満足度の考え方

日々、起こる事件などのニュースと、相場の展開は表裏一体で、密接な相互関係にあります。互いに影響を与え合っています。本日は日経新聞に米国金利の話が掲載されています。重要ですよ。実際の米国金利の上昇が、この記事を生み、この記事を読んだ読者の参加が、また新たな展開を生むわけです。このようなやり取りが永遠に続きます。

トランプ政権は、最低の支持率のようですが、株式市場から見れば…今のところは成功者と言えます。故に世間の評価は芳しくありませんが、仮に「燃え尽き症候群」に陥り、数年後に、このツケを払わされたとしても、隠れ支持者は多く、彼は、成功者とも言えます。

基本は、先ず…食えることです。それから理想を追い求めるわけで、景気動向が上向けば…経済的な理由で、死を選ぶ人は減り続け、自殺者はどんどん減っていきます。

何故、日本は、他の先進諸国などと比べると…高い自殺率なのでしょう。韓国もそうです。たぶん「村論理」が、非常に強いのでしょう。協調と言う枠組みから外れると…途端に批判を受けます。日本には「出る杭は打たれる」と言う諺が存在します。

成功者を称賛する評価もありますが、同時に「妬み」のような…次元の低い嫉妬心は、人間である以上、誰もが皆、持っています。特に日本は、他人と自分を比較評価する、悪習が強いように感じます。

「○○ちゃんは、お勉強が良くできるけれど…あなたも、しっかり勉強しなさいよ。」と母親は子供に言いますね。「○○ちゃんは早稲田だって…あなたは大丈夫なの?」こんな感じです。

でも「人生の幸せ」評価は、自己満足度です。自分が絵を描いていて、楽しい時間を過ごせるなら…、たとえ、その絵が社会から評価されなくても…ある程度、質素な生活でも食えるなら、なんと素敵な人生でしょう。社会一般の評価が、正しいわけではありません。

社会的な成功者でも、悩みは尽きないわけで、どの地点で、自分の気持ちをコントロールすることが出来るかどうかは…非常に重要な問題なのです。

昨日、会員向けレポートで述べたのは、この事です。100株でも参加して…その株の動きを共有できれば、たとえ儲けが、数千円や数万円でも…成功は成功です。何も10万株、100万株を買って、成功しなくても…同じことですね。

カタルは貧乏人で、常に追証にならないか…細心の注意を払いながら、目一杯の勝負をしていますが…投資の仕方は、人それぞれです。

現物投資だけなら、追証の心配もせずに良いわけです。カタルだって、お金があれば、何も高い利息を払い…信用取引などを利用しません。

レバレッジの掛け方は、人それぞれです。よくメールで、どうしたら良いか。良い銘柄はないか…とか相談されますが、相談をする時点で、既に、その人は迷いが生じており、負け組なのでしょう。自分の売り買いの基準は、自分にしか…分かりません。

何故なら…価値観は、人それぞれが違うからです。株価の高値や安値の予想など…神様でないとわかりません。分からないものを、予想しろ…と言うほうが、無理と言うものです。

常に自分の気持ちと対話しながら、自分のポジションを、無理のない範囲に変えることが必要です。無理があるから、不安になりオドオドするわけです。自分は、そのような過大なポジションを持つ、人間の器ではないということです。「自分を知る」…ということが、投資の世界では最大の武器になります。

現物投資なら、最大で…株を買ったお金が、全てなくなる覚悟をすれば…それで良いだけの話です。分かりますか?

株式投資で、儲けるための基本は、先ず、精神力とかいう一般の人生経験の確立が必要なのです。そのあとから…知識や情報の考え方などのテクニカルな問題になります。まぁ精神修業が必要なわけです。自分の器に合ってないお金を、一時的に手に入れたとしても…その人生は、幸せかどうか…分かりませんね。

幸せとは何か…カタルは楽しい時間が、日々、送れているなら、それに勝るものはないと思っています。買い物が楽しい人なら…その時間を増やせばいいし、カタルは株式馬鹿ですからね。株価の未来図が、考えることが好きです。ようやく実質時代の失われた…無意味の時代から、希望が溢れ、躍動感が生まれる時間が始まります。故に…今は、相場を見るのが楽しいですね。

自分が予想したとおりに…株価が動く時間が長くなり…段々精度が上がっている時間があります。それは…「儲け」と言う副産物のお金をもたらしますが…実験の幅を増やすことが出来ます。お金がないと…いろんな実験をしてみたいのですが…行動が制約されます。

そうなると…相場に参加できずに、ただ見るだけになります。面白くありません。たとえ…最低単位の100株でも、相場に参加して、自分で自分の予測が正しいかどうか…その結果を見ることが出来る程度のお金があれば…相場を更に楽しめます。

でもその行動が、馬鹿らしい実験に思えるなら、もう、その行動も卒業で…また別の楽しみを探すことになります。今は、その領域に入るのかもしれません。

この実験が空しさを感じるように成れば…事前予測するこのレポートも終えることが出来るかもしれませんね。もう20年も、毎日レポートを書き続けています。いい加減に、卒業宣言を出したいものです。いつまでも3流カタルではなく、せめて1流域に突入できなくても、2流域になれれば…それでも良しなのかもしれません。もう物理的に限られた人生なのです。



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