アーカイブ:2019年6月10日

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ソニーの株価が5300円台に復帰しました。あの5100円割れの水準は、当面の下値になると思っています。エレクトロンも1500億円の自社株買いを発表しています。たぶん日経平均株価は、そんなに下げないと思っています。まさかの2万円割れはないのではないかな?

今日は、いい気になって高値を買ったかな?…と思い反省をしています。まぁ、いつもの事なのです。千代化などは寄り値が「買い気配」でした。でも結局マイナス圏に沈むのですから、いくらでも…下値を買える段階なのでしょう。カタルは商事が支援した段階で株価は500円が確定していると述べ、千代化の地相場は800円水準だと述べました。

基本的にメキシコとの移民対策などを巡る対立が片付いたとは言え、弱気相場に変わりはないのでしょう。だからカタルは「仕手材料株」の選択しかないのだろうと思っています。市場関係者のマインドが低いのは、過去30年間も失われた時代を経験してきたためです。でも自社株買いだけ見ても分かるように…この背景をよく考えないとなりません。基本構造は内部留保の多さなのです。

昨年の9月に発表された2017年度の法人企業統計で、企業の余剰金は前年度から40兆円2496億円増えて446兆4844億円になり6年間連続で過去最高を更新したと報道されていました。此方です。つまり今年も同程度、40兆円近くの積み増しが考えられます。わが国GDPは500兆円前後ですから、過剰な積み増し分です。

近年、株主の力が増しており…様々な問題が起きています。実質的にオーナー経営者と思われていた企業の社長も、交替させられています。何れも問題を抱えた会社ですが…レオパレス21やLIXILはある程度は分かります。 しかし…伊藤忠支配のデサントは韓国依存度が高いと言う経営方針に、大株主が意義を唱えたケースです。赤字ではないのです。むしろ好調な経営とも言えます。でも株主の意見が勝りました。

このような時代の流れを考えれば…経営者がノホホンと内部留保を貯めこみ、保身に動く方がおかしいと言う判断です。

カタルの意見と野村証券のアナリストの意見が割れた古河電工ですが、なかなかですよ。まもなく発売される四季報の数字を見れば分かります。更に計画追求能力なども優れています。今、この会社が取り組んでいるのは利益率の改善です。儲かっているが…売り上げに対する利益が低いので、その事業から撤退し、利益率の高い事業にシフトをしています。これですね。ROE経営が目指すのは、たとえ儲かっていても利益率の低い分野ならスピンアウトして外部企業に売却するべきなのです。

何処だったかな? カタルはもともと馬鹿ですから、記憶力が悪く…覚えていませんが米国の食品会社のスパゲティーか…調味料かな? 利益率の低い部門を、日本企業が買いましたね。それで売上高営業利益が高くなるなら、問題はないのでしょうが…売り手の米国企業はROEの観点から見て、利益率が低いから…その分野から手を引く訳です。

日立さん、あなたの改善努力は遅れています。もっと利益の追求に対し貪欲になるべきでしょう。日本企業は「雇用の維持」を第一に考えますが…利益率が低いなら、たとえ儲かっている分野でも、スピンアウトさせて外部売却を計り、その資金を儲けの大きなところに向けるべきでしょう。

IRが充実して、株主の目もだんだん肥えて来ています。だから、いい加減な経営をしていると経営者は追い出されます。もっとROEを高めないとなりません。今の段階では最低で15%程度なのでしょう。それ以下の経営者は失格です。出来るなら20%以上が求められます。10%以下の産業は、もう日本に必要ありませんね。少子高齢化なのです。

ファナックとオークマや森精機を比較すると分かります。工作機械など…もう日本が労働力を割いて、ものを作る分野なのかどうか…。その意味で、今、市場で人気になっている安川電機の努力が注目されます。ファナックのように成れるのでしょうか?

少し長くなりましたが…内部留保から、自社株買いの意味を語りました。この辺りの内容を証券マンなら、直ぐに一読しただけで理解をしないとなりません。一般の読者にとって少し難しかったかな? 要するに効率化の話です。

そうして一人あたりのGDPを上げる話を展開しました。何故、日本は26位なのでしょう。それは失われた時代の為です。馬鹿な政策ですよ。政治家が株式投資に熱心にならず、証券マンの意見を聞かないからです。

昨日、NHKで中国の現状を描いたドキメント番組を観ました。中国人の若者の姿です。豊かな生活を得られるなら、多少の言論統制などは受け入れられるのです。日本国はステージアップする時間が、もう直ぐ訪れます。優れた指導者に恵まれれば…更に飛躍できるのでしょう。26位に甘んじるようでは、駄目な社会なのです。

どうも最近の千代化の買い増しのタイミングはイマイチです。そろそろ…株価が飛ぶ時間が近づいていると思っていますが…なかなかすんなり飛びません。目先高値の4月16日の388円をクリアするまで…いくらでも下値で買えばいいのです。もう500円の株価は、決まっています。問題は、どのタイミングで、一気に飛びだすか…の問題だけです。今の株価は330-333-316-318=2259300(9:50)です。もう300円割れはないと思っていますが…下値を買える準備をして、臨んで置けば何ら問題はないのでしょう。

市場の好環境が続くなら千代化なのでしょう。もし市場動向が弱含むならチタン株やJトラストの選択になります。DeNAもマダマダ行けると思っていますが、馬鹿になる株ではないでしょう。ソニーの目先はそれほど高くないでしょうが、この株は今年後半から来年も大丈夫でしょう。そんな印象を持っています。

どの株にも言えることですが、一発で決めようとするから、失敗をするわけです。自分が貧乏人なら、貧乏人なりの投資方法があるのでしょう。最近はネットで注文を出来、分散化を図れます。ブツブツは、カタルにこう述べていました。「10万株を買わせるつもりなら、先ずは1000株を買って、毎日、買えば100回、買えるよ。」と言って、実践をしていました。だから彼は毎日100枚の注文を流せたのです。毎日です。彼の年収は、この失われた時代の低迷期でも…2000万円を割れませんでした。超えていたのです。

すごいセールスです。しかも彼の顧客は、みんな儲かっていました。野村証券の顧客などはみんな損をしています。えらい違いです。歩合セールスの鑑のような人間です。全国の証券マンは、彼に、学ばねばなりません。

まぁ、金曜日に跳ねたから、休んでも良し…なのでしょう。千代化の話です。何も慌てなくても良いのです。Jトラも500円台に入りましたが、Jトラらしくない動きを続けていますが、僕らは慌てずに…下値を、確り入れて置きましょう。その内、馬鹿がワイワイ騒ぐでしょう。もう6年間の調整波動は終わり、新しい上昇波動が始まっています。しっかり玉を入れて置きましょう。きっと年末は笑っていることでしょう。

今日はROEの与太話が入りましたが、何故、日本株はこれから上がるのか? その基本的な概念です。いくら馬鹿経営者でも、新聞くらいは読みます。だから株主還元が増えている訳です。何しろ…あの商事が自社株買いです。三菱村が動いています。地所も初の自社株買いかな? 

さて有料会員の方へ、昨日の原稿の中で間違いがありました。○○○建設ではなく○○○建物でした。似たような名前で間違っていました。いい加減なカタル君です。読者からの指摘があるまで、気付きませんでした。既に本文は訂正されています。ごめんなさい。

この程度のいい加減さだから、自分の行動には、責任を持って自分で調べて考えて行動して下さい。ご指摘、どうもありがとうございました。真剣に読んで居られるから…直ぐに気付いたのでしょう。今日のカタル君は千代化を始め…いくつかの株を買いました。

駄目は、駄目なりに…やりようがあるのでしょう。それでは、また明日。



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