さて皆さんの関心は、「トランプ関税」から「PCE」を受けた…米国株の急落なのでしょう。日本の先物も、米国時間では下げていました。仮に「スタグフレーション」になっても、先の話です。既に、米国内の物価は「便乗値上げ」なので、上がっているのでしょう。
しかし「トヨタ」(7203)の自動車販売は「前倒し」の動きは見られないという報道がありました。基本的に、米国の「リーバスレポ残高」を観れば…分かりますが、コロナ禍で発生した…「流動性」の供給は、ほぼ…「適正値」に戻りつつあります。株価が下げているのは、何も「トランプ関税」だけではなく…通常の形に戻ったのでしょう。
米国はこの「資産効果」を受けてお金を「回しています」。景気はこのお金の「動く速度」の話ですよ。
カタルは自身のレポートで「目指す方向性」は、何も…事前に上がる銘柄を当てることだけにあるわけではありません。今日は。トランプ関税の話は「宿題」程度にして。この「方向性」の話をしましょう。
日本人は、そもそも…自分の頭で物事を「考える教育」を受けていません。戦後、米国の支配下に置かれ「ロボット教育」が行われたのでしょう。文科省が定める「画一化教育」の浸透です。数学の「解」を見つけるためには、「色んなやり方」があるでしょうが、学校では公式を用いた、「統一された解き方」を教わります。最近、終了したTBSのドラマでしょうが「御上先生」の脚本家も、その事に、気づいていたのでしょう。だから日本の教育制度の問題点を、あのような形で「ドラマ」にしたのでしょう。
市場も「似たような」ものです。今の株価形成は「論理的」ではありません。大相撲界と同じで、「村社会論」がまかり通るから…不思議な株価が、たくさんあります。通常は「金利裁定」と言う…単純で、「絶対に儲かる投資」を、機関投資家は見逃しません。しかし、我が国は、残念ながら常識的な人間が、あまり居ないようです。この現象は「昔から」の話です。
大昔…「兼松日産」と言う商社株がありました。2003年5月に上場廃止になったようです。商社の「兼松」(8020)の子会社です。「仕手筋」に狙われて…高株価になったのですが、大株主の「兼松」は、持ち株を売りませんでした。「馬鹿垂れ」なのです。自分たちが、適正な考え方ができるなら、株を売って、その経営権を「仕手筋」に譲れば…良かったのです。そうして…その資金で、別会社を作って「営業」をすれば、儲かったと思いますが、全くしませんでした。
市場で付けられる株価は「公正な価格」であるべきでしょう。
カタルは小手川君の時も思いましたが、偶然、先日はテスタさんが登場数する番組を見て、あれが「株式投資」だと、思ったら「大間違い」だと思います。確かに、カタルより「遥かに」うまく…天才領域なのでしょう。しかし、小手川君に続き…登場するということは、たぶんその「ハードル」は、そんなに高くないのでしょう。
カタルは株価が下がると思っても「空売り」をしません、しかし本来、市場に「あるべき株価」にしようと思うようです。その為に、過去のカタルレポートは「政策批判」に明け暮れました。
ようやく「三菱UFJ」(8306)は「適正株価」の最低水準の純資産価値を超えて、株価は2000円台に入ってきました。でもあと1000円程は上がってもおかしくないでしょう。
カタルは800円を観たときに、「市場株価は間違っている」と思って…まずは「打診買い」をします。更に、しばらくすると株価は下がり…流石に500円台になったので、本格的な営業推奨を開始しました。でも、その500円の株価では、下落は止まらずに…最終的な安値は318円です。
「狂った世界」が常態化します。結局、「時間を待つ」しかなったのです。安倍政権が誕生して、まともな世界に導いてくれました。学者先生は、黒田前日銀総裁を批判しますが、カタルは、安倍さんと黒田さんの「おおかげ」で、普通の世界になりつつあると思っています。
今でも「ラピダス」の資本は、なかなか…集まりません。カタルだって、当初から述べているように、「失敗の確率」が高い…案件です。しかし「お金と進化」が連動することを知っています。どんな困難な事業も、お金の量が、「時代の進化」を決めます。やるか…やらないか…なのです。そうして…一度、決まったら、「文句」を言うべきではなく…邁進すべきでしょう。まぁこの話は、いつもしています。先ほどの話に戻します。

この「三菱UFJ」の月足チャートを観ると分かりますが、この時間感覚が、日本の「村社会」の時間であり、カタルは「成田闘争」を連想して…無駄な時間と言う意味で「成田時間」と命名しました。日本の時間は合理的ではないのです。「和を以て貴しとなす」と言う調和を重んじます。だから36年も時間がかかります。
でもようやく…日本の「構造改革」が本格化しました。「セブン&アイHD」(3382)問題、日本では「牧野フライス」(6135)問題もそうです。更に社会現象では「ラピダス」問題もそうです。「トヨタ」(7203)や「日本製鉄」(5401)の構造改革は、始まったばかりです。ここではカタルは「デンソー」(6902)に注目しています。
何故、こんな話をしているかと言えば…小手川君やテスタさんの目先の売買が、正しい「株式投資」だとは思っていません。単なる「鞘取りのゲーム」です。
最近は「アルゴ」の比率が多くなり、株価の「変動率」が高くなっています。それを利用したやり方です。だからアルゴを規制すれば…彼らの「手法」は、通じなくなります。そんなやり方を、皆さんには覚えて欲しくはないのです。やはりバフェットクラスの投資家が、読者の中から育ってもらえれば…嬉しいですね。
だから「景気循環」の話から…「お金の流れ」の話をしています。「原理原則」を述べているのが、このレポートの主眼です。しかし…それだけでは、面白くないから、「ハラハラ・ドキドキ」の楽しむ運用も加えています。
お金を貯めるのではなく、お金は「楽しむ」ために用いるものでしょう。
今回の京都旅の目的の一つに老舗の「菊乃井」での会食がありました。コースは3万円ですが…サービス料など含め払った金額は、二人で8万円弱でした。でも…噂通りです。もう一度、季節を変えて「秋」に来たい…と思ったのです。今は「枝垂れさくら」が満開で、「ソメイヨシノ」は3分ほどの咲き方でした。でも「こだわり」のサクラのはなびらを使った料理でした。
まぁ、チマチマ…と、人生を楽しめれば、それで良しなのでしょう。もう棺桶が近く…世界への夢は、ドンドン…消えています。やはり「まともな投資」では、時間がかかります。特に日本は、「成田時間」ですから、仕方ありません。
しかし…現実の株価は、「いろんなこと」があります。何故、テスタさんや小手川君の手法を宣伝しないか? あんな…やり方は「邪道」だと思っています。「他人のふんどし」です。

たぶん…こんな値動きも「アルゴ」(アルゴリズム=コンピュータの自動売買)でしょう。論理価格は5920円を大きく超えない…筈です。しかし…今の市場は「目先売買」が主流になっているのでしょう。だから「可笑しなこと」が起こります。カタルは、この事件を「切っ掛け」に、アルゴの「総量規制」に動くべきと言う立場です。株って…不思議なことが起きます。だから「魔坂の事態」に備えあれ…なのです。
「鞘取りゲーム」を増長させるべきではありません。しかし…「流動性」のために、ある程度は「容認」すべきです。今は「負の面」も多くみられます。昨日の日本株相場は、そんな「アルゴ」の影響の「印象」を持ちました。専門家が市場に居ないのです。金融庁は「猛省」をすべきです。
最後にカタルは、今回のトランプ関税は「予行練習」だと思っています。
いずれ来る…「ドルの基軸通貨」問題です。この視点で、今のトランプ関税を観ると…世の中の「市場の整合性」は、納得します。米国の二つのレポートを紹介します。まずは…通常の株価調整の話がこちらで…この後、予定される「米国の減税」の話が出てきました。それがこちらです。
そうして…日本の構造改革の絡む話がこちらです。このような見方もあるから…「下げ方」が大きかったのでしょう。更に流石、中国ですね。何故、トランプが「独走」と言うか「暴走」をできないか? この報道は、その「解」でしょう。
解説する時間がないので、明日にしましょう。たまたま…「コアPCE」の推移が、市場にある懸念を「増幅させた」…と、今のところは考えています。昨日は「デンソー」(6902)を1915円で買いました。でも…1900円でも買えたんですね。ビックリです。
そうして…大引けの1318円で「ジェイドG」(3558)を500株だけですが買いました。意外に…強く見えました。「3Dマトリックス」(7777)、「エムスリー」(2413)も「BASE」(4477)も、なかなか…の値動きです。

「タイミー」(215A)の1600円を買いました。ここから本格的に、来週は「株を買います」。この話もしなくては、ならないが…「後回し」です。嬉しいのが「クックパッド」(2193)です。また「自社株買い」だそうです。
かなり玉が吸いあがっています。「BASE」の鶴岡君は、お金を使って「自社株買い」をすべきでしょう。無駄な資金を、いつまでも…貯めるべきではありません。何か…落ちぶれた「グリー」(3632)の田中君を観ているようです。
ここでは「DENA」(2432)の南場さんに、大きく「水を空けられ」ました。「東京機械」(6355)もそうでしょう。一応、タイミングを見て…また「BASE」(4477)を買うつもりですが、別に急ぎません。既に目標株価に到達しています。
無駄な「深追い」は、避けるべきでしょう。それより一杯…「面白い株」は他にもあります。何故、カタルが「本質論」を語った…株式レポートを書いているか? テスラさんは、素晴らしいのですよ。「天才的」です。しかし所詮、面白くない…生き方です。彼は若いから、今後に、期待します。
お金は使って、なんぼ。「社会貢献」をすべきでしょう。理想社会に向け…市場原理を活かす投資をして「社会貢献」です。その「おこぼれ」を預かって、ノンビリ…温泉に行ければ…それで「良し」かな? お腹は、所詮は一つです。年を重ねると、食べれらません。だんだん…欲望も消えていくから…そろそろ引退が近いのでしょう。
果たして…今後の予測が当たるかどうか…。明日は、本日の課題の「続編」を書きましょう。また明日。