アーカイブ:2019年6月28日

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千代化の株価は再び300円割れとなり、なかなかすんなり株価が上昇しません。この背景は追加損失が焦点になっているのでしょう。ただカタルは三菱グループが総力を挙げ、時価総額を上回る支援をした現実から考えると三菱の見方を支持しています。

時価総額以上に価値があるから千代化を支援したわけです。仮にその価値がなければ、三菱商事が株主から訴えられます。三菱UFJは通常の融資業務でしょうが、商事は確実に株主にとって背信行為になります。だからお金を入れるなら、それなりの成算がなければ投資は出来ません。

商事のお金は株主の財産ですから、訴訟の対象になるのです。いい加減な投資は出来ないのです。この決断をした役員は背任行為で、三菱商事の株主から訴訟を受けます。故に厳密に計算された再建プランだとカタルは考えています。どちらにしても、追加損失の有無が決着すれば、相場はスタートするのでしょう。

最近は株主の力が強くなり、いくら経営者といえども…いい加減な行動は出来ません。この時代背景を、投資にあたり考慮すべきでしょう。やはりカタルは千代化が面白いと考えています。

昨日は敢えて…目先は高値かも知れない村田製作を100株だけ、現物で皆さんと共に買いました。何れ、スター株の座が確定しているからです。この全個体電池は、今の所は出力容量が小さいのでしょう。だから車などに応用は出来ないでしょうが、IoT時代に相応しい発明の商品でしょう。村田の技術力からすれば、様々な組み合わせが考えられ、需要は膨大に膨らむのでしょう。

問題は量産化がスムーズに進むのかどうか…。量産化はサンプル出荷と違い、歩留まりが問題になります。村田は前回メトロサークの量産化に失敗して…損失を計上しています。村田らしくない失敗でした。その為に相場にならなかった経過があります。試作と量産化では技術力の違いは格段の違いがあります。カタルは有機ELでその事を実感しています。実験段階では成功しても実際の商品になるまで、20年以上の歳月を要したのでしょう。

カタルが、今はキャノンの傘下になったトッキに投資したのは、上京して間もない頃の話です。だから30年近い時間が経過したのです。新聞で簡単に量産化と言いますが、現実はなかなか難しいものがあるのでしょう。結局、トッキは独自開発が出来ずに、キャノン傘下に入り、今ではキャノンの稼ぎ頭になっています。

このケースはカタルのさまざまな教訓として…蓄積されています。画期的な筈の技術開発が、直ぐに世の中にデビューする訳ではないのです。

半導体もそうです。エルピーダの広島工場は、今ではマイクロンの主力生産基地の一つとなり残っています。坂本さんの経営力に期待しましたが、あの時は駄目でした。せめてエルピーダぐらい…日本に残って欲しかったものです。

昨日も書きましたが…シャープの戴さんが述べた、経営力のない人間がトップに付くと…社員は不幸です。日産自動車の今後が心配されます。カタルなら内部告発はせず社内で戦い、闘争に敗れて追い出されても、その生き方を選択するだろうと思います。

でも現実の内部闘争は汚いものです。カタルは社員時代、常務から口裏合わせを求められ厭き厭きしました。あんな小さな会社でも勢力争いがあるのです。上司が嘘を強要するなど…どうかしています。だからせめてカタルの読者の現役世代の人は、真の実力を若いうちに身に付けてほしいと願っています。証券マンなら、株式手数料が月に1000万程度稼げるセールスになってください。

カタルの師匠だったKさんは歩合セールスで月間1億円越えです。社員ではないですよ。大手社員なら簡単に達成できますが、無名の歩合セールスになって月間1億の株式手数料は桁違いです。これがこの業界のトップ水準です。カタルはそれを目標にしましたが…とうとう達成できず、7000万程度が最高でした。

多くの証券マンがカタルのレポートを読んでいるでしょうが、常に自分で自分自身の技量を高め、挑戦する精神が必要なのでしょう。その気持ちがあれば…たとえ今は200万や300万程度の数字でも、いつかは達成できると思います。要するに人間は精神力でしょう。

昨日のNHKのBS1は面白かったですね。60歳台になって3回目の開墾にパラグアイを選択して、南米に開墾に出向いた伊藤さんが取り上げられていました。戦後、ブラジル移民として日本人の多くが開墾に出向きましたが…多くの人は挫折しました。最後は精神力なのでしょう。人間、諦めず、努力すれば満足する人生を送れるのでしょ。最後に死を迎えた時に、自分で自分を褒められる人生を送れ…満足感の中で死を迎えてみたいものです。

カタルはいつも真剣に投資を考えています。その為に有言実行です。評論家のいい加減な発言は責任感がありません。仮に、そう思うならアナリスト自ら…自分で、株の売り買いをすればいいのです。カタルは良く顧客にそう言われました。そんなに自信があるなら、自分で買ってみろ!と言われ、カタルはもちろん自分でも買っていますと述べます。ベンチャリは確かに失敗しましたが、自分でも最大5万株を保持していました。でもあえなく消えました。

あの時期は何をやっても駄目な時期でした。相場もそうなのです。昨日も述べましたが、この時期の相場環境で自分の成績が今年プラス圏ならマズマズの出来でしょう。通常は三菱UFJのような株価位置なのです。

素人は全体把握が出来ません。自分が保持している個別株しか見てないからです。全体相場が、どの程度の体温か? カタルが何故、売買代金2兆円割れの話を述べているか? この辺りの感覚が抜けています。千代化程度が相場にならない環境なのです。

だからそんなに相場環境が良いとは言えません。でも昔に比べれば…月とスッポンで、この程度でも、厳寒のデフレ社会を知る人間にとっては極楽相場です。上がる株があるのです。だからそんなに卑下する必要もありません。カタルは様々な理由から、間もなく本当の名目時代の相場が始まると述べています。ようやく時機到来なのでしょう。まぁ楽しみに見ていてください。

さて昨日の大引けで、持ち高を減らしていたJトラストを3000株だけ買い直しました。実際は490円で5000株の買い注文を入れましたが、買えたのは3000株だけでした。このJトラの株主総会の模様を、昨晩、聴きました。jトラストの現状が分かるビデオでした。時間の問題で4ケタに復帰するのでしょう。どの時間になるか…カタルにも分かりません。

実際のVテクも3000円から5000円の時は、何度か往来相場をして…材料が後から出てきました。無理をせず、のんびりやることをお勧めします。活況相場になるのは来年でしょう。今年、直ぐに4ケタ乗せの可能性もあり得ますが、仕掛け筋が入った場合だけでしょう。

早めにやるから、先が見えない分、空売りが入り仕手化します。千代化もそうです。時間の問題なのでしょう。先が見えないから仕手化するのです。その場合は、かなりの資金力がないとお金が続きません。だって実際に大きく改善するのは先ですからね。

株式相場で難しいのが、この時間の読みです。自分に力があるなら、ポイント(分岐点)をある程度買えば、自然に株価は上昇します。ようするに時代の流れには、どんな株も逆らえません。だから皆さんも時代の沿った選択をしましょう。でも価値観に合わない株価で買うと、いくら企業業績は伸びても株価は上がりません。

今回、選択しているT君は、2年前の今頃かな? カタルは日経産業新聞でこの会社の技術を見て…買いたいと思いました。でもその時は、既に株価は2000円近くで、いくらなんでも投資採算に合わないから、見送った経緯があります。その同じ株が、今回は1000円を大きく割れているのです。

時間の経過で、価値観が損なわれたわけではありません。むしろ、これから量産化は本格化するのです。でも株価は新安値圏です。

RPA(6572)だって、大きく伸びることは分かっていましたが、あまりに馬鹿高値で誕生しました。だから見送りました。年初にやったサイバーダインも上場当初は馬鹿人気でした。でも今の株価でもまだ高いかも知れません。

良いのは時間をかけて観察しましょう。1年、2年で、2倍になれば…それでいいのでしょう。年率30%投資を17年続ければ…100万円が1億円を超えます。投資と言うのはそんな時間の推移なのでしょう。古河電工をカタルは昨年の夏頃から下がるのを承知で買っていますが、何れ復帰すると思っています。だからブツブツ投資で投資を継続すれば大きく儲かります。1年や2年、なんと言う事はありません。

僕らは賢い投資家を目指し…真剣な投資を目指しています。自分の考え方がしっかりしていれば…株価が下がると、俄然、買いたくなります。今日はNECの株価が高いですね。 経営者が確りしているなら、良い素質を秘めています。でもNECは、長年…駄目なのです。関本さんは亡くなられましたが、日本の経営者は、みんな偽物です。現役の社長は頑張ってほしいものです。さて与太はこの辺にして…また明日。



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