りそなの公的資金返済が話題になっていますが…実にバブル期の損失を、今年、ようやく返済し終えるわけですね。如何に、デフレ下の借金返済が困難か分かります。株式市場では、名うての大栄不動産は懐かしいですね。昔、小谷さんと言う人が「光進」と言う仕手グループを率いた「蛇の目」の買い占め事件が起りました。その裏舞台が埼玉銀行だったわけで、その時期に度々、登場する名前が大栄不動産でした。結局、バブル当時には、みんな同じような馬鹿をやったわけですが、なかでも度を過ぎた奴が泥沼に嵌り、なかなか抜け出せないのです。基本は企業体質の問題ですね。この当時は大阪の料亭女将の尾上縫なども大きな破産をしています。一介の料亭女将に数千億円ものお金が動かせる道理がないのに…幻想が生んだ、幻に踊っていたわけですね。一流銀行の役員が皆…騙されるのです。この事件は興銀も関与していましたね。まぁ、預金証書偽造の詐欺なのですが…。
みんな、その馬鹿をやった「ツケ」を永遠に払い続けてきたのが、デフレ下の失われた時代なのでしょう。まだ新生銀行だけが公的資金の御厄介になっていますが、これで、ほぼ決着ですね。GPIFの国内株比率が20%を超えたようで…この所、KKR(国家公務員共済組合連合会)とか、株式市場は賑わっていますからね。日経平均株価だけが力強い上昇を続けている印象を受ける、変な指数現象の背景は、これら巨大資本の動きが影響を与えている訳です。
日経新聞には「キノコの乱」との見出しが躍っていますが、基本は、本物が一番なのです。本物とは、誰もが納得する国際ルールですね。先週末の日経225の平均PERは16.07倍です。これは厳密にいうと219銘柄かな? カタルは四季報の検索を活用しているので、何故か、リアルタイムの倍率計算は、この6銘柄が外れるのです。会社側が予想を発表してないとか…決算期の変更の為だとか…の理由は、それぞれある訳ですが、まぁ、225銘柄中6銘柄ほどなので、大きな誤差はないので、これを利用することにしました。
この所、株価が騰がっても、PERの倍率は下がっています。これは自社株の評価を変えたのか…日本企業がROE経営に目覚め、効率化に動いている為ですね。「きのこの乱」もグローバル展開になってきた現象の一つなのでしょうね。ソニーやファナックが人気になったのも、その一つの現象でしょう。カタルはブルドック事件の裁判官の判決を、あの時、批判しましたね。同じ株主なのに…同等の権利を与えないのは、おかしいと…。スティールパートナーズは控訴しましたが、日本村論理に敗退したわけです。今なら判決が変わる可能性がありますね。株式を公開する以上、既に公器なのです。それを私物化するから、様々な問題が生まれます。ホリエモンの登場が、もう少し遅れていれば…フジテレビも傘下に入り、時代が早く変わっていたかもしれません。まぁ、神様の領域です。
その神様、様々な現象が分かってきたようです。光を吸い込むブラックホール、この度、発表された太陽の120億倍のブラックホールの発見は、従来、信じられていた論理を覆すものだと言います。株式市場の手法も、時代と共に変わっています。昔の仕手筋に、今はディーリングの豪者が、次々に誕生しているようですね。子供の遊び程度の金額とは言え、彼らの行動は、やはり興味はありますね。カタルは会社を辞めて、一時、ディーリングにトライしてみましたが、やはり上手く行かず、思ったような利益を出せませんでした。僅かな金額だったのですね。売りをしなかったためかもしれませんが…。一度、売りも、やってみたいと思ったのですが、実験を続けるユトリがなくなり敗退しました。
でも今は良い相場環境になって来ましたからね。幾らでも稼げるように思います。でも残念ながら短期売買は、様々な理由から現在は封印です。証券マン人生で大儲けした人は時間を超越できる人ですね。凡人には、なかなか、この感覚が分かりません。ケネディクスへの評価は不当だと感じていますが、なかなか市場では、真の評価を貰えずに時間だけが経過します。カタルの現状の頭の中の株価位置は、既に4ケタの段階ですね。それでもまだまだ有望なのですが…実際は未だにボックス相場を抜け出せないでいます。何故、この体感時間と市場評価に、時間のずれが生じるのか? 未だに解明されないままです。でも過去の実績を見てみると、みんなカタルの評価は、概ね、みんな正しかったわけです。オリックスも凄いことに成っていますからね。ほんの僅かな期間だったわけです。だって10年程度の時間は、あっという間ですからね。7%の預金で10年間だと約2倍ですからね。
のんびりと…待てるかどうかなのでしょう。外部環境は、益々好転している様子です。やはり株数勝負に挑むのは、正解だろうと思っています。此方の動画も、より良く理解できます。写真サイトは此方ですね。それでは寝坊したカタル君の今日の原稿は、此処までです。