アーカイブ:2019年9月17日

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サウジテロの影響を懸念しましたが…思ったより相場は強い印象です。なにしろ三菱UFJはプラスです。やはり…始まったようにも思えます。動きが鈍かった個人投資家も「リスクオン」に傾く動きになって来ました。どんな行動にもリスクはあるものです。

1984年の1月だと思いますが…此処からバブル相場は始まっています。およそ6年程度の大相場が始まりました。カタルはその当時は、ペイペイで…相場の状況が良く分かっていません。

何しろ、金利の上下が株価に影響を与えると言う基礎知識もないのです。そんな人間が、良くムードだけで株のセールスをしていたものです。それでもその当時、入社4年程度ですが、株式手数料を月間で1000万円の記録を成し遂げます。その立役者が小野薬品のクロスでした。毎日、1000株、2000株とクロスを振り続けるだけで…手数料は膨らみます。

でも当時の支店長も馬鹿なのですが、勘だけは鋭く…ストップ高する銀行株を見て…「買え!」と絶叫していた姿だけは覚えています。理屈を説明しないのです。「何かある。」…と言うだけでした。今のカタルの知識があれば…楽しい相場環境を、もっと楽しめていたはずです。

歩合外務員になった当時も…知識はゼロに近いのです。そうして1995年に証券アナリストの勉強をしますが…そんなものは何の役にも立ちません。実際に仕組みを理解し始めたのは最近です。

リーマンショックの当初、あれは1年程前ですが…最初は、たいした問題ではないと思っていたのです。でもCDSの残高を知るにつれ…信用と言う目に見えない信頼関係で持っている金融システムの崩壊に繋がるとは…。一つの綻びが、全体の仕組みを揺るがす、恐怖です。連鎖は恐いですね。

ようやく…そのリーマンの傷が癒える時間になったのです。奇妙にもバブル期で痛手を受けた邦銀は、リーマンなんて…あまり関係ないのに、その結果生じた仕組みの転換により、自己資本比率規制で大ヤラレします。

日本は「総資産経営」だったためです。効率より規模の拡大を求めてきました。故に今でも…誰かが先頭を走ると、一斉に類似商品が出てきます。採算度外視で開発します。電気釜が良い事例でしょうか? 掃除機でも良いですね。「水道哲学」と言うパナソニックの松下幸之助の考え方は成長期の高度成長時代だから成功したのでしょう。

その為に日立のような経営形態が、村論理を翳して通用していました。排他的な日本人根性は、カタルにも染みついています。カタルのマンションにもインド人の家族が生活をしていますが、やはり異質な文化と言うのは、何か目に見えない違和感を抱きます。銀座は多くの外国人に溢れている様子です。

カタル自身、早く慣れないと…駄目だと思っています。ロンドンは多様な人種が暮らしており、あの光景が日本でも、何れ一般化するのでしょう。資生堂の変化など…まだ、数えるほどの事例しか思い浮かびませんが…効率化のROE経営と言う社会は、やがて一般化するのでしょう。

この意味は、一株当たりの純資産割れの会社が消えると言う事です。論理的に見て…黒字で配当を実施している企業が、一株当たりの純資産を割れていれば…確実にTOBの対象になる筈です。 

銀行は、特にAIなどが活躍でき…激変する産業でしょう。キャッシュレス社会になり…業界が大きな変化に直面しています。データ管理の能力が一番、重要視される産業です。

だから…今はPER10倍未満の評価ですが、これは間違っています。銀行が持っている情報と言うのは、非常に価値が高いものです。日本人は情報の価値を知らないのです。しかも非常に疎い国民です。

だから太平洋戦争に簡単に負けるのでしょう。「井の中の蛙」なのです。株価の評価と言うのは…面白いものだと思います。PER10倍以下の企業が、観方を変えると…PER100倍の最高水準の評価に変わる事もあるのでしょう。

実質時代から名目時代への変化を前にして…僕らは宝の山に遭遇しているのです。 この失われた30年間と言う「時間の肥やし」が、肥沃な株式市場の土壌を作りました。あとは…大きな作物が育つのを待つだけの話です。

神主さんは、あれからどうしたのでしょう。L君は先日の高値884円を抜き本日は932円のストップ高を付けました。この株をカタルは高く評価しています。でもこれから構造改革を控えていますから、赤字転落の可能性もあります。

でも、もしこの仕組みが一般化すると…社会保険の削減に繋がり、革新的な時代革命の一助を成し遂げます。だから時代をラッセルする、時代を切り拓く会社ですから、PER100倍以上の評価になります。今の利益ではなく…本当の利益での話です。今の利益は偽物の利益ですからね。

今は、この本当の利益水準が、上場企業のラインまで届いていません。だからカタルは、これから数年間、要する可能性があると述べています。まぁ、3年も見ていれば…本当の真価は分かります。

ケネディクスなんか…2013年からですから、もう6年も待っているのに、この有様です。なにも日銀の黒田さんを批判できません。

「流動性の罠」と言う時間概念を見ると…、失われた時代に、培われた清貧思想の壁を打ち破るのは、大変なんですね。日経新聞の論調を観ていると分かります。日本の上にいる連中は、村社会のクズばかり…と言う印象です。何もスポーツの世界だけではありません。ボクシングも柔道もレスリングも体操もみんな村社会の壁があります。相撲界を見ると分かります。

ネット社会は、公正なルールなのです。だから本物が世の中に出てきます。今までは社会の片隅に埋もれていた才能が、表面化しやすい環境です。カタルもそんな本物を目指し、日々…努力している訳です。

立ち上がり相場の最初は…「チョロチョロなかパッパ」なのです。「赤子泣いても蓋取るな!」と言う格言がありますが、その様子に似ています。

株価波動のスタート時点と言うのは、少数派の論理です。だから疑心暗鬼の連中が多く…最初は可能性を感じながらも様子見なのです。そうして疑心暗鬼であるために、最初は利食いを先行させます。

故に小さな動きでウロウロする過程があります。その時に勇気を持って行動するかどうか…。始めチョロチョロしている段階で、自分は新しい潮流にいち早く気付き、行動しなくてはなりません。

実際は大きな潮流の変化が、中で起っているから「なかパッパ」なのです。少し上がると利食いをしたくなりますが…此処では、赤子が泣いても蓋を取るな…と戒めています。どんなことがあっても…初心貫徹です。この過程で買い乗せの行動を取れる人だけが、大きな果実を手に出来ます。

だから捕まるのを覚悟して…心を決めなくてはなりません。捕まっても良いのです。それが普通なのです。これまでに、どれだけ…高値を買って損をしましたか? 

だから最初から、また損の「繰り返し」だと思って、上手に立ち回ろうと思わない事です。どーせ世の中は、思ったほど良くはならないし…心配するほど悪くもなりません。だから最初から、期待感を抱かずに…ドーンと構えましょう。

何故か、今は、そんな段階に見える相場。「始めチョロチョロなかパッパ、赤子泣いても蓋取るな!」 今は、この「飯炊き相場」かな? そんな印象を持っています。

ぞれでは…また明日。



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