07/23

かたる前から述べている様に…全体相場はお休みの筈ですが…強い展開ですね。カタルは6月10日にHSBCのリストラ記事を見て…基本的に弱気に転じています。この休みには「バークレイズ」のリストラ記事もみましたね。これと同時にFRBは金融規制を1年延期しました。この記事は日経夕刊にも掲載されていました。しかし…世間の評判では、早期の利上げ観測だそうです。ほんとうかいな?…と疑問に思っています。

カタルの懸念は1937年問題、これまで民間の金融デリバティブの発展により、世界へマネーが供給され続けました。本来、融資を受けられなかったハイリスク案件もCDSの登場で投資が可能になり、東西冷戦の終了と言う舞台が整っていたこともあり、BRICs中心に、このお金を元にして発展を続けました。その為に中国と言う巨大な生産基地が誕生し、世界中に日本化現象が広がっています。所謂、先進国の製造業の空洞化現象ですね。日本は中国に…、スペインはルーマニアに…という具合ですね。

これはファブレス革命(工場を持たない製造=アップルとハイフォンの関係)が進展したために可能になりました。この時代背景への移行に、モノづくりに拘る日本は、構造改革を迫られました。本日の日経新聞一面に、カタルが述べていた現象が補足されています。「力強さを欠く世界経済」ですね。リーマンショックは、金融マジックによる発展の限界を示した現象です。つまり金融主導で世界経済を引っ張る限界ですね。同時に中国の爆食も止まりましたね。故に原油価格も下落したわけです。この流動性の落ち込みを埋めたのが…FRBをはじめとする世界の中央銀行の量的緩和ですね。FRBは卒業し、日銀とECBは継続しています。

でも中国からも、他の新興国も資金の引上げに期に入っていますね。この現象がHSBCやバークレイズのリストラです。本来は再び中央銀行から民間金融へ肩代わりするのが筋だと思うのですが…オバマの清貧思想は続きます。故に1937年問題が浮上するのですね。金融が傷ついたままで…実体経済が栄える道理がありません。金融にユトリが生まれるから冒険が出来て、リスクの高い投資が可能になります。リスクが高いから成長も高いのですね。このような基本的な概念を持っていない金融マンが、世間には如何に多いか…。故に、今は非常に難しいのですね。

オバマは「レガシー・アセット」づくりに一所懸命で…、キューバとの国交回復もその一つです。本日の新聞掲載のTPP交渉も、その一環ですね。ユーロ圏を見ても分かるように…ドイツがひとり勝ちをしています。故にバーナンキ元FRB議長が、ブログでドイツ批判をするのですね。当然です。カタルも同意見です。日本は過去の経済援助に於ける円借款を放棄していますね。それをドイツは原則論を楯に拒んでいます。さてユーロの仕組みを思うと…TPP交渉の成立は「日本優位」に働くと思いますね。

今はインドネシアのように、中国同様にドル資産の引上げで…成長力が鈍化していますが…基本は日本の昭和30年代なのです。アジア圏はこのように中産階級の伸びが高く…人口も多い国が多いですから…日本にとって、政策次第で高成長が期待できます。故にピジョン化現象でROE経営が、日本株を10万円に押し上げるのです。問題は日経新聞にある「力強さを欠く 世界経済」と言う目先の揺れですね。

ここに…地球温暖化対策などの世界規制などが、新たな需要を創設するのですね。同時にスマートコミュニティーの到来ですね。産業革命期に鉄道などの発展により、一気に時代の進化が早まりました。効率化が利益を生み、成長が加速するのです。だから007やJTECに注目している訳です。日本は幸い、ギリギリのタイミングで切り返しに入りました。邦銀株を見てください。利益が積み上げられ、リスクを果敢に消化できていますね。シャープのケースが、この事例です。債権を放棄して資本参加しました。ユトリがあるから1000億円単位の償却が可能になったのですね。もしシャープが立ち直ると、この1000億円が生きますね。社会のユトリとは…みんながハッピーなのですね。

だから間違いなく、株と土地は上げ続けるのです。野村証券やケネディクスを買って置けば、あとはスマートコミュニティー関連株ですね。ざっと、相場のデッサンを述べました。カタルは時代変化を中心に相場論を構築しています。2年や3年程度の誤差は宇宙の歴史のなかでチンケな時間ですね。200光年かなたの宇宙時代が到来するのです。

でも…今はゲリラ戦、この主役たちは、シャープにラオックス、それに昨日空売りしたアコム(アコムは買いだと思っています。事実、前にも取り上げていますね。最終的には1000円目標)に、カタルが空売りを検討した東電など…ですね。東電は村論理で、東芝と同じで土壌の古い体質の株ですね。確かに原発の再稼働で、電力会社にはユトリが生まれます。でも東電の奉加帳方式の問題や、さらに東電は完全に倒産していますからね。

しかし国の支援があるなら、間違いなく生き返ります。りそなは…20年以上、掛かったのかな? 米国なら倒産させ、直ぐに処理しますね。あの時に有限責任にすれば…こんな問題にならなかったのです。それを菅直人が、間違った選択をするから…。でも、これは意見が分かれますね。その為に太陽光の買い取りも始まり、技術進化と自然エネルギーを選択、目先は苦しいかもしれませんが…時代の先は、この選択が「災い転じて福となす」…と、変化するかもしれません。選択って、やはり難しいですね。

人生は「塞翁が馬」なのですね。確かに目先は失敗している株も多いけれど…そんなに凹んでいませんね。むしろ…肥やし程度のものです。最近始めた実験は、ひょっとすれば…と期待を持っています。今日の日経新聞の第3年金の話も…大きな話ですよ。安倍政権と言うのは、最初は駄目かな?…と思っていましたが、なかなかですね。吉田茂や池田隼人のようなものかもしれませんね。でも安保問題を持ち出し、憲法改正論者でもあるのでしょう。岸さんの側面も、持っているようですね。プライマリーバランスなどの先はまだ見えませんが、3%成長どころではないですね。TPP交渉からアジア圏の成長を日本に取り込み、スマートシティー化すると、一気に飛躍できます。今は時代の端境期、モノ重視の社会構造が、文化に変化するのでしょう。これを支えるのが情報の活用ですね。3D画像などの技術進化もあるし…電脳社会の到来は、日に日に迫っているのです。

後ろ向きな不良債権処理に明け暮れた…暗いデフレ時代から、夢を語れる陽のインフレ時代の幕開けなのですね。野村(株)とケネディクス(土地)だけでも…充分ですね。そんなにカタルは器用ではありません。時代の背景をしっかりと把握し、のんびり…と構えれば良いのです。5年や10年と言う歳月が経過すれば…その内、何とかなるのでしょう。僅か1年や2年程度で、グチャグチャ…と、不平や不満は言わないでくださいね。バブル期は1000円以下の株は、なくなったのですよ。今は時価総額がバブル期を超えたと言って騒ぎますが…、今の単純平均株価347円は、2006年2月の579.88円を超えてないし、なんと…バブル期は1913円だったのですね。それに今は、純資産1倍割れは…ゴロゴロしています。まったく…おかしな現象ですね。

バブル期の最後に…指数だけが上下し…相場が大きく崩壊しました。今度は、この指数だけを持ち上げ、全体が底上げするのでしょうか? いよいよ甲子園が始まりますね。今年はどんな展開になるのでしょう。早稲田実業の清宮君は、早くも大きな話題になっていますね。株式市場も、大物が登場すると良いですね。照ノ富士は、昨日負けましたが…相撲も面白くなっていますね。昨日の東京は暑く…昼からビールを飲み、お昼寝でしたが…今日は幾分、昨日より、しのぎ易いようです。それでは…また明日。



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