアップは遅れますから、ご承知おきください。



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