アーカイブ:2019年2月3日

疑問の解消

昨晩、会員向けレポートを書き「進化論」の話をしている時に、債券金利のイメージが想定シナリオと違う現象を示しているのを発見し、どちらが正しいのか…分からなくなり、疑問にした課題を早急に克服しないとなりません。一般の読者は、何の事か…分からないかもしれませんが、カタルの勉強の為の原稿なので…辛抱してください。

カタルの疑問は「進化論」が進むと…債券相場がどう動くか?…と言うテーマです。通常、未来の成長率が高いから、長期金利が高く、短期物の債券金利は安いわけです。この金利差を「スプレッド」と言います。

通常の経済状態では、10年物金利は2年物金利より高いのが正常な状態です。その差が大きい程、経済成長率、所謂「GDP」は、大きく上昇していることになります。

経済活動はどうしたら、付加価値を付けることが出来るか? …と言う競争です。

その為に市場経済では単純に競争をするより、より多くの効果を上げるために、様々なマジックが用意されています。その最もポジティブなものは「資産価値の上昇」でしょう。株式や土地が資産の代表格で、他に金や現金など…最近は仮想通貨も資産のうちなのでしょう。資産価格の上昇は、馬のえさである「ニンジン」のようなものなのでしょう。ニンジンと言う果実があるから、人間(馬)は一所懸命に走るわけです。「失われた時代」はこのニンジンが消えました。

もっとも付加価値の高いのは芸術でしょう。カタルには理解できませんが、真っ白なキャンバスに絵の具を塗り、付加価値を付け、ピカソなどは、ものすごい付加価値を生んでいます。鉄鉱石と石炭などの原料に加工を施し、鉄を生産します。高炉建設には莫大な投下資本が必要になります。最近は半導体、工場を作り生産設備を整える世界競争ラインは、数千億円単位の資金が必要で…大手企業は兆円単位の投下資本が必要です。でも今の社会はクラウド化でプラットフォーム提供した企業は膨大な利益を手にしています。それがFAANG株です。NHK版の巨大な仕組みを想像すれば良いのでしょう。

この付加価値を得た企業は、高成長を続け時代を変えています。未来図はSFの世界です。スタートレックなどの映画や攻殻機動隊の押井監督の世界もそうなのでしょう。僕らはこのような世界を目指し、企業を育成して成長を早めるために株式投資をするのです。だからサイバーダインなども高人気株なのでしょうね。

さて…昨日気づいたのですが、5年債と30年債のスプレッドは拡大していますが、2年債と10年債のスプレッドは、依然…「逆イールド」に近い領域です。しかも…この所の経済活動の失速を受け、2年物金利は下げ始めています。過去のデータからの検証では、この2年物金利が下げると…時間はまちまちですが、株価も下がる傾向があるようなのです。

カタルはそこで一つの仮説を立てました。今回のFRBの利上げによる「期待値の剥落」が効き、一時的に、少し期待値を抑えたので、景気循環の拡大シナリオが延長されたという仮説です。事実、ジャンク債などは売却が不能になるほど…高騰しました。

丁度、短期的には2016年7月と、今の環境は同じではないかと言う仮説です。つまりここから…前回は4か月ほどかけて、10年債の金利が徐々に切り上がり、その後2か月ほどで進化論の本番を迎えるという仮説です。

つまり今年の秋以降にカタルの述べる進化論が市場で、一般化するという仮説です。このシナリオが最も現状に合致しているんじゃないかと思っています。つまり2年物金利下げは一時的で、秋には上昇するというシナリオです。この仮説をもとにして…当面は投資に臨もうと思っています。

それぞれのグラフだけを提示しておきます。果たして市場はカタルの仮説通りにこれからも動くかどうか。果たしてどうなのでしょう。実験は続きます。

会員の方は、昨日、新しい原稿をアップしましたから、お読みください。

5年と30年の国債の利回り推移など…

2年債の動きとNY株価

2年と10年債のスプレッド変化と利回り推移



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