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かたる:あの東京電力が関門ラインを突破したのは、株式市場らしい「投機」の面を示しています。原発反対の米山新潟県知事が、女性問題で会見をしたのが4月17日ですから、大型株なのにそれから100円以上も株価は上昇しました。そうして…とうとう566円の関門ラインを本日、突破しました。この辺りは、株式取引が「連想ゲーム」と言われる所以でしょう。

東電の週足推移

カタルは強弱感が対立する東邦チタンの方が可能性は高く…面白いと思うのですが、相場がしばらくなかった東電を選択する種族もいるわけです。今の市場は難しく…攻めあぐねています。日経平均株価はデフレの関門である22750円を目前にしていますが…三菱UFJは714円で、ケネディクスは639円です。

此処に来て東邦チタンの出来高が落ち、明らかに…目先人気は減退しています。あのまま100万株を割れなければ…面白かったのですが、普通の株の値動きになっています。業績面の問題はなく…何れ、増額修正されますから株価は大きく下がりませんが…目先の需給バランスが悪く、時間がかかるのかもしれません。でもカタルは、本日も下値を買っています。

この人気バランスは微妙な匙加減です。所詮、多くの市場参加者は、企業業績なんか…あまり見ずに…場味で行動します。株価の動きが強ければ、参加者は増え続けるし…株価の動きが鈍いと人気の離散が続きます。

僕らは賢い投資家を目指しており、良いものは、丹念に下値を拾えばいいのでしょう。今は売られている東邦チタンですが、目先は駄目かな?…と思い始めましたが、何故か…理由は分かりませんが、どんどん惹かれる魅力を感じています。これは…カタルだけの感覚ですか?

株と言うのは難しいもので…株価が戻り歩調に入ってから、買うのが良いのでしょうが…下げが続くうちは、買っても駄目なのです。でも人間心理は、下げる過程を買う事になります。

例えば…最近の事例では、小野薬品でしょう。カタルの最初の買いは2939円で、その後50円刻みで買い下がりました。そうして2550円近辺に来たので、この水準から買う株数を増やしました。何故なら、カタルの最初の買い値ラインだったからです。

小野薬品の日足

ここで、下落は止まったようですが…未だに反発局面には入っていません。でも下値がないから、必ず、株価は上がると言う訳でもありません。「底這い」と言う低迷期に入るものもあります。

カタルが見ている中では、2銘柄ほど…が、その動きの最中です。もう1か月以上も123円と124円の繰り返しをする銘柄とか…。1000円前後でウロウロしている株もあります。でもなかなか1000円を割れないのです。この2銘柄は打診買いの域を出ません。

一方、行けそうだと感じていますが、なかなか上昇しない「アコム」なども…あります。この株の需給バランスは完全に完了しているように見えます。あとは内容次第です。三菱UFJと、どちらが良いのか? 選択は難しいようです。

やはり半導体のSUMCOは、もう「ひと上がり」するように感じています。何故なら、Vテクの株価が意外に頑張っており、此処に来てアドバンテストは新高値ですからね。

でも最近、一番、心が動いたのは、冒頭に解説した「東電」です。でもカタルは、以前、東電は上場廃止すべき銘柄だと述べました。その関係があり…レポートで取り上げることをしませんでした。博打です。バクチは嫌いじゃないのですが…、株式投資のスタイルから外れます。

どうせ、やるなら…可能性がある株を、仕手化させた方が面白いですからね。意見が対立して、未来への関心が深まります。折角、1200円まで買うために…信用の枠を空けたのに、今の所の安値は1234円までです。

先ほどクロスマーケティングを1000株だけ、僅かな利幅で利食いをしたのです。1000株売れば500株は買えます。三菱UFJも1000株売り、更に買う体制を整えても良いのですが、本日は、もう下値を叩けないのかな? 果たして、どうでしょう。

このように…カタルは、常に比較感で行動します。上がると思っても、機械的に株を売ることがあります。逆に下がると思っても…買う事があります。

三菱UFJの日足推移

所詮、自分の感覚なんか…いい加減な価値観です。先ほどまで、下げそうだったのに…金融株の上昇から、全体の相場は締まって来たように見えます。やはり…三菱UFJの2番底を確認となるのでしょうか? 756円が目先の高値です。

本日の日経新聞には「ドル債務」の話が報じられています。トルコに、アルゼンチンです。チャンスですね。輸入業者は、アルゼンチン産のワインを大量に買い付けて、日本で販売すれば儲かります。

為替は大きく動いている筈です。此処に来てドル高が加速しており、おそらくアップルなどのレパトリ減税によるドルの購入でしょう。アイルランドの米国国債保有が急減していると言います。

お金があれば…沢山、儲け口があります。このレパトリ減税からの資金移動は一時的な現象です。この事が金融株の上昇に繋がるかどうか…、円安効果で日経平均株価も上昇を加速させるかもしれません。見えない糸を、どう株式相場と繋げるか? この辺りの感覚はプロの領域ですが、いつも色んなパターンを考えていれば、目先の株価の値動きも、だんだん自然に…事前に見えるようになるのでしょう。

先日、カタルは、みずほの10万円割れをレポートしましたが、何故か、あの2003年のパターンを、最近は連想しています。そうして、あれから2年は「ウハウハ状態」で、銀座めぐりを続けました。クラブ通いも、同伴などして…楽しかったですね。所詮、お金は使って、なんぼなのでしょう。早く来ないか、お正月。もういくつ寝ると良いのかな? それでは…また明日。



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