アーカイブ:2019年4月10日

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かたる:本日の東京は雨模様で、全国区で見ると天気予想では所により雪もチラつく予想があるとか…。「三寒四温」とは良く言ったものです。日本の株式相場も似た展開です。でも米国のSP500は8連騰もしていたのですね。しかも…戻り高値圏での出来事ですよ。ようやく今度は「EUへの関税」と言う事で市場は一服しました。日本株はなかなか上がりませんが米国は違うのです。やはり国民性でしょうか? 株屋にとって米国は羨ましく感じます。

全体市況が低迷すると…仕手系株の「お出まし」です。昨日ストップ高したオンコリンスは駄目だと思いますが…本日も連続のストップ高気配です。これじゃ…商売になりません。日経報道のスルガ銀行も高く、今は45円高の562円です。カタルはユビキタスの反転を想像しサイバーダインなんかも可能性があると思っています。

一方SUMCOはもたついています。この株は信用買い残がようやく減り始めています。下値の利食い圏ですから、このように…もたついても良い場面です。初めチョロチョロ…なのでしょう。信用買い残が減る理想の形は東芝のケースでしょう。この株は、いつしか…信用取り組みが拮抗してきました。やはりこのスピードで上げ続けると利食いが進みます。

逆に大幅高すると、一気に信用買い残は膨らみます。でもZOZOのようなケースは背景が乏しいので、「ポシャる」可能性も高いのでしょう。いつしか…あの時に買おうと思っていた1700円台水準に近づいて来ました。

ZOZOのチャート

カタルは前々回だったかな? 会員向けレポートを書く時に、一度は、買おうか、どうしようか迷ったのです。その株価水準が1700円台でした。でも見送ったのは…仮に取り組みで株価が上昇しても一時的な上昇になり、また元に戻ることを考えた為です。ZOZOの判断は難しいですね。どちらに転ぶか…分かりません。

株が上がる条件と言うのは、様々なものがありますが、全てがマッチする事はなかなかありません。年末に掲げて株価が戻ってない「東邦チタン」などを観ると…よく分かります。様々な条件が全てマッチして、時間が経過するケース事はなかなかないのです。全体相場の成り立ちも影響します。全体が強い相場の時に休み…全体が休む時に活躍するパターンが仕手系株です。

ユビキタスの昨日の出来高は10万株を割れ、本日の850円前後は買い場なのかもしれません。サイバーダインも叩く理由はなく反転が期待できる株価位置です。この所、上昇していたアンリツは業績期待が高いのでしょうが…このクラスの株では、まだ乖離率が高く、仮に仕掛けても…不発でしょう。せめて75日線の上昇を待つ必要があります。

安川などは、業績が大きく落ち込まなくても…もう充分に株が上がっているので空売りを検討する株価位置なのかも知れません。業績の高望みは…期待できません。第一三共は難しいですね。一度、高値を取る可能性もあります。でもそこは絶好の売り場になりそうです。この時期に仕掛けるのは難しいのです。やはり半導体は、意見対立があり面白いですね。

でも市況が改善しないと…本格的な株価上昇は望めないのかも知れません。レーザーテック(6920)は、ずいぶん株価が上がっており、最近この動向に気付いたのですが、背景にはこのような報道があったようです。此方です。TSMCは、現在は7㎛(ミクロン)の量産ですが、既に5㎛の量産化は決定しており、3㎛も視野に入れています。その為なのでしょう。HOYA(7741)の株価なんか見ても、全然チャートは崩れていません。

面白いものですね。半導体と一口に言っても色々あります。だからSUMCOもそうです。長期契約の価格交渉を終えており、既に21年以降の交渉段階だった筈です。此方に報道されています。以前、この事をレポートでも他の記事で紹介しています。信越やSUMCOは別格との評価なのです。微細化加工をするTSMCなどの最先端企業は、良質なシリコンウェハーを求めており、この基準をクリアするのは信越とSUMCOの2社しかないと言うのが現状認識です。だから…こんな相場環境の緩む場面が「拾い場」とも言えます。

どちらを選択するかは投資家の選択次第でしょう。でも5Gの古河電工は、何故、人気にならないのでしょう。200日線を割れているのは、不自然に感じます。5Gのレポートを数多く読んだカタルは、電波の性質から…基地局を多く作らないと駄目な事を知っています。5Gの電波は弱いのです。だから膨大な光ファイバー需要が生まれます。そうしてアンテナ需要です。計測器のアンリツより優れていると思いましたが…ワイヤーハーネスなんかも手掛けていますからね。でも自動車はそんなに落ちない筈です。だから何処かで復活すると思っています。

難しいでしょう。相場は…。全体相場の影響を受け業界の動向にも精通しないと…なかなか株価の成り立ちが理解できません。カタルも素人です。証券マンはある程度、その業界を知り、あとは株価動向を比較検討して相場の成り立ちを観ないとなりません。

HOYAのチャート

カタルは、最近レーザーテックの存在に気付きましたが…この難しい時期に新高値ですよ。そうして本日、初めてHOYAのチャートを観たら、やはり半導体は復活する…との思いを新たにしています。何故なら、「市場の整合性」は、みんなその動向を支持しています。

相場と言うのは、時間の経過で、頭の中で描いた理想相場に追随する材料が「後追い」で出てくる場合、どんどん…買い増しをしなくてはなりません。米国株は一服しても良い場面です。でも下がるようには見えません。何しろ…あのアップルが200ドルを取りましたからね。下値は確か…140ドル台でした。あの難しい時期から、この大型クラスの株が戻るのです。

この辺りを考えると米国株は二番底や下落相場に突入する事は、確率的に高くないのでしょう。クリスマスショックで痛手を受け、値戻しが進んでない株を持っていると心理が弱気に傾きます。でも自分の持ち株に関係なく、相場全体を観察しないとなりません。それでは…本日はこの辺で。明日は都合がありアップが遅れるかもしれません。ご了承ください。それでは…また明日。



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