アーカイブ:2017年3月8日

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かたる:市場には、毎日、いろんなニュースが流れますが…その読解力が求められます。それぞれニュースの解釈は、読者により違います。書き手の意図と違う解釈もありますが、日本人の多くは…流れるニュースを鵜呑みにします。株屋の世界に長く身をおくと…自然に、ニュースの内容が事実と違う事が…時間の経過で、後になり…分かるようになります。

カタルは、本来は、まともな感覚だったのですが…何度も、騙され続けると…自然にニュースの背後に隠された意図を、考えるようになりました。何故、この時期に、このニュースが報道されるのか? …などの様々な背景を考えるようになり、尚且つ、別の視点のコラムを探し、その別の考え方も読むようになりました。

だから…株価が上がるためには「仕掛け人」の存在が、不可欠だと述べているのです。所詮、人気などは、自然に任せておいて、持続する道理がありません。ほら…良く芸能人のスキャンダルを報じられたり、脱がない筈の女優が、ヌードになったりしますね。結局、話題を常に提供できるかどうか…。飽きさせない工夫が必要なのでしょう。人気などの継続は、なんか…裏が、あると思っても良いのだと思います。

NHKは、事あるごとに、震災者の特集番組を組みます。カタルは、いい加減に、このような報道は止めるべきだと思っています。確かに不幸な災難で…被災者は可哀そうです。故に何らかの…支援は必要です。でも既に6年ですからね。同じように、事故や病気で家族を亡くされた方は大勢います。でも此処まで手厚く、保護されることはないと思います。どんなに悲惨な目に遭っても…本人の努力により、自力で這い上がってくる人間も居るのです。いい加減に、前を向いた報道姿勢に変化すべきでしょう。

カタルの友だちが、財務省に居り、災害復興の予算を作っていました。三宅島の噴火の時だったかな? あれほどの予算を付けて、現状復帰を目指すのは、おかしいんじゃないの?

更に、三宅島をラスベガス化して、土地を売れば…良いと言ったのです。そうして、島民には直接、お金を渡した方が、余程、生活支援になると思うけれど…と、意見したことがありますが、原理原則は、前の姿を取り戻すのが仕事だ…と言っていました。無駄なお金を使うものです。兎に角、すごい金額なのです。

考えてみると…人間と言うのは、常に…後ろを見ているのですね。これまではこうだったから、これからも、こうすべきだと言う考え方が、基本になっているように思います。だから、株価の急落の折には…高値が○○まであったから、此処なら買っても大丈夫だと思い、買いが膨らみ…調整が長引きます。まさに小野薬品のケースなどは、この代表事例でしょう。

東芝の混乱も、合議主義の山本七平が書いた「空気の研究」の…「場の空気」により、物事が決定された故の混迷なのでしょう。日本が戦争を選んだ理由も、そうなのでしょうね。今の北朝鮮と同じで…経済制裁に遭い、どうしようもなく…最後の決断をした結果が、太平洋戦争なのでしょう。局面の打開と言うのは、並大抵の意思では実現できません。故にオーナー社長の株価は強いのでしょう。でも創業者が消えて、いつしか…みんな劣化します。その点、徳川政権は凄いですね。良く続いたものです。

さて…カタルは、本日の日経新聞の一面の三菱UFJの自己資本比率の低下を読み…「インフレを忘れたカナリア」を想い出しました。カタルが入社した時代、6.1%国債を売るのに苦労した時代でした。信じられないでしょう。カタルは第二次オイルショックの時に、証券界に入り、販売した国債です。元本保証を謳い、販売したのに…お客様が途中解約され、額面が割れた現実を見て…こんな詐欺のような業界は、辞めようと思ったものです。カタル自身が新入社員で、小さな証券会社なので…教育もされず、言われたまま販売したのに額面割れです。

最近、カタルは「眠れる獅子」(動かない558兆円の資金)の話を、時々…しています。昨日の日経新聞には、「シムズ理論」が掲載されていました。カタルも、知りませんでした。此方に解説が載っています。要するにインフレ率を上げるまで…財政出動をしろと言う事ですね。カタルは、てっきり日銀が国債を償却する事か…と思いました。今は、「財政ファイナンス」ですからね。

この記事と…本日の日経新聞の米国債の下落(金利上昇)で、損害を受けた三菱UFJですね。そうして偶然にも…ケネディクスが朝から…買い気配でした。アレレ…全ての歯車が、回るのかも知れませんね。カタルは今朝、一面の日経を見て、直ぐに「眠れる獅子」を連想しました。

偶然は重なるもので…滅多に電話が来ない神主さんから電話を、今朝…貰いました。きっと…昨日のケネディクスの株価が下がったので、心配になったのでしょうが…カタルは、従来からの持論である「インフレ論」を述べました。トランプ政権誕生により、カタルは直ぐに金融規制緩和から…これまでの行き過ぎた金融規制が解除され、総資産の拡大が起ると思いましたね。つまりインフレです。この事を…諄いほど、述べています。

神主さんには、相変わらず…同じことを言いました。3%に回るみずほを買っておけば良い、そうしてケネディクスの話しをして、眠れる獅子の話をしました。ついでに今の時代には、珍しい行動をしたユニデンの馬鹿たれ社長の藤本さんの話をしたのです。藤本さんは昔の経営者で…我が儘な社長です。近年、銀座にビルを買い、不動産業を始めましたね。昔は、この手の連中が、多かったのです。桃源社に、秀和など…掲げればキリがありません。でも長い「失われた時代」になり…三菱UFJは、この低金利の国債を買うのですよ。このご時世なのに…。トランプ氏が誕生したのに…ですよ。

三菱だけで、ないですね。昨日は三井住友を批判しました。アホたれ社長ではない…頭取です。東芝だけでなく…全ての産業の経営者は脳足りん…ですね。言葉の表現が悪く…ゴメンね。

逆に昨日、リストを見ていたら…「東リ」(7971)が、浮上していました。カタルのこれまでの感覚では…万年100円台の低位株だったのです。実は…このような会社も、たくさん出てきたのです。今では、すっかり利益を上げて…定着している古河電池も、少し前は…万年、低位株でした。社長が変われば…会社も変わるのですね。村論理でゴタゴタする伊勢丹三越を見ると、村論理も限界点のように見えます。

本日の日経新聞には、明治機械が46年ぶりの復配との記事を見ました。昨日は、大林組もリストアップされており、久しぶりに業績数字を見たら…なんと一株利益が100円台だそうです。先日の川岸工業と言い…久しぶりの動きですね。ブラックロックが、東芝の株式を貸しているとか…。シャープの4倍化とか…。いろんなニュースがありますが…読者の皆さんは、もっと場を見て、ニュースを、関連付けないとなりません。

ケネディクスは、これまでの板状況は、この株価水準だと…いつも200万株近いオーバーの売り物が存在していました。でも今は…。今日は株価が高いからなのでしょうが…オーバーの売り物は、僅か547千株で…アンダーの買い物は637千株なのですね。株価は…なんと454円です。久しぶりに、利食い圏に入っています。事実、カタルは寄り付きから1000株ずつ売っています。果たして、どこまで…売れるかな?

でも…本当は買いたいのです。単に、ポジション調整の為の売りですね。上がると思っても売り、下がると思っても買う、この姿勢も…ブツブツ投資の一つです。それでは…また明日。



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