アーカイブ:2017年9月

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かたる:今から思えば…やはり200日線が「分岐点」だったわけです。結果論は、誰にでも言えますが、その場の判断は、難しいものです。三菱UFJの650円台は、幾らでも買えたのです。100万株でも…200万株でも…。それが700円台なのですからね。果たして…講釈を述べる機関投資家さんは、あの時に、実際、動いたのでしょうか?

日経平均株価の日足推移

昔、カタルが、法人マンの頃、ある金法にお邪魔したのですが、その運用担当者は、偉そうに…講釈を述べるのです。そのくせ…投資信託をお願いすると、バーター取引で、おたくはCBを、いくら付けてくれるの? 野村さんは1億付き合うと、5000万付けてくれると言うのだけれど…。カタルは、「うちは小さな会社で100万程度しか、僕の一存では約束できません。」…と言うと、「けんもほろろ」の対応でした。

日本ではGPIFが、年金運用をやっている訳ですが…彼らは幾らでも買えるのです。あのようなポイントの場面では、通常はインデックスを、何発か…入れる筈です。結局、あのような場面で、多くの人が株を買わないから、少し状況が落ち着くと、本日のように高値を追う訳です。でも本日は、株価が2万円台と高いのですが、選挙なら…指数がガンガン上がることはなく、押し目を待つのが、正しい戦略だと思います。

前回、200日線攻防で述べましたが、「名目時代に日本経済が移行しているか、どうか?」試されていると…カタルは、あの時に述べました。これで俄然、名目時代の様相が、一段と強いことが確認されました。だから「ケネディクス」が連騰を続けている訳です。

この上昇波動は、実際に…誰かが株を買っている様に見えます。前回、7月の時は、演出みたいなイメージでしたが…今回は、違いますね。仕手筋に加わった人は分かると思いますが…ある程度、株が吸い上がると…株価と言うのは、面白いように上昇します。

どんなに重い株でも、市場に出回っている浮動株と言うのは、そう多いものではありません。日本は、未だに村論理の意識が、高いですからね。何れ…必ず、株の吸い上げ効果が出てきます。ある日、突然、ストップ高を連発するような相場に、発展すると信じています。故に、カタルは4ケタに乗せるまで、買い増しを続けると…前から宣言をしています。

株式投資のやり方は、様々です。目先の人気株ばかりを狙い、1買い2ヤリと言うディーリング感覚で、日計りを専門にする投資家も、多く存在します。イナゴタワーを作るバッタ集団ですね。証券マンは、そんな銘柄で高値のカス株を掴むと…顧客を失います。故に、必ず、時代背景や企業業績の背景がないと…株を薦めません。今は半導体なども…その範疇ですね。長い好調ぶりです。市況は上昇を続けています。中国がこれだけ大増産を続けていますが…なかなか市場は落ち着きません。

スマフォなどは、毎年モデルを替え…寿命が短く新陳代謝が激しいですからね。今度はAIスピーカーなどの需要も、相当あるのでしょう。VRなんかもあるし…日本のテレビは、4K、8K時代に移行し…半導体の使用量は、ドンドン増して行きます。車もそうですね。今では…殆どの車が電子制御されています。センサーも好調ですね。ソニーの収益を支えています。

そんな環境なのに…信越やSUMCOは、なかなか本格的な増産投資をしませんね。チビチビのイメージです。でも市況ものは…恐いからね。海運市況や資源など、大幅な利益を計上した後、必ず、大幅な赤字計上になります。この手の市況ものは、赤字の時に買って…大幅な黒字計上の時は、利食いをして、ジャンジャン証券会社が推奨する事になると…空売り銘柄に変化します。

問題は、お金の量です。FOMCではテーパリングの実施で…どの程度、マネタリーベースが減るのかどうか…。金融規制が緩和されるなら、問題はありませんが…今の厳しい金融規制を維持したまま、削減すると「ダリオ時間」も復活します。

もともとイエレン女史は清貧思想論者です。この辺りが見えないから、なかなか米国金融株の動きは、鈍いままです。しかしテーパリングが実施されると、通常は米国債の金利が上昇し、利ザヤが拡大しますから、金融株にとって「プラス」との見方もあります。

この年末から来年は、米国債金利の動向に、注意が必要になります。勿論、賃金や物価動向などが…重要なキーワードです。皆さんは、銘柄を知りたがりますが…時代背景が見えるなら、銘柄探しなど…実に簡単なんです。問題は、どの程度のスピードで進化するか?

日銀が量的緩和を実施し、尚且つ、リートやETFを買うのですよ。常識的に考えれば…地価が上がり、株価も上昇します。だれも日銀には勝てません。それなのに…一番恩恵を受けるケネディクスの株価は、4年間も横這いのままです。まぁ、経営者の資質もありますが…通常は5倍や10倍になるのが、当たり前です。だから…カタルは、アベノミクスの成否は、ケネディクス次第だと述べているのです。これだけ見ていれば…政策の動向が分かります。

なかなか動かないと言う事は…「流動性の罠」に嵌ったままなのです。しかし省力化投資など…ようやく動いてきました。今までは、お金があっても動きませんでしたが…ようやく、その氷山が溶け始めています。長いデフレのボックスが崩れますね。38915円の奪回が始まります。

日本だけが…永遠と市場原理を拒否し続けてきたのです。故に、世界のランチは2000円になっているのに…日本だけは、ワンコインなのです。「失われた時代」の30年は4.322倍なのです。これは5%の複利数価係数です。つまり日本だけが、デフレを堅持し、清貧思想を貫いた結果です。カタルが市場原理は5%程度の上昇が世界基準だ…と、述べているのと一致しますね。NYのランチは2000円なのです。

ちゃんと…自分の頭で考えれば、株価が下がった時も、勇気を持って買えるのです。まぁ、カタルも偉そうに言えません。いつも自身のシナリオに自信を持っている為に、常に目一杯の勝負を張っている為に、少し株価がぶれると…直ぐに追証懸念が生まれます。先日もケネディクスを安値で投げていました。あの安値を投げて…余裕が生まれると、この高値で買う訳です。まるで…馬鹿「丸出し」です。本日も2000株、寄り値に買いました。トホホ…。馬鹿なカタルです。

まぁ、馬鹿も、いつまでも続ければ…その内、時代の方が馬鹿になり、カタルの馬鹿と同じに染まり…カタルが正常になるかも知れません。こうなりゃ…最後まで、死ぬまで貫くしかありません。その内、インフレになる事もあるでしょう。トホホの馬鹿カタルです。

中途半端に未来が見えるから…自分のシナリオに自信を持つわけですね。自身のシナリオが当たり続け…銘柄の動きが、鮮明に見えるのです。故に、先日は…あのス安値のDeNAを損切りして、夢テクを買いに行ったのです。でも片方は2000株だから400万ですが、買った方は、たった1000株で、70万ですからね。これが追証の現実です。トホホ…。

一つのアイディアですが…。FRBは、この9月テーパリングを実施する予定です。米国債の償還分を再投資せずに…お金を引き上げます。故に、買い需要は減りますから…金利は徐々に上がりますね。そうなると…貸し出し業をメインにしている銀行の利鞘が増しますから…業績の改善になります。故に、ようやく、邦銀株の上昇がスタートするかもしれません。何れ…そうなるのです。

本日、夢テクは安いようですが、一度、889円の壁をクリアしました。今度は恐くありませんね。下値を付けたら…ジャンジャン、買えばいいのです。目先の利食い調整、所謂、乖離調整はありますが…新高値の更新は「自明の理」です。まだ…買ってない人は、先ず、100株だけ買って、下がったら買い続ければいいのでしょう。

700円を割れるまで、買えるようにすれば良い訳です。10円ずつ100株ずつ買うと、今の株価が863円ですから、15回買い下がれば良いですね。本当は下がるたびに買う株数を増やすと良いのです。ブツブツ投資です。どの高値の株も、そうですよ。先ず、良いと思ったら、何でも良いから…先ずは、買う事ですね。

それから、考えればいいのです。証券マンは特にそうですよ。上手に買おうとか…上手に売ろうとせずに…売りたいなら、先ず株数を減らし売りなさい、同じように…買いたいなら、先ず自分自身の力量配分を考え、行動する事です。

多くの読者が、損をするのは、上手にやろうとするからです。自分は相場が下手だと思い…先ず諦めることです。所詮、神様でないから、高値や安値など分かりませんよ。

「下がって良し、上がって良し、どちらでも良し」…なのですね。そうして、心にユトリを持ち、株の売り買いをすれば良いのです。簡単ですね。株で儲けるのは実に簡単ですよ。本日、カタルは9連騰するケネディクスを買うのに、躊躇しました。だって通常はそろそろ下がりますね。そう考えるのが普通です。

でもカタルは2000株ですが、買い増しを実行しました。宮島さんは、そんなに好きではありませんが…日本経済の行く末を考えると…この株が4ケタの乗せ、2000円、3000円にならないと…日本は本格的な名目時代にはなりません。

何しろ、「失われた時代」は30年ですよ。たった5%で4.32倍なのです。分かりますか?この時間の概念が…株式投資と言うのは「ギャップ」を探すゲームです。誰もが気付いてないギャップの拡大を突くのです。

さて今日は…この辺で、お終いです。カタルのレポートを、毎日、読んでいれば…日経新聞の記者より、ずっと経済に強くなります。彼らは素人です。やはり実践投資には…敵いません。それでは…また明日。



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