一枚のグラフを観て…何を、考えるか? 本日は此方の日経新聞のインフレ率の推移を示したグラフを題材に選択しました。米国はご存じのように…「実施賃金」がインフレを超えるプラス圏です。
欧州はカタルの事前知識には、そのデータがなく調べるのも面倒ですから省きますが、ドイツのEVの減産を観ても分かるように…GDPがマイナス圏も言われるほど疲弊しています。ロシアとの関わりも強く…経済の痛手が大きいのでしょう。所謂、「スタグフレーション」と言う「物価高の景気後退」の様相です。
日本は、ようやく「デフレ脱却」の時間を迎えました。今のところ、実質賃金はマイナス圏で、名目賃金はプラス圏です。つまり物価上昇に、賃金の上昇が追いついておらず、疲弊をしていますが、それでも「名目GDP」は、空前の「二桁成長」です。海外からの所得を加味したGIN(国民総所得)は過去最高の625兆円ですよ。名目GDP(国内総生産)は589兆円だそうですが、もう直ぐ600兆円台です。経済の基本を理解しないと駄目ですね。
米国は既に、金利高をこなして…GDPが「再成長」しており、EUは物価高の克服に戸惑いGDPがマイナス圏と言うか…、「減速」傾向です。しかし日本はようやく…マイナス金利を解除して、「正常な市場経済」に復帰するのです。このグラフを観て…このようなシナリオを、瞬時に…描くことが出来るかどうか。非常に大切な事なのです。
昨日は、米国が「ソフトランディング」ではなく…「ノーランディング」の話をしました。つまり…今回の一連の物価高は「AI革命の効率化」で、景気後退がなく「新しい時代」に入るシナリオです。このまま…米国株は「新高値を更新する」可能性を指摘するものでした。
経済は生き物ですから、どう転ぶか分かりませんが…昨日の米国株の現象は「奇妙なもの」でした。原油価格は、これから100ドル台を目指すシナリオです。サウジアラビアの減産に加え…リビアの洪水などの「特殊要因」も加わりました。その影響もあるのでしょうが、米国生産者物価指数(PPI)の上昇が加速しており、物価が沈静化しません。
ここで…奇妙な事に気づきます。今までは物価が沈静化すると…金利引き下げ予想で、株価が上昇したのに…今度はインフレを克服して…ソフトランディング説が強くなり、株価が上がったと言います。奇妙でしょう。これまではインフレが減速すると株価が上がっていたのに…インフレは再加速の可能性があるのに、株価も上がっています。この意味が分かり辛いですね。
株式市場は、非常に奇妙な「不可解な動物」です。
景気の局面が変わると、同じ材料でも、別の見方が登場します。カタルの見方は、株価位置と調整段階により、材料の捉え方が変わるのだろうと思っています。株価が材料を選択するのですね。材料が株価を選択するのではなく、株式市場が物色する現象を選択して、勝手な解釈をするのでしょう。株価位置と需給バランスが、すべてに優先されると思っています。まったく…不可解な話です。でもこれが現実ですから、自分の考え方を市場の状況に合わせるしかありません。
実はカタル君、色んな実験をしています。
昨日は下値圏のCと言う株を155円で買ってみたり…レポートでは、事前に「ルネサスエレク」(6723)の「循環買い」物色の話を提示しています。どうも…9月13日の2228円が分岐点になりそうな動きです。本日、高値で買った2350円を寄り値で外しました。理由は実験だからです。たぶん…この分岐点を境に、この後「ゴールデンクロス」を迎え…本格的に前の高値2899円の奪回に向かうと思っています。「事前告知」です。
そうして、なかなか…「底入れ感」が出ないジェイドGについても語っておきましょう。実は昨日は4000株ほど…買い直しました。本当は5000株を買う予定で1670円にも買い物を、後場から入れたのですが、入りませんでした。しかし、本日はもう一回、それを損切りしました。カタルが叩いた株価は、寄り値と1661円まで売ったのです。でも今は下値の「板」が厚くなってきたように感じています。この1650円辺りで止まるかもしれません。
基本的に、あの好業績が発表された後の寄り値は1889円で4月19日です。その6か月後は10月19日ですから、一般的には…期日の「1か月前」が一番、苦しい場面です。多くの株はこの出来高を消化できず、株価は下がります。
しかしこのジェイドGのチャートを観ると分かりますが、高値後の7月21日が1531円を起点に、前回1912円まで行った後、8月18日の1602円で二番底を演じて、これを結ぶ「傾向線」が右肩上がりに…推移しています。青の線です。仮に、ここで止まり、期日向かいの動きになるなら…最強の年末年始の相場になる可能性があります。
カタル自身も分かりませんが、リーボックの形態が、どんなM&Aになっているのかよく分かりませんが、最近、やたらにリーボックの宣伝を良く観ます。本日は、スヌーピーかな?Tシャツのコラボの奴です。この数字が、ジェイドGに寄与するかどうか分かりませんが、兎に角、ネット上でニュースを検索していると、やたらに…「リーボック」のCMに出くわすのです。ひょっとして…相当、今期の数字は良いのかもしれません。
現状の数字でも…カタルはPER20倍は「堅い」と思っており、2400円を目指す…と思っています。そうして、何か…「次のM&Aの材料」などが出たなら、一気に…上場来高値4180円の更新を考えています。この理由は米国経済の金利低下で低迷している小型株の復活を思っています。
この読みの時間軸は、米国の2年債の利回りに関係すると考えています。この株は小型株ですから、この「ボックス相場」を抜けてからの「買い増し」がセオリーです。1929円ですから、1930円を付けたら「成り行き」で買います。チャートの形も素晴らしいのです。でも今は「難しい場面」です。
カタルはいつも有言実行ですから、本日は底入れの可能性を考えており…後場からまた「買い直す」予定でいます。僅かな株数ですよ。買っても、せいぜい3000株~5000株程度でしょう。
実は「BASE」(4477)も買っています。なかなか…買えない335円です。
基本的に株は上がると思っているのですが、割安株は、あまり好きではないのです。やはり「未来の夢」のある株でないと…「触手」が、なかなか働きません。PER100倍に評価される器の株が好きなのです。この100倍評価は、株式市場では最大の「賛辞」になります。100年分の利益を買うバカは、あまり居ません。でもそんな評価になる銘柄が時代をリードします。
皆さんは、野村証券でも、ルネサスエレクでも…「ニデック」(6594)でも構いません。銘柄なんか…なんでも構わないのです。要するに。自分の好みの銘柄を、時間を我慢できるなら…株価位置の低い株を買えば良いし、自分は「我慢が苦手」と言う人は、「御用」つまり株価の高値を掴む覚悟を持って、株価位置の高い株で、相場を張れば良いのです。やり方は色々です。
株で儲からない人は、ジェイドのような場面になると損切りをします。先日まで、何回か…野村証券は業績の悪化で500円割れの場面がありました。
そうすると名目時代に移行した世界を信じられず、株を下値で投げます。カタルは最初から「利回り投資」株だと述べていました。株価が下がっても、じっと配当を貰っていれば、そのうち、株価は上がると同じ事を言い続けています。
もう野村証券の4桁相場は「既存路線」で、事前に決まっているのです。問題は、その時間軸の話しだけです。この時間軸の読みが、カタルの最後の課題です。だから実験の意味を込めて…先ずは、事前に告知をしています。「ルネサスエレク」の「循環買い」物色の動向を最近では、述べています。そうして実際にカタルは「率先垂範」を実施しています。僅かな株数ですよ。本日のルネサスエレクは2250円で買えず、2350円のものを2386円で500株だけ売っただけです。それでも…多少の利益です。
昨日はジェイドを買って、本日は投げています。そうして同時にBASEも345円と340円で買っています。でもこのグループは少し早いとして、先日は、買ったばかりのメルカリを投げました。みんな事前告知です。
なかなか「窓埋め」に行かない野村です。このまま空けたまま…上に行くのでしょうか? そろそろ…スピードが速くなりつつあります。本日は650円で5000株だけ利抜きをしました。何れ…買い直すつもりです。貧乏人は、したくもない「売り買い」をしています。本当は別の投資スタイルをしたいのです。でも今は仕方ないかな?
自動車運搬船の話は、新しい話題で、最近タンカーの「ワールドスケール」も上がっていると言います。船株は、ようやく一人前の水準まで来ましたが…最近の世界情勢は、また…変化をしてきました。
「日立」(6501)の1万円割れも面白そうですね。兎に角…たくさんの見所があります。「ソフトバンク」(9984)の戦略は、巧妙です。アームの売り出し価格は51ドルで初値は56.1ドルだったかな? そうして63.59ドルの引け値でした。
同じEVでも「ニデック」(6594)より系列優先の「アイシン」(7259)は順調な展開ですね。チャートを付けておきましょう。良いですか…。まだ株価がガンガン…飛ぶようなイメージではありません。しかし…着実に「先着一名様」から「100名の世界」に入り始めています。大切な事は…己の力量を過信せずに、「ブツブツ投資」を貫くことです。高値を買って参戦しても…良いのですよ。野村証券の650円を買っても良いのです。
株の下値なんか…誰も分かりません。自分で下値を叩いてみれば…良いのです。上手に買おうとせずに、自分は所詮、「相場が下手だ」と思っていれば…良いのでしょう。
割安の配当利回り株でも、なんでも…ようやく、資産投資が活きる「車の両輪」で動く…世界になって来ました。働いて得る所得などは、所詮、僅かなものです。あちら側に行く人は、とんでもない…使い切れないお金なのです。お金なんか、所詮は。どう使うか…の道具に過ぎないのでしょう。それより…本日は此方の話題が読んで、自分の生き方を見直すのも一つの方策でしょう。
最近、おばあちゃんが入っている老人ホームに、うちのかみさんは「ボランティア活動」で音楽療法の実践を無料で実施して…ホームから喜ばれています。散歩に行くついで…に、皆さんにカラオケのような…ピアノ演奏で、楽しく過ごす時間です。生きるという事は、きっと、時間を楽しめば…それで良いのでしょう。でも株で損をすると腹が立ちますが…ソコソコ儲かるなら、それで「良し」かな?
まぁ、互いに無理をせずにノンビリやりましょう。それでは…また明日。本日の野村は、加速をするかもしれません。どうかな? ジェイドGはひょっとすれば、本日が「分岐点」かも知れません。でも自信はないけれど、こんな事は全て「結果論」です。
でも果敢に…無理を承知で、事前告知の挑戦です。また…明日。