アーカイブ:2017年3月

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かたる:しかし…株式市場と言うのは、面白いものですね。トランプ政権の実行力を問うたり、森友学園の話しを材料にしたり…あまり相場に関係ないように感じていますが、基本は株価位置の確保が弱いか、強いか…を確かめる為に、何度か揺さぶるのでしょう。材料が出現してその材料の消化具合を見て…相場の居所を判断するのでしょうね。

昨日は「仕掛け筋」の話をしました。所詮、仕掛けている当人たちも、未来は分からず…どの路線を相場が歩むかは、試行錯誤なのです。だから自分以外の誰かが、壁になっている売り物を買ったりすると、応援された気になり、俄然、勇気が湧いてきます。故に、複数の仕掛け筋の関与が、相場には欠かせません。

カタルはデスカバリー・ジャパンで、車のレストアの番組を観ますが、オークションサイトでの入札に似ていますね。電話入札など…数件入り、場内からも2人から3人程度の入札者がいると、ドンドン価格は上昇します。でも結局は鑑定眼が、モノを言います。価格には色んな価格があり…時間価値が最終的に、その評価を決めます。1年も2年もその水準にとどまっていると…それが地相場と思う訳です。

株がある日突然、人気になって上昇を始めますが、この動きが続くかどうか? 目先筋はその動向を気にします。人気になった株が、暫く、その株価を保ち、時間が経過すると、どんどん株価の信頼度が増してきます。だから休んだ後に、仕掛けた方が、断然、信頼度は増しますね。その見極めが問われます。カタルは失敗したと言うか…継続しているカタル銘柄のJ・TEC、ユビキタス、クラウドワークスは4ケタ以下の株価評価は間違いだと思っています。今の所、ユビキタスだけが…この水準を割り込んでいます。

ケネディクスもカタルの心の中では4ケタ評価なのです。何故なら、いくらお金があっても稼げる不動産は限られています。今では、誰も地上げの苦労を知りませんが…地上げは大変なのです。いくらお金があっても…土地は買えるものではないのです。人間には感情があり、価値観は様々です。だから頑固おやじが一人いるだけで…何十億円、場合によれば、何百億の資金が無駄になる事もあるのです。

纏まった土地が…しかも兆円単位の不動産を、自由にできる価値は凄いのですね。何れ、間違いなく眠れる獅子は動きます。事実、その兆候は至る所で観られます。孫さんの感覚は、代表的な先駆者でしょう。彼は自己資金で2013年にティファニービルを買いましたね。この辺りが日本の分水嶺なのでしょう。

多くの馬鹿は、実際に動き出すとワイワイ言い出しますが…流れは事前に決まっており、どのスピードで進展するか? 有機ELを見ると、良く分かりますね。カタルが上京した時ですから、1990年前後に試作機は完成していました。でも…なかなか量産化できなかったのです。ソニーの出井さんは、この判断を間違い、薄型テレビへの参入が遅れました。キャノンは資金力を駆使して、当時、ベンチャー企業だった有機ELの製造装置メーカーのトッキを買収しましたね。この間、20年近い歳月が、掛かっているのです。まるで薬の世界と一緒です。

時代の読みは、難しいですね。カタルはキャッシュレス社会の構築を、ずっと述べていますが…なかなか進展しません。今では、中国の方が進んでいるようです。日本は世界に先駆け…スイカなどの仕組みを構築したのに、それを活かせないのです。馬鹿な官僚たちです。誰も一旗揚げようと思わないイエスマンなのでしょう。だから空気を読んで勝手に行動し、森友学園問題になったのかも、知れません。「空気の研究」は面白いですね。日本独特の村論理かも知れません。忖度(そんたく)なんて…言葉が、あるのですね。

実は本日も三菱UFJを710円で買いに行きましたが…此処が安値で、買えているかどうか…。昨日、買っておけばよかったですね。昨日は500株だけの貧乏人の行動でした。まぁ先の事は誰にでもわからず…ケセラセラなのです。(今原稿を読み直し相場を見たら…710円を割れているから、もう500株を、今日も買いました。)

そんな感覚か、シャープの成功に気持ちが動いたのか…、カタルが東芝にTOBを掛けろと言いましたが、やはり…村上ファンド関連のファンドが、株を集めているとか…。でも…ね。33%だったかな? 最低は…必要です。本当はTOBの方が、筋は通っています。このケースは、シャープ程…関心はありません。日本の中枢部は駄目ですが…新興企業の進化は目覚ましいものがありますね。結構、M&Aが盛んなのです。基本はお金なのですよ。

進化のスピードを速めるためには、お金が必要です。一人より、5人、10人で実験を繰り返す方が、格段にスピードが上がります。だから大企業には、ベンチャーは勝てません。故に米国は技術評価が高く、収益を上げてない企業でも、大企業が高値で評価して買収しますね。つい先日も…インテルがイスラエルのモービルアイを153億ドルで買収しました。

日本は、過去、日本空港ビルなどで、この動きを否定しました。だから、なかなか進化が進みません。だんだん幸福感も薄れ、世界競争に負けるのです。森友学園や豊洲などの後ろ向きの反省に、悪戯に…メディアが野次馬根性を発揮し過ぎる為でしょう。

過去より、未来の報道を増やしましょうね。そうして、寛容な社会構造の定着が望まれます。基本は、社会に不満を抱いているから…妬みで、他人を許せないのです。ブレグジットやトランプ現象ですね。「寛容な社会」の育成が、人類の進化を早めます。お金など…どうにでもなるのです。1億円の資金が、今では、なん兆円なのかな? 孫さんの金融マジックに続く、若者が大勢出て来て、社会の変革を望む次第です。

最初は利食いを優先しようと思っていたクラウドワークスですが、時間の経過とともに…買いたい心理に変化してきた、自分が存在します。もともと1300円台でも2100円越えを狙って買った口ですからね。でも面白いものですね。だんだん4ケタ以下で買えなくなると…仕方ないから、上を買っても良いか…と思い始めるのです。この人間心理と言うのは実に、面白いですね。時間と言う魔法が、株価評価を変えるようです。

たぶん、いつでも1300円台の奪回は出来るので…、カタルは時間を掛けた方が良いと思っています。その方が、綺麗に相場は立ち上がる筈です。「慌てる乞食は貰いが少ない」と言います。どっしり構えて、目先の売り物を、拾えばいいのでしょう。その内、相場を抑えきれないようになります。出来高の減少でも相場が上昇しているのは、玉が集まっている現象の一つでしょう。

でも場の気配を見ると、まだまだ目先筋の売り物は多いようです。こいつらは目先筋だから、時間を掛ければ良い筈です。そうすれば…痺れが切れますね。正座をさせればいいのでしょう。まぁ、カタルがやっている訳じゃないのですが…そう考えています。でも全体の相場展開も影響を与えますからね。「機を逸する」と言う言葉もあるし…。所詮は、未来は見えず、難しいのです。

今日は、何故…強いのでしょう。今の日経平均株価は180円高の19265円ですね。まぁ、ブツブツ投資は、どっちでも良いのです。上がって良し、下がって良し…程々の展開ならどちらにも対応できますからね。狙っている株もあり…そろそろステップアップして欲しいような気持ちもありますし…。微妙な心理です。さくらは、まだだから…花粉症もきつく、でも、もう半分以上、この嫌な季節は経過しましたからね。桜が散る頃は…相場の方もスッキリするかな? それでは…また、明日。



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