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SFの世界、ドローンの演出

昨日のオリンピックをNHKで見ましたが…もう少し工夫があっても良かったと思っています。あの映像は世界に流されているから加工できないのかな?

カタルが創るとすれば…選手の入場行進が長いから、退屈をします。この時間をもっと「別の演出」が出来ると思いました。後で見たTBSの放送は、国の地図など…位置が表示されており、分かりやすかったです。人口、産業など…国のカラーを一緒に報道すれば、名前の分からない国でも興味が増します。更に、オリンピックの「見処」解説と言うか…。選手をアップで捉える工夫など…もっと、いろんな紹介の仕方があるのでしょう。

ですがスポンサーの影響力が大きく…制約があると言います。米国のNBCはこの大会まで4つの夏と冬のオリンピックの放映権料を、43億8000万ドルも払ったそうですから、米国時間に合わせて競技も行われるのでしょう。

でもやはり技術的な興味を覚えたのは、あのドローンの演出です。(前半の映像は花火で、1分半後からドローンの映像)たぶんAIか自動的にプログラムされて…間隔が維持され飛んでいるのでしょうが…風の影響もある筈だし、凄い技術です。まるで魔法を観ているような感覚でした。提供はインテルのようです。

やはりSFの世界の「スタートレック」時代が、これから…幕開けするのでしょう。

昨日、紹介した産業革命から近代社会の米国食品会社の誕生の話ですが、この時代に人々の行動変化が起きました。1869年、最初の大陸横断鉄道が開通しました。オマハ(東海岸の都市)からサクラメント(西海岸の都市)までの 1,756マイル(2,826キロメートル)を結んだのです。

1900年前後は今のような激動の時代でした。冷凍食品の生みの親「バーズアイ」は、折角、急速冷凍技術を確立させたのに…当時は冷凍庫もなく、一般家庭には冷蔵庫もない時代でした。だから折角の発明も時代にマッチしないと、世に出ません。株価と同じですね。時間軸の話が問題なのです。

しかし時代は面白いのです。シリアル食品のケロッグのレシピを盗んだポストの娘は大金持ちになっており、このバーズアイの作ったガチョウのおいしさに、偶然に気付き、彼女がバーズアイの会社を丸ごと買うのです。大胆な行動です。

そうして米国のスーパーに冷凍庫を無償で設置して行き「販売網」を拡大しました。1929年に買収して、社名をポスタム社からゼネラルフードに改名します。腐った食品を食べる時代の話です。1909年に電球が生まれ、GEが買収したのが1914年の話です。電気がようやく生まれる時代です。

このお金で「時代を変える」発想が、孫正義の存在です。彼の「ハロー効果」経営は有名です。彼は優れています。インターネットに電話線で接続していた時代に、NTTなどがしないから…彼は「パラソル戦略」を思いつき、ADSLのモデムを無料で配ります。彼の行動はスーパーに冷凍庫を無料で整備した彼女の行動と同じです。資金力で他を圧倒して時代革新に邁進しています。ここではコロナワクチン開発が、「mRNA」の技術進化を早めた話もお金が時間を早めたのです。同じですよ。

だから…世界の中央銀行がジャブジャブの資金を提供している今は、凄い「時代変化」が加速するのです。こういう基礎知識が、自分にないと相場の読みが出来ないのです。

この「産業革命」により、工場が生まれて人口の大移動が起きで…「都市化現象」になります。東北の百姓が東京で稼ぐために移動するパターンです。しかし都市部では農家はありませんから、食料問題が生まれます。その過程に様々な食品会社が誕生しました。

カタルがオリンピックに肯定的と言うか…。批判する勢力を、揶揄するのは、1993年に起きた「パイオニアの指名解雇事件」の扱い方で、メディアが「間違った方向性」に、国民を誘導したために、その後の「失われた時代」(ゼロ成長の清貧思想の世界)が生まれたと考えています。

当時、既に「終身雇用」も「年功序列」の維持も、不可能だったのです。だから早めに幻想の「村社会論理」である「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代の延長、つまり幻想を望むのを諦めて…日本社会は方向転換をすべきでした。「前川レポート」が誕生したのは、プラザ合意の1985年の翌年、1986年の話です。

しかし政策当局は、村社会の幻想を維持するために、既存の産業構造を守ろうとして「金利平価説」を採用して…澄田元日銀総裁は「低金利政策」を実施します。問題は資産バブルを見逃したことです。その為に金融機関は、「貸し出し競争」をして、地価が高騰してバブルが誕生しました。

ハッキリ言って、官僚が食うために自分達の雇用形態を守るために…強引に政策を維持させようと、抵抗し続けた結果、「失われた時代」が生まれたのです。

パイオニアの指名解雇問題が起きた時に、転換しなくては駄目だったのです。その前の前川レポートの時に、「グローバル価格路線」に転換すべきでした。今でもコメの価格は国際価格になっていません。構造改革を畏れて…前に進めないから、日本の農業が低迷したとも言えます。改革を畏れる抵抗勢力が至る所に存在します。だから…菅政権の携帯料金の引き下げは、ある意味で「素晴らしい政策」なのです。村社会派閥の打破です。故に彼がメディアから叩かれます。当然の帰結です。

確かにオリンピックCMを取りやめたトヨタ社長の意見は、よく分かります。日本で300万台の生産体制を維持するのは雇用を守る為です。更にEVになると…電気は不足します。しかし…時間稼ぎをすることは、社会変革が遅れるとも言えます。その結果、結局、半導体はグローバル対応できずに、日本の産業界から消えたのです。EUは炭素税を導入する動きなのです。寝ぼけた考え方です。

今のオリンピック問題は、1993年に起きたパイオニアの指名解雇事件と同じ構造に見えます。

あの時に、国民を間違った方向性に誘導をしたのは「メディアの責任」です。その為に「失われた時代」が誕生しました。でも抵抗しましたが…結局は、時代の流れは変えられず、「非正規社員」は増え続けました。正社員化は…やはり幻想だったのです。

もし…パイオニアの指名解雇の時に、日本社会が社員の「解雇」を認めれば…こんな時間闘争をしなくて済みます。カタルは、これを「成田闘争」と呼んでいます。結果は分かっているのに…「無駄な時間の浪費」のことを指します。

日本は村社会ですから、「みんなの同意」が必要です。その為の…「根回し」をする時間です。話は逸れますが、この過程で反撃にあったのが…日産自動車のゴーンです。村社会論理派閥の権力を利用して、自己保身を画策しました。

根回しは、時間を掛けて…全員の気持ちの変化を待つのです。村社会論理は、皆が納得する解決策の模索です。だから至る所で…その「妥協の産物」として、本来あるべき姿、合理性のある解答の制度が歪みます。ここでは…消費税を考えると分かります。消費税は10%ですが、食料品は8%の「歪み」が生まれました。公明党のゴリ押しです。

このような…成田闘争の結果、電通の高橋さんの自殺に、繋がったとも言えます。振り込め詐欺、50-80問題など…目先の構造改革を畏れた為に、その弊害として社会形態が変化したのでしょう。カタルはそう考えています。だから…もう成田闘争をやめようと述べています。

「社会のユトリ」を取り戻すために「寛容な社会」の育成が欠かせません。間違いを容認して暖かく見守るのです。その「心のゆとり」を、我々…日本人は持たねばなりません。

カタルも日本人だから…村意識が当然、あります。

110番通報のように…カチンと来ます。同時に馬鹿な行動をした。年金生活者が、パトカーを呼ぶと…いくらの無駄な時間を、創ったのだろう? この抗議行動が関電工の50歳の責任者の行動を、今後、変えるなら…その費用が有益なります。しかし無駄な時間に終わる確率は高く、警察署の改革も、おそらくないでしょう。

だからあのパトカーの派遣料金、無駄なガソリン代や5人の警察官の無駄な時給を考えると、年金者生活者は「社会のお荷物世代」だから、我慢しなくてはならないのではないか…とも考えます。

三菱重工が…日立が…先日は三菱電機の不正問題があったのですね。どんどん日本社会は劣化しています。早く…はやく、膨大な社会保障費を稼ぐために、早く社会変革を急がねばなりません。無駄な時間の浪費をしている場合ではありませんね。米国の株価を観るとNYダウ35061ドルです。業績の伸び率が市場の期待値に追い付いてきました。

カタルがオリンピック問題で、問題の責任者を擁護するのは…実はこのような背景を真剣に考えているからです。

今のNHKも日経新聞の記者も、真剣に日本の未来を思って行動しているのでしょうか? 彼らはいずれも…世間一般では、高学歴で優秀だと言われるから、最難関のメディアに就職できるのでしょう。しかし…カタルに言わせると辞表を書かせた方が良い人間ばかりの集まりのようにも見えます。

理想の社会形成、理想の未来に向かい、カタルは皆さんに…カタルのような「回り道」をせずに…時短をして、賢い投資家になってください。その為に、毎日、綴っているレポートとも言えます。賢く利用してください。

これから…会員レポートを作成します。会員の方は、明日にでも…お読みください。(尚、現在は会員を募集しておりませんので…問い合わせはご遠慮ください。次回は秋(たぶん10月下旬でしょう。)の予定です。)



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