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かたる:不思議な話だなぁ~。そもそも安川電機にしても、ファナックにしても…フル生産状況で受注が消化できないのです。ボールねじなど始めとする部品の供給も、滞っていると言う状態だと聞いていたのです。つまり今回の貿易摩擦にしても、米国金利の引上げも…過熱する「燃え尽き症候群」を抑える効果だろうと思ってきました。

それにも拘らず、「春の乱」以降、急速に期待感が剥がれ、期待感が全くなくなるどころか…逆に未来の景気後退まで織り込み始めている市場展開です。こんな過剰な、暗い先行き見通しが当たるのかどうか。

カタルが古河電工に最初に投資したのは、米国の設備投資を確かめる目的で…5Gを選択してその状況を確かめるものでした。最初は、ほんの軽い気持ちだったのです。ソニーを100株、買うような打診買いなのです。ところが…株価は下がる、下がる。

古河電工の日足推移

故にブツブツ投資で買い下がり、この5000円台の買いは、(最高買値は5430円でしたが…)その後の安値4790円でも買った玉と合わせ…トントンの5020円で売りました。でもまだ止まらず、再び安値近辺に来たので、4780円で200株を買ったのが再出発のスタートでした。そうして3980円まで、ブツブツ投資で買い…何故か、米国高に吊られ上がったので、底入れかと思い、追加で買った株価が4100円でした。でも止まりません。

そこで…時間を置くことにしました。現状は時間を置いて観察している所です。あまり下がるから、会社説明会を聴いたら…小林社長の経営能力の高さを感じたので…売り上げが伸びない中、構造改革により無駄を省き利益を上げている様子を確認したので古河電工が好きになって来ました。実際の5G投資などは、これからです。アンリツはキリンのような状態で首が長く伸びており…先取りし過ぎだと思っています。本格相場の前に、一度は下がる場面があるのでしょう。アンリツと古河電工の株価ギャップは大きく広がっています。

スマートコミュニティーは…これからです。この5G投資が、昨日トヨタが発表したコネクティッドカーなどの進化を生むのです。ここでユビキタスも登場します。先日、発表されたWiFi技術などが生きてきます。QBもそうですよ。IoTの基本は5Gなのです。

昨日の日経夕刊の空飛ぶタクシー構想は早すぎますが…テスラ系の「ボーリングカンパニー」の地下チューブを使ったループ構想は…もう直ぐ実現します。時代が一気に進化をするのです。そもそもリニアも、この発想が必要なのでしょう。

現状の株価と、実際の現実の「整合性」がないのではないか…と最近は考えています。例えば…此方の記事を読んでください。この記事は、カタルの印象と同じものです。カタルは長くSUMCOが新規工場建設をしないのは「機会損失」になるんじゃないかと思ってきましたが…この記事はむしろ、未来の大幅な利益の伸びを約束しています。

SUMCOの業績推移

ほら先日、一株利益の合計の971円のマイナス分(2010~2012年)と、今回のプラス分(92+191+225)を計算したら…まだ463円もあるのです。この考え方と…このレポートは整合性があります。つまり真実に近いのでしょう。

ところが…株価が、1月に3345円を付けてから下がり続けており…とうとう200日線のマイナス乖離状態です。昨日の引け値でマイナス14.8%の逆乖離状態ですよ。

通常、株価は「半年先を読む」と言いますが…半年後の企業業績に陰りがあるのかどうか…。このレポートは、全く違う景色図です。逆に2007年の高値奪回を窺わせる内容です。

SUMCOの週足推移

やはり…エリオットの株価波動論は、正しいんじゃないか? これから第3株価上昇波動が起ると考えるのが、むしろ…ごく自然な発想です。このSUMCOの現状と現実の株価のギャップは、かなり大きなものを感じます。故に、昨日は大引けでも買い、本日も寄り付きで、また買い乗せをしています。果たして…昨日の1243万株の出来高が狼煙かどうか…。

昔、このレポートでカタルは述べました。出来る証券マンは下値圏でも、銘柄の入れ替えをするのです。駄目な銘柄を売り、行ける銘柄に手持ちの玉を入れ替えます。どうせ…みんな損をする場面です。この機会を活かさない手は…ないのです。SUMCOは入れ替え銘柄の筆頭に位置する株かも知れません。この後、出来高増を待ってから…買い増ししても良いのです。

昔から…「売りは早かれ、買いは遅かれ」と言います。株価波動が転換する時は…しばらくは、「もたつく」のが道理です。故に慌てることはありませんが…、銘柄の入れ替えは、証券マンにとって必修のアイテムなのでしょう。後半相場の打診買いは、既に始まっていると思っています。

まぁ、もう本日の肝は、話しましたから…この辺でレポートを止めても良いのでしょう。カタルは当初は高値圏にあるSUMCOは、全く興味がなかったのです。800円台で薦めた株でもあり…3000円台は妥当な領域で…むしろ、いくら株価が未来を「先買い」をすると言っても、やり過ぎでは…と思っていました。その点は、安川もファナックも同様です。でも今は逆に…悲観し過ぎだと考えており、逆乖離の状態は行き過ぎていると考えています。ファナックも買ってみたいのです。SUMCOと似た感覚です。でも貧乏人は…もう手を広げられません。

SUMCOは昨日も述べたように…2363円を抜かない事には話になりませんから、それから考えても良いのです。全て…当たり続けることなど出来ません。間違いがあるのも道理です。その間違いを修正する絶好の機会が、このような下げの局面なのでしょう。カタルは損切りをして、銘柄の入れ替えを始めています。どうせ損をするのです。この機会を活かすのが、証券マンの腕の見せ所でしょう。

お客さんは、言いますよ。「カタル君、まだ貿易摩擦もあるし…半導体など市況産業で、最近は市況が弱含んでいると日経新聞に書いてあったよ。」…こんな感じです。みんな日経新聞の受け売りです。でも日経新聞は、この投信1のレポートのような記事は、何故か…書きません。それは社会が求めないからでしょう。社会が求める記事を掲載するのがメディアです。常に購買数や視聴率を気にしています。

しかし株式投資は「人の行く裏に道あり花の山」と言う諺があるように…他人と行動を別にしなくてはなりません。故にカタルは、潮目が到来していると…と感じています。

今は兎に角、行動に移す時かも知れません。日経平均株価の22000円前後の株価は、そんな位置なのでしょう。出来れば…当たりを引きたいものです。果たしてSUMCOは「当たりくじ」か、どうか…神様だけが知っている年末年始の相場です。本日は…東芝の株主総会ですね。また…明日。



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