アーカイブ:2016年12月28日

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カタル:今日はこれから出かけるので…簡単にします。

相場は高値保ち合いの段階でしょう。もっとも判断が難しいのが、トランプ相場の「グレートローテンション」の見方ですね。仮に金融規制緩和から本格的な相場になるようなら、こんなもんではありません。来年、年が明けると…一気に金融株中心の上げ相場が始まると考えています。この考え方が、第一候補です。アークなどの低位株も同じ金融相場の活躍銘柄です。本日は120円を割れたようですが…この高値圏を維持できるなら、一段高するでしょう。空売りに「歩」は、ないと思っています。

本来、もっと、その現象のスピードが速い展開が見られるか…と期待していましたが、値固めの選択でした。でも本格的な動きにも見えますね。時間を掛けてやるのが最も強いからです。もともと100円割れから、上がったと言っても…本来は130円が、下値の株だったからですね。この考え方は重要で…金融株も、同じようなことが言えます。覚えていますか?

カタルは年初、下がり続ける金融株を観て、「下げ過ぎだ」として…三菱UFJから、配当利回り投資の「みずほ」を、推奨したことがあります。今年の1月の今日の市況を見れば良いですね。結局、目先は駄目でした。でも経済の動きが本格的な回復になれば…必ず、このような結果になります。現状の「みずほ」は215円です。如何でしょう。配当利回り投資とは、こんなものです。時間を掛けても採算に合うのです。

金融株を観ると…結局、ブレグジットの時が、一番安値で、未だに多くの金融株は、純資産さえ回復していません。論理的に…明らかにおかしいのです。故に正常な経済、所謂、「流動性の罠」から抜け出せるなら、間違いなく三菱UFJは2000円以上、みずほも500円を超え800円処を目指すのでしょう。

妥当株価は、そんな株価位置の筈ですね。カタルは述べています。純資産価値に10年分の利益を合わせた株価が、妥当な水準だと言っています。三菱UFJのBSP(一株純資産価値)は1101円で、一株利益(EPS)は63円ですから、この10年分で630円ですね。故に妥当株価は1100+600円=1700円前後と思われます。これが正常な株価水準です。三菱UFJは、前に棒が一つ付きます。

流動性に罠を抜け出せれば…必ず、そうなります。今は、まだデフレの実質経済の時代なのです。株価は正直なものです。株価は世界中の識者が、どうしたら、お金を得ることができるかどうか…考えて、みんなが競っているのです。だから「信頼」の二文字を、安倍政権が獲得できるなら、「1300兆円の逆襲」が当たり前なのです。この1300兆円の逆襲は30年前の地価水準に戻ることを示しています。日本は30年間、資産効果を無視して清貧思想を貫いたのです。

ようやく安倍政権になり、その間違いに気づき、方針転換しましたが…時すでに遅し、日本人、誰もが清貧思想に染まりデフレ認識なったのですね。だから、なかなか名目の時代に戻れません。ようやく東西冷戦崩壊からのBRICsなどの新興国への資金流出がとまり、資金は逆回転しています。トランプ政権の誕生で、この動きが加速されるはずです。「グレートローテンション」と言うのは、そういう事ですね。良く、この辺りの時代背景を認識する必要があります。カタルは述べています。過剰流動性相場にも言及していますね。その走りが「アーク」に観られたわけです。

最近、Vテクが大口受注を受け、株価が戻っています。カタルは半導体の好調さを観て…液晶も仲間だから…株価は、また新高値を更新するかもしれない…と、以前、述べました。半導体はIoT時代の到来を受け、足りない可能性が高いですね。まだ分かりません。現状は中国のスマフォ生産への対応で、目一杯のようです。良いですか、中国だけの…この需要だけで、です。まもなくインドが立ち上がります。この波が、どのスピードで来るか?

一方、先進国の米国の逆襲が、始まります。弱体化したオバマ政権の清貧思想から、強いアメリカを目指し、動き出します。やはり日銀総裁の黒田さんが述べたように、「逆風から順風」に変わる可能性が高いですね。失業率は3%割れになり、人件費は、嫌でも上がり続けます。だから消費も伸びますよ。名目時代になりますね。故にカタルはケネディクスを買い増ししたのです。この辺りの感覚が、理解されるかどうか…ただカタルは、ここ1か月程度のスピード計算を間違いました。

この理由は、日経の報道を重視したためです。しかしDXI指数は、急騰し続けています。13822ポイントですね。本来、東芝が潤うのですが…、原発の処理費用問題で、再び不正会計が疑われており、前科があるので…上場廃止のリスクがありますね。非常に深刻です。公認会計士の資格停止なんて、問題ではないですね。日本全体のモラルが問われます。減損会計程度だけの話で済むのか?…カタルには判断がつきません。DeNAは、笑って許せますが、東芝は二度目ですし、不正会計の問題が急浮上しますね。

半導体が好調なので、会社は立ち直りますが…、モラル問題が、心配です。この考え方次第です。買うべきか、どうか迷いますね。上場が維持されるなら…問題ありません。減損処理は、綺麗にする作業ですね。基本的に、どの会社も含み損はあるのです。年末の株価の節税対策を連想すれば…分かり易いですね。でもある意味で、この節税対策は逃げでもあります。含み利益を抱えて、越年するわけだから…。カタルも、ケネディクスの宮島さんを批判する資格が、ないかも知れませんね。宮島さんと同じ行為をしたわけです。未来の利益の保全をしたわけですからね。

まぁ…そんな事で、この辺りで…本日は終わりです。クラウドワークスの880円が売れましたね。だから関門の866円を抜いたわけです。株価は正直ですね。キュレーション問題での売り上げの落ち込みは、そんなに大きくないのでしょう。

逆に本業の副業認定が、本格的に始まり、この伸び代は…非常に大きいですね。だから4ケタ以下は…何処でも、大丈夫なのでしょう。チャート的には、これで…下値が確定したはずです。直ぐに株価が上昇を続けるとは思っていませんが…、決算数字が良ければ…意外に早く1300円処のシコリを取りに行く、可能性の時間が早く訪れるかも知れません。

さて時間です。本日は、此処までですね。一番大切なことは、トランプ政権誕生でグレートローテンションの見方を、どう自分で捉えるか?…で、今後の投資方針が変わるのですね。自分が、この問題をどう考え、どう決断するか…此処が、来年のキーワードになります。それでは、また明日。



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