折れない心

昨晩のNY市場はトランプ大統領の早期経済再開プログラムやギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬の「レムデシビル」が臨床試験で好結果を生んだ事、更にボーイングの工場再開などが追い風になり、株価が上昇したと言います。

SP500の日足推移

基本的に3月23日の彼岸明けを底値にして…反騰相場に入っておりNYダウ、SP500、ナスダックと、全ての指標は「半値戻し」を達成しています。この意味は「半値戻しは全値戻し」と言う、諺が昔から存在します。

このように書くと…勢いよく「戻り相場」に入っている様に感じますが…カタルが前から気にしている小型株指数のラッセル2000は、半値戻し、1/17の高値1715を基準にすると1340ですが、直近の2/20の高値1698を基準にすると1332ですが…昨日は1229で何れの半値戻しにも…株価は届いていません。

この疑問はずっと…続いており、暴落前から、この懸念を、カタルは指摘しています。たぶん予想としては…指数の売買が、今の主流になっていると言う仮説です。

もともと投資信託などは、代表的なSP500などの…ETF運用に資金が流れます。小型株を集めた指数運用は論外です。世界の株式運用の大半は「アクティブ型」より「パッシブ」と呼ばれるETFの運用が支流になっています。まぁ、素人化していると言うか…。大衆化していると言うか…。

この現実は、日本だけに限らず、何処の世界でもボンクラの運用者が沢山いて、指数の運用成績に負ける運用しか出来ないから、結局、アクティブ型の運用が減りETFなどのパッシブ運用になるのでしょう。でも本当は「優秀な人間」が居るはずです。

バフェットが運用するバークシャ―・ハサウエイは、世界から信頼されているのに…何故か、孫正義のソフトバンクは叩かれます。カタルには不思議に思えます。孫さんが長生きをして80歳代になったら、世間の評価は、変わるのでしょうか? 

成功には目を向けず…失敗ばかりを叩く構造は、今の日本社会の恥部に思えます。悲しい現実は、村論理の定着が「根深い」事を示している様に感じています。

それにしても…メディアって、正常な感覚なのでしょうか? 世界のコロナ感染者を見ると桁が違います。人口比較を考えると、何故、日本はこんなに少ないのでしょう。その割にワイワイ騒ぎ…しかも日本株は「半値戻し」も達成していません。日本株の半値戻しは20297円かな? まだ2万円を回復していません。

米国株と日本株の比較を考えると「失われた時代」の後遺症が、根深い事が分かります。日銀のETF買いを、公然と批判するレポートは非常に多いのです。

カタルだって日銀が株を買う事が良いとは思っていませんが、此処まで追い込まれた日本の社会構造が、おかしいと思わないのでしょうか? 内部留保は463兆円ですよ。それなのに…トヨタはCPを発行する訳でもなく、銀行へ融資枠の申請です。

やはりカタルには「行き過ぎた」後ろ向きの考え方が一般化しており、日本人全体が委縮している様に感じます。石橋を叩いても渡らない社会構造は、何処か狂っています。

今回の株式投資でも…この程度の損失でワイワイと騒ぎ過ぎのように感じます。今の相場は「失われた時代」で、失望に明け暮れた…日々に比べれば、良い相場です。

上がる株はあるし…株価が大きく変動します。失われた時代は、チビチビ、ダラダラ下げ続け、全く変動がないのです。カタルが国会図書館に通った「絶望感」を思えば、遙かにマシな良い状態です。確実に名目時代が、近づいている様に感じています。

ただ株価の値動きを見ていると…金融相場のイメージとは、少し違って見えます。確実にスマートコミュニティーの主力銘柄が買われています。アマゾン株の新高値更新は、ある意味で、時代を反映しています。もう一つは、確実に人間の行動様式が「変わる」と言う事でしょう。カタルの生活を思うと良く分かります。

普通の証券マンでは食えず、ネット社会に転向しようと始めたIRNET、この会社の設立の目的は達成していませんが、この過程でカタルは顧客を得ることが出来て、年収が1億円に乗りました。120万円から1億です。

そうして…手数料商売の限界を感じます。朝から晩まで…電話を掛けて伝票を切って、一所懸命に働いても、たった1億円。

そうすると…今度は税務署様がやって来て、経費の使い方が間違っていると追徴されます。お前らは情報を集めたことがないから、その価値が分からないと…と言っても無駄な抵抗です。

予定納税をするようになると…毎月、200万から300万円も税金を払うのです。大変ですよ。この世界は…。でもいくら頑張っても、物理的に電話を掛ける時間は増えません。上限が決まっている社会など…面白くないですね。故に投資家を目指します。

このレポートのおかげで、有料会員を募るようになり…借金返済を出来るようになりました。あと僅かな金額になっています。幸い、大きく落ち込むと予想をしていましたが、どうもメールを見ていると、このコロナ騒ぎで…多くの会員の方が損をしておられる筈ですが…継続手続きを頂いている様子です。だから…一定の評価を頂いている様子です。ありがたい話です。

メールを読んだりしていると…「情報の考え方」? 「情報の捉え方」が、間違っていると思っています。

世の中に、当たり続ける情報などありません。そんな人がいるなら、とっくにバフェット越えです。あのバフェットでさえ…数々の失敗をしています。

昨日はコーセーの企業業績と株価を述べています。この話は面白いのですよ。 Jトラストの話と、カタルは比較していますが、似たケースなのです。この意味が分かるかどうか…。投資と時間軸の考え方の問題なのですが…

皆さんの多くが、自分が株を買った瞬間に、上がり続ける株を求めます。でも投資家の懐具合で…全然、違う見方になります。

たった1000株を買って上がる株、100万株を買って上がる株、投資家の力量により、選ぶ株も違います。自分が基準になっているから、情報の扱い方を間違えるのです。

カタルは隣の浜ちゃんの実話を紹介しています。Iさんは、東京の中でもお金持ちの部類でしょう。10億、20億円のお金を、平気で動かせます。なかには、よちゃんの顧客が飛ばした金額は200億円ですよ。Nさんは東京でも有名な資産家です。テニスコートに幼稚園、自宅には専属の庭師が居るのです。何しろ都市銀行の常務が、セールスにやって来るのです。分かりますか? 彼らに取って、200万株や300万株は、どうでも良い遊びの感覚なのです。

実際にS石油のKさんのセールスに同行した時に、Kさんは「あいつが200万株を買うと言っているから…よちゃん、300万株を買っておいてくれ。」こういう感覚で…注文が発注されます。当然、このような大口注文には、周りの提灯筋が参加します。あっという間に数千万株の「買い需要」になります。これが現実です。

だから時代を先読みして…下値圏にある株をジックリ集めるわけです。数百万株、場合によれば1000万とか、2000万株とか…下値で集めるためには、どうしても時間が必要になります。情報の価値は、人により様々です。一律の価値観ではないのです。利用する側の問題です。だからお金持ちは、みんな頭が良いですよ。学校の成績ではなく…Kさんなんか、学校なんて出てないと思います。戦後の引上げ者ですからね。

カタルを興銀の常務に紹介したKさんは、高卒ですが、日興証券でも優秀な人間でした。それから岡三に移籍して、新宿支店を全国トップの桁違いの優良店に育てます。彼の顧客は武富士の武井さんを始め…みんな一流域ばかりです。THKの寺町さんもそうです。一番はマックの藤田商店です。みんな100万株200万株を買う顧客です。今なら、サイバーエージェントの藤田さんなどでしょう。光通信の重田さんはナカナカの人物ですよ。

ソフトバンクの孫さんとは、違う道を歩んでいます。でも新興企業にとって神様的な存在でしょう。今、注目している会社も、彼に救いを求めたようです。

あそこの営業集団は、力が違います。昔の野村を見るようです。あのセールス集団の力は段違いです。みんな歩合セールスの世界で、一匹オオカミでも、通用する集団でしょう。大昔、15800円の高値を付けたのに…今は100円台まで落ち込み、大赤字になっている会社のA君は、この光通信の傘下に入りました。

重田さんと言うのは、カタルより年下だろうと思うけれど、良い根性をしています。彼は裏の世界では、かなりの大物でしょう。ヤクザ顔負けの人生を歩んできたのでしょう。すごいね。カタルとはえらい違いです。

そんな訳で…読者には「情報の捉え方」を、もう少し考えて欲しい…と願っています。

さて…本日も与太が多い原稿になりました。東京は大雨で、先ほど窓を空けて換気をしたら…窓から雨が入る大雨です。外は暗く11月から12月の日本海側の気候を連想します。雨が強いようで、遠くの景色が見えません。相場模様に似ています。

相場も晴天ばかりでなく、今回のように土砂降りの雨模様もあります。いかなる天候にも負けない精神力が、我々には試されているのでしょう。一番、大切な事は、お金ではないのです。自分の「心」です。「折れない心」があるなら、人生は何度でも…立て直せます。共に頑張りましょうね。

さてカタルは現在、有料会員から審判を受けています。もう直ぐ結果が判明しますが、今回はカタルの評価も厳しいでしょう。よって…あまり増やさないと決めている有料会員を募集します。今回も半年に1回のチャンスですが、既に定数に達しているので、欠落の範囲でも募集になります。

難しい相場環境なので、早めに…連休明けにも再開しようと考えており、更新作業と同時の募集になります。本日より一週間に限り、新規の会員を募集します。

参加を希望される方は、氏名、年齢(30歳代、60歳代とか…)、お住いの場所(都道府県で結構です。)、IRNETの購読期間、これまでの応募回数など…5つの条件を記入のうえで、右のメールアドレスから、お申し込みください。@に気を付いて下さい。

有料株式教室の会員料金は、半年間で(一ヶ月に二回の更新で、6か月間12回の有料レポート代金)5万円です。初回のみ過去分が全部、読めますから、その購読料金として別途3000円を頂きます。だから…合計で53000円ですが、これに消費税の10%が必要になります。故に58300円が必要になります。

あくまでも株式教室への参加料金です。投資のアドバイスをするものではありません。お間違いないように…。

しかしカタルは実践派ですから…現在進行形の事例を用いて、株式教室を開催しています。その情報を、どう利用しようが…本人の勝手です。

あくまで…株式の勉強の場ですが、実践に沿って…色んな解説をしています。参加を希望される方は、上記の5つの要件を記入のうえで、申し込んで下さい。

全員が、必ず参加できるとは限りません。前回は、たしか…応募者の半数程度の参加を頂きました。選考に漏れた方は、悪しからず…ご了承ください。

本日より、来週の金曜日まで、新規会員を募集しております。右のメールアドレスから応募ください。お待ちしております。



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