アーカイブ:2016年12月

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カタル:みんな…市場参加は短絡的ですね。目先、株価が強いと思えば買い、弱いと思えば売る。確かに中長期の見通しは、立て難い面があります。トランプ新政権の政策は、まだ始まっていませんから、実際に、どんな形になるか…実像が見えないからです。これまでのトランプ相場は、単に憶測に過ぎないから、市場は実態の裏付けを必ず求めます。

最大の焦点は二つだと思います。一般的には…減税の在り方や財政出動に焦点が当たっているのでしょうが…カタルは金融規制の在り方と保護主義の行方ですね。特にNAFTAの存在が問題です。日産自動車はメキシコの工場から、米国に向け自動車を輸出しています。

この点、ジムロジャーズの解説も納得しています。彼はジョージ・ソロスと共に、ファンドを興して成功したグループです。実際に、彼は、ブツブツのように世界を歩き、実態をつぶさに見ていますからね。この経験は、すごい価値があります。テレビの映像と実際の現場は、まったく違うのです。株取引も、机上論と自分が実際に相場を張る感覚は、大きな違いがあります。大概は…値動きに心が揺れるのですね。それが一般的です。カタルのように…下がったら買い続ける馬鹿は、そう居ません。ケネディクスなどは…毎日、買っていますからね。本日も1000株だけ買いました。まるで「泳げ!たい焼き君」です。

最近は、アークもそうですね。本日も、寄り値で買いました。そろそろ、この水準の売りは切れると思っていますが、まだ実線は下を向いています。昨日は一時138円と高値を更新した後に、下げています。目先筋が多いようで…引けに清算された動きでしょう。本当は…本日、買い気配なら面白かったのに…。駄目でしたね。まぁ、1週間ぐらい…休んでも良い訳です。シャープは現物株だから…面白みがないのです。故にカタルは半分だけ残し、撤退しました。その代り…貸借銘柄のアークを選択したのです。革新機構のようなチャチャを吹き飛ばす事が出来るか…が注目されます。これまでは、彼らの論理ですからね。

この株が、仮に435円を奪回できるなら…民間論理が生きる世界になります。ただ官の論理の資本形成になっており、シャープに似た構図ですね。現状の発行済み株式総数は大き過ぎます。だからオリックスは、償却する可能性もあるように感じています。そのような行動が、株価の背景に隠れているのかも知れません。単なる憶測ですよ。通常は目先の売り物を消化するのは大変なのです。

株と言うのは、どの株もそうですが…目先の2割、3割高水準の売り物を消化するのに…時間が掛かります。その後は、比較的にスムーズに、株価が動くようになります。例えばケネディクスなら600円ほど辺りまでは、重いのでしょうが…それ以上、上の価格帯は、一気に株価が軽くなります。アークなら200円ほどまでは、きっと重いのでしょう。全体相場の水準が上がり、環境はリスクオンの体勢に変化していますが、まだ個人は空売りをしていると言います。だから、何か…ギャフンと言わせる銘柄を作るのが…此処ではセオリーになります。スター株を作ると…一気に、市場のムードが変化します。

なんでも良いのですね。スター株の誕生が待ち望まれます。金融株の乖離調整は、短期間だろう…と思っています。先ずは…年内、一杯でしょう。此処で充分に休めば…年が変わり、年初から金融株がふたたびスターの座に押し上げられると思っています。此処では、その金融株が休む間隙を縫って、スケベ心を起こし…アークと言う仕手系の株を、押し上げるのはどうか?…と言うアイディアですね。背景は…基本的に先進国の回帰論ですね。中国と日本の人件費の価格差も縮まり、更に、日本は「実質から名目へ」変化しますから、生産移転も起りやすいですね。

カタルは革新機構への反感を、市場が示すとも考えています。この意図は…見えづらいのですが…シャープも実は同じ路線です。シャープは革新機構から民間企業の論理であるホンハイの手に渡りました。アークも官の組織から、オリックスと言う民間に移行しました。本来の市場は、市場論理で…物事を解決すべきだと考えています。悪戯に、官が、自己論理を押し付けるから「失われた時代」が長引いたのです。

ライブドアも、ダヴィンチも…民間論理ではなく、消えました。官の関与ですね。一体、彼らの論理が、正しいのでしょうか? 東芝やオリンパスなどが許されて…新興企業が駄目なんて…日本全体の新陳代謝が促進されません。だから失われた時代が、いつまでも続くのでしょう。スピード感が命なのに…。

でも最近は…多少の変化を迎えています。ファナックやトヨタなどは、プリファードネットワークス(PFN)へ出資しましたね。これまでの大企業は、全て自前主義でした。でも最近は、このような兆しがあります。

ソフトバンクの投資ファンドが、秘密主義のアップルと共同投資をするとか…。日本は10億円とか…小さなお金ですが、米国は…数百億円単位で本気です。もっと、日本はM&Aが盛んにならないと駄目ですね。敵対的なTOBでも良いと思っています。時間を有効に使うべきですね。「時は金なり」と言います。

例えばクラウドワークスにも、2100円越えを実現させて資金を与えればいいのです。そうすれば…、一気に時間が縮まります。もう少し…ダイナミックな市場にならないと駄目ですね。アークだって435円の転換が促進され、銀行が資金の回収が出来るなら、彼らの行動も変化します。そうすると…一気に、名目時代のスピードが加速します。

お金は、時間を、早めることができるのです。一人で、いくら頑張っても、時間が掛かります。でも…、もし10人、いや100人で進んだから、一気に時間軸を変えることが出来ます。そんなダイナミックな市場の形態を願っています。清貧思想など…糞食らえ!です。一所懸命に頑張る奴の行動の芽を、摘んではなりません。ある程度…おう、バカをやっている…と笑って、許せる社会の「寛容さ」が、必要なのです。小さなことは、笑って許せる社会が必要です。

今度、証券取引監視委員会の地検上がりの佐渡さんが、交替されるそうですね。彼はリクルートから光進事件、佐川などの証券事件を担当した地検上がりです。このような清貧思想を一掃しないとなりません。人事は、大切なのです。長かった清貧思想が、徐々に融解している様に…感じています。

だいたい…アークなどは、何故、注意銘柄になるのでしょう。この程度の動きで…カタルにはサッパリポンの基準ですね。これじゃ、なかなか仕手戦など生まれませんね。直ぐに「売り禁」ですからね。この株は日証金がオリックスに頼めば…いくらでも現物株を貸してくれます。本当に…日本は狂っています。どうして…岡三などの株不足は良くて…仕手系は駄目なのでしょう。サッパリポンです。

まぁ、良いか。愚痴を言っても始まりません。皆さんは、この事を肝に於いて下さいね。実質成長を重視する社会から、名目成長を重視する社会に変化すると、ゼロサム論理から底上げ論理になるのです。だからアークのような低位株を、今までの感覚で上がったものは下がると思い、空売りをすると…痛い目に、必ず遭います。

過剰流動性相場とは、理屈に合わなくても…ただ株価が安いと言うだけで、買われる世界のですね。カタルは、そのバブル相場に対し、理屈を捏ねて…ただ観ていたのです。だから、何度も述べていますが、金融規制が緩和されたら、過剰流動性の世界に、一気に移行しますから、全体が…底上げになります。馬鹿に、なれる奴だけが、儲かるのです。整然と…理屈や、正論を唱える奴が負けるのですよ。

潮の変わり目を、見逃さないでくださいね。漁師になった気持ちで…大海原を広い気持ちで…見つめましょう。それでは…また明日。



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