J・TECの業績を考える

今日は先物主導相場と言う、誰もが感じている不安定な状態を解説したコラムを読んでいました。此方です。カタルもNY市場の1%以上、相場が上下した回数を調べたら…以下の表のようでした。流石に金融危機の状態が分かりますね。既に今年に入り、先週末までに上昇が8回で、下落は5回と…13回もカウントしています。皆さんが不安定な相場と言う認識を抱いていることが分かります。

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さてこのテーマも面白いのですが、カタル銘柄の一つであるJ・TECが3Qの企業業績を発表しましたから、その解説です。このグラフを見るとよく分かりますね。四半期別の売り上げ推移と営業利益の推移をグラフにしました。カタルはジェイス(人工皮膚)も伸びるし、ジャック(人工膝軟骨)も大きく伸びると考えています。特にこのジャックに対する期待度が高いのですね。これに加え、IPS細胞を利用した人工網膜の臨床を手掛けています。例の山中教授の研究の応用ですね。基本的に細胞の培養技術が大切でフィルムの技術を利用し商業化している訳です。未来の夢は人工臓器の製造です。

J・TECの四半期別売り上げ推移
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J・TECの四半期別売り上げ推移

だから見えない利益は大きく、利益の最大化の評価をするのでPERは100倍以上に買われる可能性が高いと思っています。しかし現実は赤字続きで思うようにジャックも伸びていません。この原因は、専門医の研修が必要なのですね。現状の株価はカタルの予想に反し伸びていません。…と言うより下落の方が正しいかな?でもカタルの当初の推奨価格は今の株価に直すと700円台からのスタートです。だから約2倍の水準にありますが…カタルはこれからJ・TECは大きく評価されると思っています。故にカタル銘柄のままで推移している訳です。

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カタルは3Qの発表を見て、ほぼ確信を持っています。今年か来年には大きく評価されることでしょう。2倍処ではありませんね。カタルは10倍以上になる器と睨んでいます。だからお金があれば…今の様に下値の内に現物でコツコツ集めておくと良いと思っています。幸い、国もこのような先端医療に前向きで税制を含め認可などもスピード感を持って応援しています。再生医療の法案なども整備され応援をしている訳です。皆さんは目先に拘り過ぎです。本来の株式投資は誰が仕掛けるか分かりませんが、このように夢があり成長性がある企業を誰かが仕掛ける前に探して置き、買って置くのですね。そうして誰かが仕掛けてきたら、一緒に買い上がればいいのです。利食いをするのではないのですね。買い増しをするのです。ただし企業業績が黒字化し、ソニーの様に人気化したら少しは利食を考えても良いでしょうが、実際は何年も持ち続ければいいのでしょう。

2007年から2012年までだいたい年間10億円の赤字を継続しています。つまり売り上げが10億円を超えはじめると…損益分岐点を上回る訳です。最近はこの水準を超えていますが、新規の設備投資負担などがあり、この損益分岐点が上昇しています。でも5億程度のものでしょう。故に15億程度が、バーになりますね。詳しく分析してなくてごめんね。自分で調べれば良いよ。この会社のポイントは研修医の数ですね。ジャックと言うひざ軟骨を利用する手術が出来る医師を育てることにあります。ようやく伸びてきました。故にここから売り上げは「うなぎ登り」と言いたいですが…ジェイス同様に…制限が欠けられており患者が無尽蔵に居るわけではありません。適用の条件がありますからね。しかし一株利益は過小資本の会社ですから数年以内に大きく伸びるでしょう。その時に株価は1万円の大台を目指すと思います。

この後、網膜もありますし…続々と再生医療の分野が拡大をする事でしょう。背景がわかれば、あとは時間の問題です。日本で成功すれば世界でも活躍が期待できます。故に必ずヘッジファンドが参入してくる銘柄ですね。いつ需給のバランスが変わるか分かりませんが…カタル銘柄は通常、このような赤字の段階で注目し継続的に仕掛け続けます。企業業績の未来に何ら変更はありませんね。むしろいろんな面で条件は大きく改善されています。株が上がらないからと言って、怯むことはありませんね。大切なことはバックボーンが確りしていることを認識する事です。株価が下がれば、下がるほど妙味が増します。だからドル平均法で確りと株を取得する事ですね。

日銀の黒田さん同様に…自分の考えを曲げるから相場に負けるのです。かたるなどは馬鹿の一つ覚えで…上がるまで推奨を続けます。ただ株価が上がると途端に興味を失いますが、世間がカタルの考える水準まで銘柄が評価されるまで…推奨を続けます。ケネディクスもそうですね。現在の評価は明らかに、おかしいのです。ただ不動産は相対売買で利益操作は非常に簡単なのです。故に決算数字の読みは、会社の経営者次第で恣意的なのですね。他の銘柄から推測し、現状の置かれた環境を推測するしかありません。2月5日の日経夕刊を見てください。昨年のリートによる不動産取引は5兆円台(5兆586億円)に乗ったそうです。2007年の不動産ミニバブル(5兆4212億円)の時に次ぐ水準だそうです。分かりますよね。この意味が…。

背景が確りしていれば…あとは需給バランスだけの話ですね。それでは、また明日。



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