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配当落ち分は160円前後だと思われますが…本日の動きは100円安程度ですから、実質的には60円程度高いようです。三菱UFJの中間配当予想は12.5円ですから、ほぼ同じような株価推移です。ここ2週間の高値保ち合いの形が問題です。今の所は、そんなに強くない形です。三菱UFJは横這いで…本日の形は悪いイメージです。チャートは昨日までの分です。

三菱UFJの日足推移

逆にO君のような「右肩上がり」の高値保ち合いは強いのです。ただ形はそうですが…乖離度合いが違いますから、やはり三菱UFJの方が強いとも言えます。今は揉み合い後の「形だけ」に注目して下さい。

O君の日足推移

NY市場もそうですが…高値を前にして「もたつく」事は良くあることで、一番強いのは、高値を更新して…その株価位置で利食いを消化し、もたつくパターンです。しかも…この形が右肩上がりの場合が最も強い理想形です。

「市場の整合性」は、何も世間の動きや企業業績だけでなく、株価の動きも加味され、尚且つチャートの形も検討した総合的な繋がりを見ます。

でも全部が全部繋がってなくても…多くの現象の繋がりが確認出来ればOKです。しかしやはり判断も難しいですね。必ずしも…全部の現象が繋がるとは限らず、判断に迷う事がしばしばです。今回の株価もそうです。本格相場にも見えるし…違うかもしれません。まだ判断はつきません。

今日のニュースは、「強い日本株」の現象が書かれています。此方の記事です。日本株は米国株の値上がりを今四半期では、超えそうなのだそうです。カタルは先日、述べたように…だんだん米国離れして、日本株独自の上昇に移行するのが、本物相場の一つの現象だと述べました。この記事は、その現象を表している一つのレポートです。

何しろ、日本株は「失われた時代」において、ずっと眠っていました。その間、米国株は、どんどん名目経済を続け、株価が上昇を続けています。カタルが証券界に入った頃…日本株は日経平均株価が8000円程度で、米国株は700ドル~800ドル程度だったのです。

それが…今では10倍以上に離されています。 如何に…政策が重要か分かります。政策次第で、我々の生活は良くもなるし…悪くもなります。だから選挙に行かなくてはなりません。

トランプ氏の行動は嫌いですが…株価に異常な反応を示し、行動している株価本位の政策です。だからある意味で…市場原理に沿った政策なのでしょう。この点だけは評価できます。

昨日は内部留保の話から…「配当利回り」と言う絶対的な基準が、株価を支えると述べました。土地の価格もそうだったのです。2003年かな? みずほが倒産すると騒がれたのは…。その頃、金融庁の指示で、不良債権の投げ売りが起りました。それを外資が中心になって買い漁りました。彼らは利回り採算という考え方で土地を買いました。基本は「収益還元法」と言う考え方です。

貸しビルを作って、貸し出した利回りと、市場金利の釣り合いを考えた投資です。それでも10%、15%、中には20%以上に回るから、地価の下落は止まりました。

そのビジネスモデルを持ち込んだのがダヴィンチであり、ケネディクスです。その当時、ダヴィンチの金子さんは、あれよあれよ…と言う間に一兆円の収益物件を構築したのです。すごい手腕です。当時、貸し出しを渋る銀行を前に…確実な事業計画をプレゼンして…一気に一兆円です。

口で簡単に一兆円言いますが、収益物件を構築する現場は大変ですよ。バブル期の地上げの実態を知っているカタルにとって、土地を買うと言うのは、大変な労力がかかるのです。

しかも誰もやってない事を、自分が先頭になってラッセルする「勇気と行動力」は素晴らしいのです。ケネディクスが、今では2兆円規模になって来ましたが…金子さんのダヴィンチが先発隊でした。その為に村論理の日本では金融庁から妬まれたのでしょう。そうしてリーマンショック時に…江戸長崎論理で、ダヴィンチが追い込まれます。

金融庁の前身の大蔵省は、バブル期に銀行を煽り、土地担保融資を加速させた張本人です。それが今度は、収益還元法価格で、利払いは確実に実行されているのに…一時的な取引の投げ売りを盾にして、ダヴィンチの清算を、銀行に迫りました。まるで逆の政策を実行しています。その為に、「失われた時代」が更に続いたとも言えます。まぁ、様々な理由があるのですが…一端を担ったことは間違いありません。

このような間違った政策は、自殺者の山を築きます。日本は、自殺者の割合が非常に多いのです。こんな理不尽な事が、まかり通る日本村論理、やはりおかしいのでしょう。 だから規模の拡大を目指す総資産経営ではなく…フェアで効率的なROE経営を目標にすべきです。 年収120万円の食えない生活を体験してみれば…誰でも日本の矛盾に気づきます。

カタルは年収が120万円から1億円越えを経験しています。しかも特別税務官の査察を受けた口です。底辺から上の世界まで…ある程度の世界を実体験しています。みんながワイワイできる楽しい世界にしましょう。何故、論理的に見て、三菱UFJが500円台の株価なのですか? カタルにはサッパリポンの現実です。

そのバリュー投資は続かないと述べるレポートもあります。此方です。でも…やはり配当利回りは、絶対的な基準の一つでしょう。だから株主還元率を引き上げ…配当性向を高めるのです。

463兆円もの内部留保は、本当に必要なのでしょうか? 株主総会の度に、社長に説明を求めましょう。何をする為に内部留保を蓄積するのでしょう。成長力のない製鉄業、電力に通信などの社会資本絡みの企業が、余分な内部留保を持つ理由が分かりません。通信のソフトバンクBの配当還元率が、当たり前なのです。もう日本は成熟した社会です。

銀行も国際的な基準である自己資本比率規制を達成したなら…もっと配当還元を高めるべきです。自社株買いを実施すべきです。三菱UFJは東陽町の店舗を売却して、テナントとして入った方が良いのです。その売却代金で自社株買いをすべきです。ケネディクスに土地を売ってビルを建ててもらい…運営を任せましょう。自前で店舗を持つ時代なのでしょうか? 無駄な資産です。世の中はキャッシュレス時代なのです。情報の保管は田舎で充分です。

何故、カタルが「リクナビ」の報道で、メディアに噛みついたか? 安倍さんの森・加計問題と同じ次元です。今回の日米合意にデータ管理の話が載っており、米国は、GAFAなどの…自国の利益を守りました。悪戯に…個人情報保護法など持ち出しません。先端事業を育成しています。日本と大きく違います。馬鹿政策は止めましょう。

株式取引は、本質を考えることに繋がります。目先の株価が10円上がった、下がった。どうでも良い事です。そんな僅かなブレを予測しろと言う方が、無理な要求です。時代投資は大きな流れを読み、その方向性に沿った株式の売り買いをするのです。地価がさらに上がると思うかどうか? だって…30年も低迷したものが…ほんの少し回復して来たばかりの話です。これがバブルですか?

配当利回りが5%ラインになっているのに…更に株価は下げて16000円台になる? そんな馬鹿な論理はありませんね。 だから2万円を割れなかったのです。下値が鉄板なのですよ。どんどん内部留保は積み上がり、配当性向の上昇に圧力が掛かっている現象を、様々なケースで紹介をしています。

なにより…あの総資産経営の親玉の日立が変わり始めている現実は、日本が大きく舵を切った証でしょう。故に日経平均株価は38915円を大きく超えて行くのです。

その現象が、先ほどの紹介したブルームバーグのレポートです。米国株を超えて日本株はこれからドンドン上昇するのです。皆さんは、この「市場の整合性」を理解できるレベルだと思っています。だから「飯炊き相場」なのです。

もう内部留保は、これ以上は必要ありません。それなのに…TDKが無借金経営? 何を、馬鹿な報道をしているのでしょう。今はインフレですか? 低金利の時代に…無借金? やはり日経新聞は狂っています。あんな記事は、馬鹿を自ら証明したようなものです。

いい加減に、「清貧思想」を広める報道をすべきではありません。無借金が良いのは、銀行が貸し出しでウハウハしているバブル期の話です。今がバブル期ですか?

やはり、この報道は間違っていると思います。 新聞記事を読み、自分なりの解釈をしましょう。間違った記事は間違っている。良い記事は、これが未来の方向性を示す良い記事だと判断できる…賢い投資家を目指しましょう。

それでは本日はこの辺で…。



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