疑心暗鬼の前進

経験則では…このような場面では、今の相場が続く可能性が高いのです。先ずはリーマンショック後の回復過程を見て貰いましょう。通常、恐れるのは2番底の確認です。でもこのケースでは大きな落ち込みはなく、妥当な調整を経て上昇を続けています。下落率は今回に比べ大きかったのですが、底打ち後は、かなり順調な戻り相場になりました。

リーマンショック後のNTダウ平均株価の動き

やはり今回の場合は2015年から2016年のケースに似ているのかもしれません。このケースでは一旦戻った後、もう一度下値を確認して上昇しました。今回は売られ過ぎた反動から4週間続けて上昇しています。通常なら、そろそろ…揉み合い場面を迎えるのが常識的なパターンに思えます。

今回のNYダウ平均株価の動き

ただ…ネットフリックスの決算数字は予想を超えた数字を叩き出しています。事前のアナリスト予想は760万人増でしたが、実際は880万人増となっており、しかも基本プラン月額11ドルを13ドルにする値上げを発表しています。全体の10-12月期の前年同期比は27%増なのです。しかも海外部門は42%増だそうです。

この数字は、流石、FAANG株の成長と大きく評価されます。カタルは物品販売より、このようなソフト産業、所謂、文化的価値がこれからも大きく増すと思っています。考え方の基本は「豊かな時間」を与えてくれる産業です。

株式相場もそうですが…自分の知識レベルが上がってくると相場を楽しめます。ただ単に相場で得をした、損をしたと言うレベルではない面白さを感じると思います。自分自身が事前にたてた企画が実現した時の喜びは…満足感が溢れるものです。

カタルは昨年後半、かなり早かったのですがJTECやユビキタスを買いました。最後の急落は想像以上でしたが、直ぐに反応し…戻り相場に入りました。この動きを見て…カタルはSと言う株を、直ぐに連想しました。そうして読者の皆様にも、その様子を伝えました。銘柄は発表していませんが…11月末の株価と現在の株価の違いを述べましたね。そうしたら…早速、金曜日に反応していました。

このような事前予想は、ある程度の経験を積むと…株価が上がる前に分かります。でも必ず、好結果が得られるわけではなく、数撃ちゃ、当たる口です。それでも事前予想しているのです。「進化論」は明らかに早かったのですが、カタルは5G投資と半導体のスーパーサイクル論に狙いを定めています。問題は、どの時点で本格的に参加するか?

考え方の基本を、読者には事前に伝えています。基礎知識が身に付いていれば…誰でも簡単にその流れが理解できるようになります。カタルは試行錯誤を繰り返しながら、今のレベルに来ましたが、皆さんは毎日、カタルレポートを読むだけで、その無駄な時間を省くことが出来ます。

人には言えない、どうしようもない挫折感を味わい今のレベルになりました。池井戸君(下町ロケットの作者)も同じでしょう。彼も三菱銀行マンで不良債権の取り立てに従事し、きっと切ないジレンマを味わったのでしょう。だから他人の痛みの分かる文章が書けるのでしょう。

皆さんは、時間を超越できます。

カタルは今の戻り相場の目途は、2月上旬じゃ…ないかと思っています。何故か…ITバブルの崩壊が、その時分だった連想があるのでしょう。転機を見極めるのは難しく、かと言って…必ず、そうなるとは限りません。故に馬鹿になりきる事が、相場では大切なのでしょう。でもカタル自身、なかなか出来ません。これだけの痛みを受けると…立ち直るのに時間がかかります。

でも金融の世界は、常に稼がなくてはなりません。だから資金を置いておくことは出来ないのです。何処かに移動させないとなりません。投資方法は様々です。一つの成長銘柄を信じ追い続ける方法もあります。成長株に当たれば…最も効率が良い投資法です。

億万長者なんか…あっという間に達成です。ただ一つの株を持ち続けることは、普通の人には絶対に出来ません。上がり続ける株を5年も10年も持ち続けることは出来ないものです。ソフトバンクGが200週の移動平均線を割れるのは珍しい現象です。カタルなどは、直ぐに、目先の欲に溺れます。

カタル自身、疑心暗鬼の模索状態が続きます。馬鹿カタルの暗中模索はいつまでも…。

有料会員の方は、これから原稿を書きます。明日にでも…ご覧ください。



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