年末相場に向けた動き

米国の金融政策に影響を与えていると言われる2年物の米国債の金利推移を掲載しておきます。2013年5月の前FRB議長のバーナンキ氏が突然表明した「量的緩和からの出口戦略」からの金利推移をみれば明らかなように…、米国は着々と利上げの準備を続けている様子が窺えます。つまり実質的に「利上げ状態」になっているので、世界の流動性が減り、新興国からの資金引上げを中心に、商品市場などからも、資金が引き上げられているというカタルの仮説が、成り立つ一つの要因を示す現象です。勿論、これは仮説であり、誰にも本当の所は分からないのです。金融政策などは、実体経済を見ながら行うもので…、実体経済が、最もいい状態を保つための道具に過ぎません。

米国2年物国債の金利推移
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米国2年物国債の金利推移

仮に心配している利上げが実行されても、市場は一時的に、その状況を好感し上昇する確率が高いです。市場は、利上げする位、米国景気は好調なのだ…と誤解するのでしょう。カタルが心配するのは…むしろ、その後なのです。2度目の引上げの後とか…の段階で、突然の変調が、市場を襲う事を心配しています。カタルはリーマンショックにより、落ち込んだ潜在需要を消化している「偽りの景気回復」の可能性を疑っています。

インフレ率が高い訳ではないので…、無理に利上げをしなくても良いのではないかと考えています。むしろ資源国などの動向が、心配ですね。ブラジルは景気後退に入りました。やはり民間金融が中央銀行の流動性の受け皿になっておらず、不足しているから、世界経済が、様々な形で、変調しているのだろうと考えているのです。上海ショックもそうですよ。

さて…今日は、個別株の動向ですね。カタルがあの日、9連騰に挑戦した大林組の1090円で空売りをしたのは、18日だったか…19日だったか? 21日の金曜日には買戻しをし、この下げを見て直ぐに三菱UFJを買い始めたのです。21日は3回に分け、810円から815円まで買いましたね。少し早かったですね。本当は、21日は買うべきでなく、24日、25日と買うべきだったのでしょう。理由は出来高推移ですね。そうして週末の28日は、815円から825円まで売り上がっています。こんな自分の売買動向はどうでも良いのですが…、大林は28日の高値は1070円であり、新高値の1098円まで、あと28円なのですね。つまり、今回の下げでも全く株価は影響を受けずに、むしろ絶好の押し目チャンスを、提供したイメージです。実はこのような株式は他にも多く存在します。

少し毛色の変わった所では、日本電子なども…その仲間です。此方は、皆が追証で投げている25日も、新高値の673円を形成していますね。そうして金曜日は703円まであって702円の終わりです。ただこの株は、時価総額が大きい訳ではないので…市場を引っ張る器ではありません。背景には、最近の新薬開発に絡む「YOKOGUSHI」と同社が呼んでいる新しい「薬の合成技術」の確立などの研究開発が、背景に存在しそうですね。

もう一つが、カタルが前から述べているシャープですね。もともと市場株価の評価は矛盾していますね。シャープの時価総額は、金曜日の株価183円ですから、3113億円ですね。でも亀山工場や堺工場の売却価格は2000億円とか、3000億円とか…と言う金額評価だと…いう話があります。おかしいでしょう。まぁ、仮に液晶工場を売却することになっても、既に借金のかたに入っており、銀行にその資金は抑えられるのでしょうが…おそらく、度重なる減損処理で、簿価はかなり下げらており、ひょっとすれば…利益が計上できるかもしれませんね。この辺りは、詳しくカタルも決算数字を見ている訳じゃないから分かりません。一番は、オリンピックを控え、まもなく4Kテレビの販売ラッシュが始まります。追い風ですね。だからカタルは、前からシャープは立ち直る可能性が高いと考えていました。

もう一つが、度々、登場するサラ金のアイフルですね。この会社の過去の動きを見ていれば分かりますが、明らかに仕手筋は参加しており、前からの玉を抱えているのでしょう。3月末の利益余剰金は、2081億円もの赤字が存在していましたが、今回は資本余剰金から振替処理をしており、あと541億円と…現実的な数字に圧縮していますね。この会社の通期の営業利益は71億円予想ですが、この1Qの過払い請求金額は63億円です。そうして期末の引当金合計額は、債権放棄引当金を含め1014億円なのです。

分かりますかね? アコムのそうなのですが…、みんなサラ金株は一緒です。武富士が倒産した時の最高裁の判決からの時間経過を考えると…この請求権は何れ消滅します。詳しく調べていませんが、間もなく急速にピークアウト感が生まれても不思議ではなく…潜在的な成長力は、かなりありますから…サラ金株フィバーが、市場で起こる可能性が高いのです。この時期に、この相場環境の中で人気株として生まれてきており…スター株の素地は、充分に存在しますね。

以上…三つの個別株、建設を含めると4つかな?…を簡単に見てみました。ここから…相場の強い銘柄について行けば、年末に向け、良い成果が得られるかもしれません。あとは読者の皆さんが、それぞれの立場で判断され、自分の力量の範囲で相場に臨めばいいのでしょう。それでは…また明日。



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