アーカイブ:2019年6月17日

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相変わらずの方向感の乏しい相場付きで…たぶん、本日の売買代金も2兆円割れの水準なのでしょう。日本人らしい相場付きです。問題は外人投資家の復活です。基本的に世界的なカネ余りは続き、物色方向さえ定まれば、大きな動きになると思われます。この海外投資家の動向の1―3月分は売り越しです。しかし4月に3月分1兆5114億円の売り越し分を1兆6055億円買い戻しています。5月は再び売り越しに回り…5000億円程売っています。此方のサイトが参考になるのでしょう。

日本人の多くは、本当の実力がなく付和雷同組です。誰かに指導して貰わないと駄目なのです。兎に角、主体性がなく、「群れ」を作りたがる人種です。昼休みを観ると分かります。みんなで連れだって…昼食に出かけます。そうして誰かがオムライスなどと言うと、じゃ、俺も…と追随します。この傾向の源は、学校教育制度にあると思われます。統一された制服のイメージです。社会人になって…就職活動をしてもリクルートスーツです。

株式投資もそうです。誰かに助言を求めたがります。それも好調な時には、絶対に相談はしません。相談する時は必ず自分が困った時です。不思議です。株に売り買いがあるように、買う場合も売る場合も同じだと思うのです。自分が好調過ぎて…次の展開に迷う事はないのでしょうか?

ファーストリテイリング(9983)の週足推移

本日はETF効果もあるのでしょうが…値嵩株が高いですね。ファストリ(ユニクロ)なんか…日経平均株価の先導役に見えます。このラインは新高値水準です。つまり日経平均株価で言えば…23000円台を抜けて24000円台を目指している動きです。まもなく…全体株もファストリを追う展開になると思っています。

理由は日本の企業経営者が「ROE経営」に目覚め、株主総会もその方向性に向かっています。機関投資家の助言会社の言動に、日本の投資家は追随をするのでしょう。故に日産の動向が注目され、ここが今の時代の焦点の一つになります。

皆さんは本当に…真剣に時代の流れを感じていますか? 基本的に株価は時代の流れの後追いです。株価の行方を決めるのは、時代の流れなのでしょう。時代が、今、何を求めて動いているか? この考え方が自分のものになってないと…なかなか株式相場の先行きも読めません。

ホルムズ海峡の地図

例えば…ホルムズ海峡で日本のタンカーが被害を受けました。あの海峡は地図を観ると分かりますが、非常に狭いのです。しかも島が潜在し…追跡が困難です。故に今のようにイランと米国は水掛け論になります。その間、原油価格は昔なら大幅上昇です。資源がない日本の株価を押し下げます。

ここにロシアがLNGを5倍に増やし、アジア圏に輸出すると言います。当然、千代化にとって追い風です。本日もインドネシアで国際帝石の話が報道されています。

今の相場に、格好の話題を提供している訳で…千代化にとっては追い風環境に思えますが、誰も仕掛けないようです。時代の流れがその方向に動くと言う事は、企業業績も大きな努力をしなくても良くなるのです。

失業率の話と同じです。沢山の引き合いがあれば受注環境は好転し、採算を度外視した受注をしなくて済みます。つまり儲かる物件だけを受注すればいいのです。選別受注と言う環境が長く続く建設業界の業績は好調ですが、なかなか相場になりません。

横河ブリッジ(5911)の週足

例えば、横河ブリッジ(5911)なんか…戦後、社会基盤整備で構築された橋が続々と立て替え期を迎えています。当面、企業業績は落ちないのです。でも株価は確かに上がりましたが、500円台から1681円だから僅か3倍です。どう考えても割安だと、ずっと思っています。橋の架け替えは…落ちれば、事故に直結しますから待ったなしなのです。予算がなくてもお金を作って工事をしなくてはなりません。企業業績は見込み通り上昇していますが、株価は低迷状態です。不思議です。

一般的な建設は、オリンピック特需が消えた後の心配があるでしょうが、横河ブリッジの橋は関係ありません。面白いですね。機関投資家が買う銘柄は、幾らでもあります。でも肝心の機関投資家は…日米貿易摩擦がどうのこうの…と、言い訳けばかりをしています。横河のような銘柄が貿易戦争に関係がありますか? いくらでも切り口が存在するのに…困った人種です。偽物国家の日本らしい現象です。

社会形態が本物志向になってないのです。でも、このROE経営が定着していくと…だんだん社会も本物志向に変化していきます。千代化もJトラも、時間の問題で一段高を目指す展開なのでしょう。誰が鈴を付けるか?

カタルに資金力があれば、面白い相場環境を演出できると思っています。ある程度の時間、その株価水準で滞在をすると、出来高推移で売り物がだんだん消えて行きます。どれだけ…株価が飛ぶ前に玉を入れることが出来るかどうか。此処が勝敗の分かれ目なのでしょう。

さて本日の人気株第一位はソニーです。株価は5662円164円高です。例のスピンアウトの話で、市場は持ち上がっているようです。カタルは、何と言っていましたか? 5100円割れで底打ちを述べていましたね。5400円前後から下値は面白いと言っていました。信じない人は「今日の市況」を遡って、読み返してください。

いつも事前に…相場を解説しているのに、なかなかその動きがブームになりません。そろそろカタルレポートの信頼性が上がっても良い頃だと思っています。その辺の転がっている解説者より、ずっと正確性があると思います。

SUMCOの日足推移

時間はかかりますが、今、下値圏のSUMCO(3436)も買い場ですからね。この1200円割れ水準は下値でしょう。でも上昇は年末年始です。でもたった半年ですよ。1年定期のつもりで買っていくのも手でしょう。そのチャートを付けて置きます。この水準からブツブツ投資を心掛ければ、負ける確率はずっと低いのです。僕らは賢い投資家を目指しています。

レポートで書く以上、カタルも買うべきですが、何しろ、今のカタル君はJトラストに魅了されています。その買う枠を空けておかないとなりません。年末に向けたスタンスを、今から採用する訳に行かないので…ご容赦ください。この保ち合い場面は、買い場に見えるのです。それでは…本日はこの辺でお終いにしましょう。

前回の保ち合いは14日間でしたね。今回はもっと短い筈です。だんだん上昇スピードが加速する筈です。また明日。



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