昨日は、孫と共に…「葛西臨海公園」に行き、「松ぼっくり」拾いをしてきました。毎度の事ですが、あのホテルの食堂は、結構、空いていて…マズマズです。流石に5月の連休の時は20分ほど待たされましたが…食事はいつもビールと蕎麦くらいで…孫はお子様ランチのハンバーグでしたが、「プリンを食べない」と言ったら、フルーツポンチに変えてくれたり…配慮されました。
このような「機転の利く」配慮が、最近の若者には、ないのでしょう。いつの間にか…世間は「マニュアル通り」の対応で…それ以外は受け付けない「ロボット対応」に…日本は、なりました。日本村社会の良い所は、「大岡裁き」に在ったのですが、その部分が消えたのです。これは「失われた時代」の社会変革の一つでしょう。
「重工」(7011)が、大型客船で…大幅赤字を計上して…「MRJ」の度重なる遅延から、コストが重なり…撤退したのは、日本の「ものづくり」の劣化現象です。あの「ゼロ戦」を作ったのに…。
年功序列の良さは、年長者を敬い…技術の伝承が上手く出来たのでしょうが、この失われた時代において、それは完全に崩壊しました。昔はカタル程度の知識なら、大手証券は無理ですが…小さな証券会社のベテランなら、皆が持っていた基礎知識です。カタルも現役の頃、よく「大御所さん」から…「昔話」を聞いています。
その話のなかには、現実とは思われない「逸話」が…兜町には多く存続します。本当に信じられないことが…現実に起こるのです。でも…流石に3代目、4代目になると…現場経験が、みんな…希薄です。戦後復興時代の「名目成長」への期待は、なかなか…直ぐに訪れないのでしょう。相場を観ていると…そう感じます。
単純な理屈が「通用しない」市場です。如何に、市場参加者が幼稚で「石橋を叩いても」…渡らない種族になったかが、分かります。やはり空白の34年、もう年内は無理でしょうから…35年になる無駄な時間は、いったい…何のために存在したのでしょう。政策官僚は、誰も責任を取りませんからね。
だいたい…「東電」(9501)の原発の責任を、民間企業に被せるのは、どうしても納得できません。しかもその損失を「奉加帳」方式で、関係ない「関西電力」(9503)など…全ての電力会社も被るのです。まるで理屈が通らない世界です。村社会は、ある意味で「強要する」価値観です。四国に生まれたノーベル賞学者の真鍋さんは、この押し付けが嫌いで…米国に行きました。彼の談話の…
「日本では常に互いの心をわずらわせまいと気にしています。とてもバランスのとれた関係を作っています。日本人が『YES』と言うとき、必ずしも『YES』を意味しません。実は『NO』かもしれません。なぜなら、他の人の気持ちを傷つけたくないからです。とにかく人の気持ちを害するようなことをしたくないのです。アメリカでは他の人の気持ちを気にする必要がありません。私は他の人のことを気にすることが得意ではないのです。アメリカで暮らすってすばらしいことですよ。私はまわりと協調して生きることができないのです。それが日本に帰りたくない理由の一つです」…と言うのは、日本人でもよく分かる気持ちです。
この方向性を「良い方向」に向かせれば、強みを発揮しますが…指揮官の誘導が間違っていると、今のように…34年も沈んだままです。
誰も…「38915円」を超えない市場の「異常さ」に気づかないのでしょうか? 全く以て…日銀様がETFを買っても、批判をするような風潮は、何処か異常です。ここまで傾いた「思考」を戻すのは、なかなか…大変です。黒田さんが「2年で達成」と言ったけれど、10年以上かけても…駄目な意味を、政策官僚は理解しないとなりません。
でも「日立」(6501)は構造改革を終えて…バブル期の高値を更新したのです。
ただ「ルネサスエレク」(6723)の「循環買い」物色の行方は、落ち込みが厳しかったから、カタルの相場観を修正する話になりました。「野村証券」(8604)と同じですね。
やはりカタルは「名目人間」で、その方向性の考え方が強過ぎるのでしょう。時代が、まだ…「カタルの時代」まで、変化を遂げていません。もう直ぐ…だと思っていますが、なかなか…時代の進化は鈍いのです。
「金魚の糞」の日本市場の本日は、株価が高いのですね。やはり米国株に追随しているようです。米国以上に、日本は良いのですが、誰もその認識がないのでしょう。本当に「偽物ばかり」の日本です。
最近、やたらに「キャノン」(7751)の報道を目にします。この手の報道は…株価に効きます。そうして…この「ナノインプリント」の話は「EUV」のようになる可能性も秘めています。微細化には劣りますが…5ナノは、十分に実用化のレベルです。
前にキャノンの「国内回帰」のレポートを紹介しています。「デンソー」(6920)の時もそうです。注目している「ルネサスエレク」の時も柴田さんの紹介をしています。いずれもその後、株価は2倍程度になっています。
カタルが注目する「核になる」時代的な傾向は、必ず…かな?
かなりの確率で、その後の株価を観ると上がっています。でもカタル自身は、あまり買っていません。理由は「時間が掛かる」と思っているからです。上がるのは…分かるのですが、その辛抱が、効きません。カタルは非常に「短気の性格」です。
それにアマノジャクかな? 上がると思っても売ることもあるし…下がると思っても買う場合もあります。所詮、実験を「楽しんでいる」部分を、優先しているのかもしれません。その誘惑に、勝てないのです。
例えば…米国の9月の「謎の金利上昇」です。
先日、耳慣れない「タームプレミアム」の話を紹介しました。この意味を、ずっと…考えています。カタルの今の有力な見方は、「QT政策の浸透」です。日経新聞の米国の財政問題に繋がりますが、この可能性です。いちいち…解説するのは大変ですから、ヒントだけ掲げ、後は、気になる人が勝手に調べると良いですね。
色んな可能性があるのですが、一般的には「ソフトランディング」なのです。此方の解説です。
そうして…本日はもう少し先の未来図に、影響を与える可能性がある重要な話は「益利回り」の話しでしょう。此方のレポートですが、米国の金利が上昇を続け…逆転現象が起きています。まだ気にする必要はないでしょうが…「ジャンク債」の利回りは10%を超えるものが、かなり出てきました。このような環境全体を考えて…「相場観は構築される」のです。
更にこの話も…重要でしょう。これは謎の9月の金利上昇に関係します。株式投資って…やはり面白いでしょう。
カタルのように…真剣に市場を観ている人は、まず存在しないでしょう。ハッキリ言って、馬鹿のカタルが、こんな学者のようなレポートを毎日書くのは、大変な努力が背景に在るのです。きっと大谷君も、あの実績の裏では、弛まない努力が在って、後は偶然と言うか…神様の裁量権なのでしょう。
「運」は努力の蓄積でも、なかなか…追い風になりません。でもこのような「下積み」をしないと、なかなか…自分のレベルも高まりません。
今回、カタル銘柄のF君は、やはり強いですね。1000円台での推奨だったかな? でもその後も売られ続け…この環境の中で、この株高です。きっと好業績なのでしょう。
基本的に、なんでも…そうですが、株価は下がったら「チャンス」なのです。
昔から「ピンチはチャンス」と言います。お船の相場の背景には「倒産の危機」があり…「川船」(9107)は大きく売られていました。その「布石」があるから、相場になっています。同じことが「失われた時代」は、「肥沃な大地」なのです。だから日経平均株価は10万円です。
本日、高い「ジェイドG」(3558)ですが…何故か、不思議だったのですが読者からメールがあり、なんと…「自社株買い」を5億円から10億円に倍増するそうです。
田中君と言うのは、「一橋大学」を卒業したエリートです。その後、マッキンゼーに就職し、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院経営学修士課程修了、経営学修士(MBA)取得のだそうです。「DeNA」(2432)の南場さんとも…面識があるのでしょう。一時、勤めていたようです。でもこの株価を観ての行動には、驚きました。正直に…驚いたのです。
彼は、「ソフトバンクG」(9984)の孫さんタイプの人間かも知れません。似た性格のように感じています。
やはり…カタルの限度は1万株程度ですが、10年ほど…そのまま寝かせてみようかな? ひょっとしたら…1万株で10億円程度になるかもしれません。彼の評価は、カタルのなかでは「高まるばかり」です。カタルのような人間でも…、無理をせずに、そのお金は、何かに別の事に使って欲しい…と思うのほどです。でもそれだけ、彼は、「未来に自信」があるのでしょう。
このように「時代をラッセル」奴に、お金を預けるのです。それが「株式投資の真髄」でしょう。
皆さんの多くは。小手先の目先の需給に…溺れ過ぎです。「心眼」を養うべきです。基本的に目先は捨てても構いません。自分に、その経験が身に付いた人は…もっと大きな仕事が出来ます。でも…カタルは既に棺桶が間近なので…神様、お願いです。カタルは朝三暮四の口なのです。恵みの雨を降らせてくださいね。
そんなカタルですが、新規会員へのご応募をたくさん頂き…感謝申し上げます。今週中に…返信メールをします。もう少し待っていてくださいね。それでは…また明日。