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カタルには、様々な…「謎」が存在します。…と言うより、カタル自身が馬鹿なのでしょう。故に、自分に「理解できない現象」が、多く残っています。

例えば…「三菱UFJ」(8306)の株価です。この会社の一株あたりの純資産価値は、四季報によれば…1376円です。そうして今期の予想一株利益は102円の観測で…配当も41円の予想になっています。それなのに現実の株価は4桁を割れて…取引をされているのは、何故なのでしょう。

カタルの名目時代の「妥当株価」は、この一株純資産に10年分の利益102*10=1020+1379=2399円が正当な株価の評価だと考えています。現在、ある財産の1376円と…未来に生み出される価値の「10年分」が、正当な株価評価だと思っています。このように…何故、現実とカタルの頭の中の株価は「開き」があるのか? この「ギャップ」が謎なのです。

本日の日経新聞には「GDP」の話が、登場しています。名目値の伸び率が32年ぶりで4%だそうです。しかし物価上昇分を引く…実質では1.2%との事です。この名目と実質の違いが大きいのが、世界基準の名目経済です。

この名目値を、実質で割る数字を「GDPデフレーター」と言います。

カタルはこの数字が伸びるのが正しい「国の在り方」だと思っています。政治家は正しい政策を実行する責任者を選べなくてはなりません。失われた時代は、この選択が間違っているのです。本日の日経新聞の朝刊の5面は実質を前面に押すのではなく…名目の数字を見出しに据えています。「名目成長率、32年ぶりの伸び」となっています。

日本の名目と実質、並びにデフレーターの推移

このような報道が正しい新聞社の報道の仕方です。加えて…此方のグラフを提示すると、もっと良かったですね。でも今までのバカ新聞と違い、明らかに日経新聞の内部にもカタルと「同じ考え方」の人が育っているのでしょう。

ただ…総務省でしょうが、このデータの元のサイトですが、何故、1994年基準とか…なっているのでしょうね。途中で改定するのは分かりますが、これじゃ…歴史的な検証をするのが難しいのです。出来ないのではないのですよ。出来るのですが…手間がかかります。

日本人の悪い癖です。日銀の統計値も同じです。昔の名目時代からの検証が難しいのです。データを探すのに…1時間以上、どこにあるのか? 彷徨います。米国は、古いものが直ぐに出てきます。なんか…日本人は「誤魔化しの積み重ね」をしているように感じています。


名目と実質値の賃金 の推移

そんな話より…仮説として、このGDPデフレーターが大きいと資産投資に繋がり…株高になる筈です。昨日の厚生労働省の名目と実質値の賃金の話と同じことです。

僕らは名目の世界に生きており、人間の感情は、この名目値で動くのです。でも今までの…日本の独自価格は「村社会」価格でした。代表事例は「お米」です。村社会の論理で価格が形成されていましたが、失われた時代は、この村価格を、「国際価格へ訂正する」時間だったのですね。

改革を好むなら、激変的な変化ですが、日本人は「時間闘争」をして、緩やかに…この修正をしました。それが「行き過ぎた」ので…その修正波動もあるのでしょう。ユニクロやニトリが、大きく育った背景は、ある意味で、「当たり前のこと」をやっただけなのです。

でも日本人は、この村論理を守るために…「他人批判」をします。江戸時代から続く…共産主義的な考え方の「村八分」です。他人と同じように、合わせようとします。でも…ノーベル賞の真鍋さんの会見の登場です。

「日本では常に互いの心をわずらわせまいと気にしています。とてもバランスのとれた関係を作っています。日本人が『YES』と言うとき、必ずしも『YES』を意味しません。実は『NO』かもしれません。なぜなら、他の人の気持ちを傷つけたくないからです。とにかく人の気持ちを害するようなことをしたくないのです。アメリカでは他の人の気持ちを気にする必要がありません。私は他の人のことを気にすることが得意ではないのです。アメリカで暮らすってすばらしいことですよ。私はまわりと協調して生きることができないのです。それが日本に帰りたくない理由の一つです」

ちゃんと…時代を分析を出来る人が、日本には居ませんね。日経新聞も書かないし…政治家も勉強をしません。冒頭の三菱UFJの株価の異常をカタルに解説してください。今の株価が正しい現実を…。カタルには、なかなか理解できないのです。だから「謎」は、脇に置いて、あまり深く考えないことです。それが「鬱」にならない一つの方法かな? あまり「こだわらない」の事です。パッパラパーと生きるのが、一番です。

ようやく…こちらの報道で、仕舞っておいた謎が、解明されるかもしれません。

リバースレポの取引額 の推移

コロナ禍で過剰に生み出された「お金」が回収に向かっているのが、今の相場です。だから「M2の激変」になっています。コロナの乱高下の政策が正常化に向かう過程です。その中で余ったお金がこの「リバースレポの取引額」だと思っていました。この残高が昔の状態に向かう過程で、相場は「落ち着く」のでしょう。だから常に、この「仮説」を元にして…相場を考えていたのです。

米国のM2の推移

このような…「謎」が至る所に…存在します。このギャップを修正するのが、相場で「儲かる種」になると思っています。カタルの考える正常な株価と、現実の株価とのギャップです。まぁ、何もカタルが、事前に、観測する株価が正しいわけではありませんが、頭の中に成立している株価を、目標にして…相場を張っています。エーザイもその一つです。

エーザイ(4523)の週足推移

「アデュカヌマブ」の認可で、株価は12765円を付けましたが、今回の「レケンビ」=レカネマブは、遥かに臨床データが良いのですから、当然のことですが、市場はその高値の株価12765円を超えると考えるのが…「普通の考え方」だと思っています。

今回は、最低でもそこまで…「買い増し」を続ければ良いのです。これがカタルの「筋論」です。このような…謎と言うか、相場の考え方で、カタルの「相場論」は形成されています。

先日、リンクを張ったこちらの懸念や、もう一つのSVBから波及すると思われる此方の報道など…も常に「頭の片隅」おいて、相場を考えないとなりません。

ボーイング社 日足推移

「大阪チタン」(5726)の相場は、「仮説として」ボーイング社の株価に連動して動いていると言うものがあります。ようやく…そのボーイングは紆余曲折を経て、もう直ぐ高値を更新する段階が近づいています。常に様々な仮説が頭の中で構築されて…実際の株価で検証されるのです。この「繰り返し」がキャリアの形成になり「付加価値」を産み出します。この付加価値の成り立ちを、丁寧に…解説をしています。

カタルの読者は、みんなワンランク上の…知識層です。

会員の職業を観ていると…やはり皆さんは社会の成功者です。経歴もみんな立派です。馬鹿カタルとは「雲泥の差」です。カタルは馬鹿ですから、何度も同じことを繰り返しています。仲間は一度、聞いた名前を忘れませんが、カタルは何度、聞いても…また繰り返しです。まぁ、カタルの性格を考慮されて、原稿を読んでください。

「馬鹿とハサミは使いよう」と言います。

さて…相場の方は「SQの清算」が終わり「足枷」が外れるのでしょう。しばらくは良い相場の展開だろうと思っています。昨日、紹介したスクランブルのオプションのような目先の需給ではなく…この名目GDPの方が、遥かにウェートは高いのです。あまり小手先の…外人が「先物」を売り越した…とか言う結果より、もっと…大元の「時代性の考え方」を大切にすべきでしょう。

カタルは最近、「エヌビディア」の評価で、此方のような報道を、よく…目にします。しかし別の見方があるんじゃ…ないかと考えています。そうしたら…出てきました。此方の考え方ですね。カタルは、このスタンリー・ドラッケンミラー氏を支持しています。

エヌビディアの日足推移

人間は当たり前なのですが…株価が大きく上がる過程で「値上がりの恐怖」が生まれます。通常の人間は「目先利益の確定」の欲望に勝てません。だからバフェットは異常なのです。彼は正常の人間の考え方ではありません。成長株投資なんか…普通の人間は「もの」に出来ません。「幸運の女神には前髪しかない」のです。

一度、チャンスを逃したら…二度と捉えることは出来ませんが…時には辛抱強く…待ち買い続ける勇気も必要でしょう。

昨日も「ジェイドG」(3558)の持ち株は増えました。この1600円台や1500円台で買った株を、現物に変えて2年や3年ほど…持っていてみようかな?…とも考えています。ドラッケンミラーのように…。

カタルの仮説が正しいなら…株価は新高値を更新しても不思議ではありません。いくつかの「偶然」が重なっているのです。故に…そうしてみようかな?…と今は考えています。また直ぐに、カタルの考えはコロコロ変わります。でも今は…そう考えています。

相場を観て…様々に自分なりの仮説を頭に描きながら…相場を楽しめば、株式投資も政治も面白さが増します。

自分が知ることが…自分に「探求心」さえあるなら、人間は幾つになっても成長できるのでしょう。体力的には無理ですが、株式投資は、その辺のゲームより奥が深く面白いよね。

そうして何より、自分の頭の中にある「潜在シナリオ」が、「実際の相場」で実現するなら「無限の利益」を得られます。この世界ランキングは「兆円」単位のお金の話です。

目指せ! 世界ランキング入りなのです。そうして稼いで得たお金は「社会貢献」のボランティアに回せるなら…最高かな? 貧乏人の戯言です。また明日。

「買いたい株は、数々ほどあれど…肝心の金はなし」。トホホ…のカタルでした。



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