21年ぶり…大関同士の相星決戦

久しぶりの「千秋楽」決戦です。それも「大関」同士での…1敗の「相星」決戦です。いつもの相撲は混乱戦を演じ、長く「下剋上」の世界でしたが「世代交代」です。 これで安定をするのかどうか…。

カタル自身は「相撲」好きですが、同時に…この世界ほど、日本で「村社会」論が、ガチで…「残っている」世界はないのでしょう。この村社会論を理解する為には、「大相撲の世界」を観ると、その「仕組み」が良く分かります。

本来、力を持っている人が活躍できずに…制度上の仕組みで、みんなで、その組織を守ります。これはある意味で、相撲界を超える「日本全体の仕組み」です。貴乃花は「不幸な結果」に見えます。近年では、白鵬と稀勢の里の…親方同士の処分の違いも、日本的な村論理を理解しないと「この違いは、何か?」 疑問に思います。カタル自身は「やり過ぎ」のイメージを持っています。

そうして、なかなか…引退が出来ない横綱の「照ノ富士」の話は「親方」と言う「株制度」上の問題だと言います。105の限定された親方株を巡る…古い「しきたり」です。過去、何度も問題が浮上して…制度改革を迫られますが、その度に駄目なのです。白鵬などは、制度の「国際化」を図りますが…色んな「組織の壁」があるのでしょう。

通常の「市場原理」とは「違う世界」です。まぁ現場を知らない…カタルは「勝手な事」を考えますが、この問題は、あらゆる点で、「市場」でも…その「勢力争い」が起きています。

今回の自民党の総裁選から迎える…混乱の「国会審議」は、カタルは意外に…「政策論争」に発展するので、日本人には「目に見えない壁」が、明らかになり…国民が「真実を知る機会」として、「良い作用」を及ぼすと思っています。

財務省に焚きつけられ…全国知事会は、税収不足の目先問題で「反対論」を述べましたが、そもそも…別の財源で「補完」すべき話だろうと思います。この際ですから、一気に色んな「妥協の産物」の矛盾点を、スッキさせる…「いい機会」でしょう。

日本の制度は、参加者の全員が、「仕方なく」…みんなが、それぞれ「譲歩」をして…成り立っています。「合理的な判断」で決められたものではないのです。だから様々な点で、法律の改正は「困難」を極めます。「こっちを立てれば、あっちが立たず」きっと…難しいのでしょう。故に、この際ですから、全ての仕組みに「合理的な解釈」を優先させるべきでしょう。

「マイナンバーカード」と「キャッシュレス社会」を一体化させて、全ての仕組みを一本化させるのです。この仕組みを開放して「アジア圏から」世界に広げるのです。この発想がないと、なかなか…日本は、アジアのリーダーになれません。

既得権を守ろうとする官僚の発想は、常に「総資産経営」です。財政が膨らめば…資産である「権力の闘争域」が広がります。故に、合理的な抜本策が必要です。無駄を省く…仕組みです。

医療制度は「待ったなし」なのです。少子高齢化ですから、誰の目にも明らかに…資金不足です。だから医薬品の「欠品問題」も生じます。後期高齢者医療制度など…は、もう…誰も戦争で苦労をした人は残っていませんから、若者並みにすべきです。その代わり別な形で…困った「落伍者」を救えば良いのです。消費税を20%まで高めれば、良いと思っています。この税制は「合理的な解釈」です。制度は、もっと「シンプル」にすべきでしょう。

今の市場に流れる動きは、この戦いです。古い日本の制度である村社会論理と…国際ルールのグローバル論理です。トランプが勝利をしたので、米国第一主義が復活するのでしょうが、イーロン・マスクの合理化は、興味が尽きません。

更に例えば…此方の話題の報道は「トランプ次期大統領は、ロシア・ウクライナ戦争の早期終結に向け、特使のポストを新設し、リチャード・グレネル元国家情報長官代行の起用を検討している。」は意外に…関税などの「副作用問題」は、懸念をするより、合理的な制度改革に発展する可能性もあります。

逆に一番怖いシナリオは、米国の我儘が、ドルと言う基軸通貨の「パンドラの箱」を開ける事です。そうすると、いつかは解決をすべきですが、一気に時代が進行して…「大混乱」を迎えるリスクまで懸念します。バフェットが、そこまで考えて備えているか、どうか…は分かりませんが、今の金利なら、何も株式投資をしなくても…債券投資でも十分な成績を残せるのでしょう。米国は実質的には6%台の水準なのでしょう。

この金利を超える成長が、果たして「出来るのか」どうか…。でもエヌビディアの「ブラックウェル」は、比較方法でその観方は変わるのでしょうが、こんな報道を目にすると…「前世代比で25倍もの低コストと低消費電力を実現したとされる。また推論ワークロードにおいては、前世代に比べ最大30倍のパフォーマンス向上を達成したという。」と言いますから、明らかに…この世界は「黎明期」です。

だから現状の米国の株価水準が、たとえ…金利が実質的に6%台だとしても、それを超える「成長が期待できる」のかもしれません。ましてや、トランプ政権は「規制」を嫌う…「自由主義」論です。「規制と自由」のバランスは、難しいのです。

過去の歴史を観ると…踊ったものが「勝ち」です。しかし、それは多くのケースで「行き過ぎ」ます。既に良識派閥のバフェットは「警戒モード」に入っていますから、此処から一気に爆発期を迎え…常識を逸脱した「バブル期」になるかもしれません。誰も未来は分かりませんからね。

だから「規制は必要」との…常識論を、片手に持ちつつ…自由論を謳歌して、前進するのが、正しい時間軸かも知れません。たぶん…「テスラ」株や「ビットコイン」などが、その先行指標になるのでしょう。当然、「エヌビディア」の株価も同じ「土壌」にあります。

日本は「自由と規制」の他に、制度上の「村社会論とグローバル論」があります。つまり…総資産経営とROE経営の戦いです。皆さんは、既に、同じことを何度も述べていますから、そろそろ…理解されている方も多いと思います。基本的に「日立」の経営が正しく…先行しており、ようやく「トヨタ」が追随し始めた所です。

持ち合い株式の放出から、自社株買いの意味は、「利益率の戦い」が、市場で繰り広げられます。「売上高営業利益率」の話ですよ。これが「ROE経営」です。無駄を省き…「利益率」を優先させます。だから利益率の低いスーパー部門の持つ「セブン&アイHD」に、TOB騒動が起こるのです。

一方、総資産経営は、利益率より「規模の拡大」を優先させます。利益率は低くても…規模の拡大を優先します。産業の「黎明期」は、この総資産経営で良いのです。「タイミー」は、この「黎明期」の話です。此処に「規制と自由」と言う…「行政の壁」の問題です。

逆に「ジェイドG」は、まだ…黎明期なのですが、同時に「利益率の段階」まで来たのです。ROE経営を実現させながら、同時に、まだまだ小さいので…規模の拡大も「同時進行」をさせます。

たぶん…田中君は、我々には「明らかに」なっていませんが、次の規模の拡大が経営シナリオの中に「芽生えている」のでしょう。だから、来年から「新倉庫の契約」がスタートします。でも株価は、そこまでは、まだ観ていません。現状の「利益率」さえ…株価は疑ったままです。しかし「時代の進化」は、意外に早いのです。

「トヨタ」は全方位経営を実施しており、今回は時代が「たじろみ」ました。「たじろむ」は一般的な表現ではないようですね。「しりごむ」…とか、「ひるむ」と言うか…この方向性の進化は、間違いないのですが…途中で「迷った場面」との印象です。

日本は遅れていますが、太陽光発電などの自然エネルギーの管理技術も含め…既に電力は、化石燃料の世界ではない…と思っています。AIなどのデーターセンターは「爆食い」をする電力ですが…それでも、車などの交通手段のEV化は「間違いない路線」でしょう。いつまでもHVではありません。ドンドン…電池の大きさは、性能も上がり小さくなっていきます。車の定義も変わるのでしょう。

この時間軸の方向性は重要ですが、実際の収益化を問う話が、今の「エヌビディア」の株価です。今回の決算も良かったのに、株価の期待値を満たせませんでしたが、まもなく…そのような「過大期待」は、市場で消化されます。でもまだ一気に株価が飛ぶ環境ではないでしょう。来年でしょう。ブラックウェルの量産化が開始された後でしょう。トランプ政権に対する…一部にある懸念が「払拭される」時期に、株価は頭角を現すのでしょう。今の株価は、来るべき時代への「熟成期」なのでしょう。

でも日本の…「エレクトロン」(8035)などの半導体株は、中国への供給懸念問題もありますが、あまりに…今の市場は「悲観的な観方」に見えます。まもなく…この部類の銘柄も「底値を離脱」します。しかし、みなさんが、「ウハウハ…期」になるような株価の値動きではないのでしょう。

今日は、雑談として、大相撲界の村社会論から「規制と自由」の話を展開させて、株価まで語っています。時間軸を、明確に捉えられるかは、最後は「やる気」の話になります。

簡単なのです。正しい時代観を持って、ある程度なら、「時間軸の歪み」があっても、相場の「仕掛け筋」が、強引にやれば…株価は自然に上がります。その初動が、最も「重い」場面です。だから株価が底打ちをしても…なかなか、きれいな形の「株価上昇」(立ち上がり型相場)に繋がりません。

今の日本株は、既に石破さんの「新しい政策路線」も明らかになって来たので、相場は新しい時代を目指しているのです。「欲している」?の表現の方が正しいかな? 3月から続いた…モヤモヤ感の「霧」が晴れてきたのです。

だから…「BASE」も「タイミー」も、流れは違うように見えますが…、既に株価は「底打ち」をしているのでしょう。「ジェイドG」も同じです。

今日の千秋楽は21年ぶりの大関同士の「相星決戦」だ…そうです。日本人としては、やはりどうしても、朝青龍を彷彿される豊昇龍より…琴桜に勝って欲しいのですが、果たして、現実は、如何に? 株と同じで難しい展開予想です。

まぁ、このワクワク感は「株式投資」も…事前に、自分自身の相場観が確立されて「相場の先行きを読む」楽しみを、読者の皆さんにも、味わって欲しいのです。

仕組みを知れば…知る程、「面白くなる相場」です。大相撲も同じです。どの世界にも…色んな「壁」があります。既得権力者の壁を、打ち破り…新しい合理的な「住みよい社会」を創れるか? それは、自分達の選択により、未来図への「進化の速度」が決まります。

早く来い、来い…結びの相撲、本日は千秋楽ですから、30分早く…行動を起こさないとなりません。「21年ぶりか」…。相場は、34年ぶりに高値を抜きましたが、今は、この新高値圏で「たじろんで」います。

やはり「たじろむ」の表現が、カタルには「しっくり」来ます。いつまでも「チマチマ…やっているんじゃ…ねぇよ。いい加減にしろ!」と叱咤激励をする相場です。また明日。



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