テレビなどではナスダックの新高値…と報じていますが、これは引け値での話で、ザラバ中に2000年3月10日に5132.52ドルを付けています。金曜日は5100.37ドルまで行き、引け値は5092.08ドルでした。それは兎も角。新時代の到来と言っても良いのでしょう。もともとITバブル期の高値は、新時代への理想買い、インターネットが、暮らしを大きく変える手段に育つと言うもので…その現象は、スマフォの普及を見れば分かります。続々と新サービスが開花し、新しい需要が開拓されています。だから昔のような物質的な豊かさを追求するのではなく、利便性を追求するようになりますね。個人の要求は、様々です。この統一感がない要求に、どう応えるか…。クラウド環境を制する争いですね。
日本は、この統一づくりが非常に下手糞ですね。今回もアップルとグーグルに携帯電話のプラットホームを奪われました。どんなサービスも、彼ら胴元に搾取されます。嘗て、NECが98シリーズで、世界を凌駕するチャンスはあったと思うのですが…結局、Windowsに敗れました。今回だって、アップルがようやく電子マネーの機能を取り入れましたが、日本は、既にスイカなどで…先行していますね。どうして統一基準を打ち出せないのでしょう。今も電子カルテの業界は、なかなか統一されません。
ロボットなら、日本だと…考えていましたが、オリンパスは米国の「インテュイティブサージカル社」の足元にも及びません。分野が違うと言えばそれまでですが…、日立やソニー辺りが、参入しても良いと思う手術ロボット市場ですが、実態はダヴィンチに牛耳られていますね。このインテュイティブサージカル社の株価は2004年まで、僅か10年前は10ドル台だったのです。それが、今では505ドルとなっていますね。勿論、ナスダック市場に上場されています。こんな未来型の企業が、新しい時代を作ります。心臓手術や肝臓手術、脳もそうですが…所詮、人間の仕事ではミスがあります。しかし大きく拡大し、微細な制御が出来るなら、ロボットに勝るものはありませんね。まさに神の手です。
ナスダック市場の高値を支える一例を示しました。そうです。ナスダックの新高値更新はスマート・コミュニティーの実現化を意味しています。人類はまた一つ、新しい扉を開けようとしています。しかし日本は、未だに「流動性の罠」の中から抜け出せていません。この泥沼から這い上がろうと…必死になっていますが、なかなか古い考えの人間が多く「ものづくり」の職人などを、崇めている様に感じます。自動車など…もう過去の遺物です。トヨタよりデンソウですね。IVIを制するものが新しい時代の覇者でしょう。クラウド環境の整備が欠かせませんが、日本では公道実験も大きく制約されています。進化にはリスクが必要なのです。いつも安心・安全を最優先し、効率化を無視していますね。原発の論争を見ていると、まるで成田闘争と見ているようなイメージです。
カタルはスマート・コミュニティー到来にあたり、二つの銘柄を掲げています。一つはご存知の人工臓器製造の「J・TEC」です。今の所、世界最先端を歩んでいます。そうして007ですね。「ユビキタス」(3858)ですね。この007はカタルも既に5年程、観察を続けています。どうも技術を他社から導入し、進化しているように感じます。人もそうですね。その為に、社長がコロコロ変わっています。今回のIVIは、おそらく前社長の三原さんの力が、大きいと思っています。今回、発表されているIoTの分野の材料は、もともと007が得意とする分野です。市場で金曜日に、赤字の「ACCESS」がTICK回数で、三菱UFJを抜き一番人気になっていますが、クラウド環境を利用したビジネスでは、007も負けていませんね。確かに、ドコモが出資したほどの会社なのですが、もともと野村に玉が残っており、仕掛け人達が、仕掛けた相場でしょう。
残念ながら、007には仕掛け人の登場が、今の所は感じられませんが、このワラントを梃子にして、メリルが営業活動をしても良い訳です。まだ100万ほど未消化ですが…だから仕掛け人にとって、魅力的な存在ですね。僕なら、メリルと契約して、このワラントを分けて貰います。ここで肝心なことは、彼らにも参加させることですね。自分だけでやる力があっても…相場は一人で動かすものではありません。そうして市場で007を買いますね。売りながら…買うのですね。仕手グループは、良く種玉を欲しがるものです。金曜日に人気なっているACEESSですが、おそらく野村の投信に沈んでいた玉出しでしょう。
昔、カタルの仲間が、ミサワホームの親父さんが野村を通じて、ミサワバンの玉を欲しがったので、安値で分けたことがありました。全てではなく半分以上、渡したのでしょう。そうして内部情報を手にして、相場にしたことがありましたね。今では、株価操作は金融庁の監視が厳しく、やり辛いでしょうが…この境は、非常に見えづらいですね。市場占有率を考え、引け値関与など、目につく行動をしなければ…良いんじゃないかな? 所詮、みんな株価操作だ…ものね。ソニーだって、ファナックだって、そうなのです。
ナスダックが新高値を更新しそうなので…、いよいよスマート・コミュニティー関連の株を、採り上げやすくなっています。その中で黒字化が見込める、魅力あふれる企業と言うのは、非常に少ないのですね。故に、「J・TEC」(7774)も、007「ユビキタス」(3858)も、チャートが変化してきたのでしょう。ある意味で、チャートは良く市場の流れを表しています。一度、株価波動が変化すると、しばらくその動きが続くものなのです。楽しみになって来ましたね。皆さんは、下値で玉を拾いましたか? カタルは貧乏人だから、それほど買っている訳じゃないですが、それでも、両銘柄とも、おそらくプラス圏になってきたのでしょう。ケネディクスも、間もなく、株価波動が変化しそうですね。
手術ロボットのダヴィンチは有名などで、名前ぐらい聞いたことがあるでしょうが…インテュイティブサージカルと言う社名を皆さんは、あまり知らないでしょうね。その株価推移を知る人は、日本では、ほとんど居ないと思います。一度、取り上げておきますね。株価は10倍なんて…もんじゃないですね。成長株と言うのは、目先をやるものではありません。5年、10年の歳月で、物事を考えて欲しいのです。投資をすると言うのは、その程度の時間が掛かるものです。自分が企業の経営者になったつもりで、株式を判断して欲しいものです。いよいよカタル銘柄も、2年のブランクを乗り越え、新しい波動に入りそうに見えてきました。楽しみですね。