アーカイブ:2019年2月

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かたる:昨日は先週末の信用残が発表されました。アンリツは売り残が膨らみ142万株と…先週から104万株増え、一方買い残は250万株と36万株減りました。この後は両方とも…信用買い残も、売り残も拡大して株価が上昇するのが…仕手化の基本的なパターンです。この時期はクリスマスショックを受け、期待感が剥落したので、このような市場心理が相場上昇の源になると思われます。「疑心暗鬼の前進模様」と言うレポートの意味は、このような形での推移を述べたものです。

どの株もそうですよ。例えば「サイバーダイン」です。カタルは昨日、750円で200株を買った玉は755円で売りました。買った後、その後604円まで叩かれました。最初の買いは、たった200株ですが…それでも「清水の舞台」から飛び降りる勇気が必要でした。その後700円で300株を買い500株にして、そうして680円では500株を買い、更に642円だったか? いくらだったか忘れましたが、後場寄りにもう500株を買い下がりました。

その翌日に604円(1/30)を付けたのです。また買うつもりでしたが…迷っていました。理由は理屈に合わない割高株だからです。だって20億円の売り上げで1400億円近い時価総額です。どう考えても正常な判断ではありません。

この幹事は日興証券だったかな? 馬鹿な審査部です。どうしてこんな株価で上場させたのか? カタルに常識的な解説をしてくれないと困ります。金融庁は、スルガ問題より此方の方が「詐欺事件」のような実例でしょう。

東証にも同様の罪があります。仮に売り上げが10倍の200億円になっても、時価総額が多過ぎます。毎年、売り上げが5倍、10倍…伸びるなら分かりますが、2倍程度では理屈に合いません。だからカタルは…買い増しに迷ったのです。明らかに…空売り筋に理論的な分があります。

でも相場は魔物です。一時的には4ケタ台に戻ってもおかしくありません。だってモルガンは578万株、ゴールドマンは313万株、クレディースイスは212万株も…持ってない株を売っていると言います。1000万株を、どうやって買い戻すのでしょう。

サンバイオも夢だけで…株価を押し上げました。その結果が、この有様です。理論的な背景がないと…梯子を外されたら正常な人間の買いは、なかなか入って来ません。でも…ね。ノーベル賞学者らが設立したヘッジファンドのLTCMは、一時的な価格で資金ショートしました。理論が正しい訳ではありません。

他人資本を利用する恐さは、この資金ショートです。ソフトバンクのCDSがリーマンだったかな? その前だったか…忘れましたが、その保証料が高騰した理由は、危ない会社なのです。ダヴィンチの金子さんの理論は、正しかったのです。でも一時的な金融の混乱が、会社を上場廃止にさせました。

世の中、まさか、真坂、魔坂の現実は、本当に起りえるのです。だから本物になり得るためには、様々な関門を、何度も…何度もその試練を乗り越えないと、なかなか本物にならないのでしょう。サイバーダインを、何処で、再び買うか悩ましい…。

それに続き、打ち出したBBタワーの株価が調整入りしていますが、ひょっとすれば…アンリツの出来など見ると…一気に、再人気になり新高値を付ける可能性があります。このBBタワーは、アンリツの相場の出来に左右されます。何故なら、5G関連の側面を持っているからです。 誰もが2000円以上する株を買う事は出来ません。でもBBタワーなら100株で3万円ですから、誰もが相場に参加できます。

5G関連などのテーマ株は、どんどん…その輪を広げるのでしょう。昔、カタルが証券会社に入社したころ、第二次オイルショックの最中でした。その時に日本石油株は暴騰して行きます。東シナ海かな? あの辺りで盛んに試掘をするのです。そうして油兆があったとか、なかったとか…で、石油株が乱高下をして、終いには関係がない石油の精製会社の株価も上がる始末です。

株式市場はサンバイオだけに限りませんが、材料が偽物でも…株価が上がり相場になります。だから空売りが多いサイバーダインも、もう一度、再参加してみたいのです。博打でも良いのです。むしろ博打の方が面白いかも知れません。

昨日はカタルが会員向けレポートで紹介した銘柄が、ストップ高しました。Hの事ですが…ようやく間に合った思いです。この所、タイミグを外しています。でもサイバーダインは日々の解説していたために、乗った人も多いのでしょう。でも最初の519円の時はどうかな?

カタルは証券マンでしたから…手数料マシーンでした。結構、目先人気の銘柄を当てるのも上手い方だと…自負しています。でも所詮、目先は目先です。そんなに自信がないから…ストップ高したHもカタルは参加しましたが…昨日はストップ高する前に利食いをしています。 相場が暖まれば…いくらでも、この程度ならご用意できます。でも今の環境で2倍、3倍の株を求められても無理です。

素人が儲かるためには、株価が最低で2倍、ともすれば5倍でも、充分な満足感を味わえるか…疑問です。でも今の環境下で、そんな株を求める方に無理があります。だから売り買いの仕方が重要になります。今回、カタルは会員向けにサイバーダインの実例の売り買いの仕方もレポートしました。実際は、その程度なのです。それは相場を、確かめながら取り組んだ姿勢で…腰が引けた参加だからでしょう。でもこの春にも仕掛ける銘柄は、本格的な相場になる可能性が高いです。果たして…どうなるか。

カタルは述べています。今は逆金融から逆業績、ひょっとすれば延長論か進化論か…はたまた日本だけに限れば金融相場に移行出来るかもしれません。「名目時代の確立」です。今、国会では統計問題の質疑で揉めていますが、これも名目時代の確立を、認識させる材料になる可能性があります。布石です。囲碁をやる人は、布石の意味を理解できるでしょう。

さて本日の日経にも載っていましたが、何故、一面に書かないのでしょう? 伊藤忠のデサントへの敵対的TOBの話です。この話と日産のゴーン事件、更に東芝の問題と…みんな根っ子では繋がっています。日本の経営者は株主を軽視し過ぎです。長い間の「株式の保ち合い」で緊張感が薄れています。

一所懸命に資本を使い利益を追求しているかどうか…。疑わしい経営者は多く、TOB元年になると良いと思っています。2兆円も使っているのに、たかが100億円の利益? 1%で200億円なのです。何の話か…分かりますね。

株式を公開している以上、真剣に経営をすべきでしょう。そうして株主還元を毎年、すべきです。デサントの経営者は、所詮、雇われ者なのです。会社を私物化してはなりません。

一杯、ヒントを満載させている為に…論点が飛んでいますが、それぞれ意味があり、ヒントが隠されています。読者が考えながらレポートを読んで相場に参加して下さい。証券マンなら、当面、「アンリツ」の一本勝負で良いのでしょう。果たして、この相場の出来がどうなるか…見ものです。恐いでしょう。通常の人間は、絶対に株を買えません。昨日は利食いをしましたが、もう一度、買ってみるかな?

怖いから100株に留め、しかもみんなと一緒に参加するために、後場寄りで、このスッ高値を100株だけ…実験で再び買ってみます。たとえ高値を買っても…売り買いの仕方次第で、トータルでは必ず、儲かるのでしょう。同じ材料、ヒントでも売り買いの仕方が重要だと言う証明をします。出来ることなら、一度、下がることが望ましい。2000円割れ程度まで…かな?

証券マンの皆さんは、顧客が、必ず言います。こんな高値を買えるものか…もっと安い時に教えて欲しかった。こんな時は無理をしない株数、顧客が10万単位なら、先ずは1000株を買ってもらいます。そうすると、顧客は「1000株程度買っても意味がないから嫌だよ。」…と言いますね。でも「お願いします。実験をして下さい。」とカタルなら続けます。

50円ずつ下がったら、最初は2000株、次は4000株、その次は8000株、そうして16000株と買ってもらえばいいのです。必ず、「初押しは買い」に繋がり…その努力が大儲けに繋がるかもしれません。それが…相場と言うものでしょう。

先ずは…下がる事を前提にして、買い方に参加します。出来高バランスからみて、そろそろ一回下がっても不思議ではありません。リレーのように5G関連の襷がバトンタッチされる相場をイメージしています。次は古河電工か、BBタワーかな? 狙いは当たるかどうか…。

それでは…また明日。おお~SUMCOが切り返しています。



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